銭湯  陶磁  散歩  和菓子  休憩  HOMEへ戻る


葛飾柴又ロゴ


      柴又駅 京成金町線の柴又駅は出口が一箇所のこじんまりした駅だった。

      寅さん像 まるで寅さんが「おいちゃんがあんないしてやろーかぃ?」などと言ってるような銅像に、挨拶代わりに写真1枚。

日曜日の帝釈天通りは活気にあふれていた。これならとげ抜き地蔵通りにも負けていない。
ここが高木屋だ。
高木屋だんご店

なるほどあそこに見えるのが帝釈天の山門というわけか。
それにしても歩いている人はみんな、前も向かずに店先に並んだ商品に夢中。
帝釈天通り

柴又帝釈天 本堂はなかなか立派じゃないですか。
狭いながらも楽しい我が町といった感じ。(とは言うものの境内はそんなに狭くはない!)

帝釈天唐破風 この数週間、銭湯の建物ばかり見ていたためか、あまりの立派さにしばし絶句。これが銭湯なら間違いなくking of sentouだ。
人魚のげ魚みもごとなこと。

帝釈天盆栽松 あまり話題にものぼらず、ガイドブックにも書いてなさそうなのがこの盆栽風の松。山門をくぐるなり目に付く。
昔はこんなものが江戸のあちこちにあったのでは?などと思えてきた。

本堂の建物自体は決して古いものではないが、木彫りの彫刻が建物一面にちりばめられている。これは象ではなく、麒麟?ではなく、やはり象か?(追記:象鼻様の木鼻は室町時代からあるらしい) 帝釈天木彫り象

唐子風の元気な男の子と女の子の像が、今にも動き出しそうな感じ。作った人はただものではないのでは? 帝釈天唐子像

この鬼瓦の意匠は鬼そのもの。豆まきのお面のような鬼の顔。本瓦葺は新しいものだけれどもなかなか立派。 帝釈天鬼瓦

山本亭廊下 帝釈天近くにある山本亭というこのあたりの豪商のかつての屋敷跡が展示館になっている。木をふんだんに使用した和洋折衷のきれいな屋敷。

山本亭ステンドグラス 山本亭の洋間の窓にさりげなく使われているステンドグラス。窓の一部にだけ飾りガラスを配しているので、窓として機能している。こういうのは、ありそうでなさそうだ。

山本亭裏散歩道 山本亭裏の散歩道。この季節にはこの季節に合った味わいが感じられるのは、自然のなせる業か。要するに枯れているつたのつき方がいいということ。きっとあまり多くないのがいい。

矢切の渡しと書いてある。
木々の下が待合所になっていて、その奥の小さな桟橋へと続いている。
矢切の渡し標識

利用者は観光客という感じではなく、どうやらほんとうに向う岸(千葉県側)に渡りたい人のようだ。なるほど見渡すと近くに橋はない。 矢切の渡し船着場

柴又浴場 柴又浴場はこのすぐ近く。飾りっけも何にもなくていい感じ。
昼間はこんな感じでも、灯りがともると活気のある湯屋に変身するのでは?とそんな気配がしていて、夜に一度訪れたい。

柴又一丁目商店 心をこめたおつきあい、柴又一丁目商店会。むかしよく見かけた「ガラス注意」のビニールテープで作った文字書き。これには確かに優しい心がこもっていると実感。

智光湯 京成高砂駅近くで、川沿いの新しい町並みによく似合っているビル銭湯。清潔そうでかんじがいい。「漢方の薬湯」だなんて、暖簾の置き方もしゃれいて思わずそそられる。

たつの湯全景 たつの湯近景

智光湯からもほど遠くない住宅街の一角にあるのがたつの湯。
このあたりの住宅が広々としているためか、たつの湯ものびのびとしているように見えて居心地がよさそう。気持ちのいい風に吹かれて暖簾が揺れていた。
たつの湯暖簾

たつの湯

春日湯全景 春日湯近景

一転、こちらは新柴又駅前の商店街沿いのゴチャゴチャしたところに納まっている春日湯。
昔ながらの風情。古いながらも花壇をおいたりして、主の心配りが感じられる。大きめの暖簾が東京では珍しい。
春日湯暖簾

春日湯

興和浴場玄関 北総・公団線新柴又駅横にある興和浴場に着いたときには、もうすっかり夜の帳が下りていた。

興和浴場煙突 興和浴場は飾り気のない体育館のような銭湯だが、それはそれで気軽に利用できそうな気安さがあって、駅前にはマッチしている。夜景にそびえる煙突が頼もしかった。


|散歩ページトップへ戻る| ホームへ戻る |