あれからこれからそれから
 2003年10月12日(日)、札幌KRAPS HALLにて。4時半開場の予定が1時間遅れました。開演は結局6時くらいだったかな。今回のツアーメンバーは前回のチェロ四家さんとサックス古村さんに加えて新人の23歳君(名前はよく聞き取れず)がパーカッションで参加。これまでのアコースティックツアーにはなかった躍動感をプラスしてくれました。ほんとに、パーカッションひとつ入るだけでこんなに音の広がりが違ってくるんだなあ、と感心いたしました。

1 「sunrise sunset」

いきなり新曲から(ニューシングル「祈り」の2曲目)のスタートでした。歌い終わってから「こんな新曲からやるもんだから開場が遅れたりすんだよな・・・」と織田さんつぶやいてました。

2 「ふたりのシーズン」(ゾンビーズのカバー)

織田さんは「小学校の頃から好きだった」とコメントしてましたが、この曲だいぶ前に出したコンピレーション・アルバム「ROYAL STRAIGHT SOULU」で織田さん自身が多重録音でカバーしてた曲ですね。原題は"Time of the Season"です。「私的ヒストリー」の第10章でこの曲については書きました。その中で「いつか、この曲を弾き語りツアーで取り上げてもらいたい」と書いた私の願いが今回かないました。ここまでの2曲はギターで。

3 「ビートに溺れて〜Dance the night away」

ここからピアノに移動。今回、3rdアルバム「ナイト・ウェイヴ」からの曲が3曲あったのですが、まずはこのA面(死語だ・・・)2曲目。曲の前に何か想い出を語ろうとしていたみたいなのですが、「ダメだ・・・脳が働いてない・・・今日は喋らないゾ」とちょっとスネ気味で曲を始めてしまいました。全般に今回のライブはトークが少なめでしたね。この曲では23歳君(笑)のパーカッションの音が力強いビートを!私、この曲を生で聴くのは初めてですが、FMのスタジオライブでは聴いたことあります。

4 「City Lights」

私が最も好きな2ndアルバム「ニュー・モーニング」の2曲目です。これもライブでは初めて聴きました。ピアノ主体のしっとりとしたアレンジで聴かせてくれました。

5 「青春の光と影」(ジョニ・ミッチェルのカバー)

オリジナルが誰か度忘れした織田さんは「作ったの誰だ?」と古村さんに聞いてました。チューリップの「青春の影」にも触れて「影だけかよ・・・光もあるだろう・・・」とつぶやきを。

6 「君に会うために」

10枚目のアルバム「Endless Dream」の曲ですね。どうやら織田さんはこの曲がかなりお気に入りなのではと思います。ここ何回かのツアーで必ず歌ってませんか、これ?この曲の終わりで誰か客席の方で何か物を落としてカラーンって金属音を立てたんです。けっこう響いたんですよ。で、終わってから織田さんが古村さんを見てニヤリ。「怒ってないよ」古村さんは「わしじゃござんせん!」ほほえましいやり取りでした。

7 「夕凪」

9枚目のアルバム「いつかすべての閉ざされた扉が開かれる日まで」の曲。織田さんはこのアルバムについて、タイトルの長さにも言及していましたが、「1枚だけプラッツという会社から出て、さりげなーくなかったことにされているようなアルバム」(笑)と説明されてました。楽器はここから再びギターに。

8 「LOVERS」

「夕凪」とつなげて演奏されました。7枚目のアルバム「SEASON」からの曲です。

9 「Goodnight Memories」

「ナイト・ウェイヴ」ラストの曲ですね。織田さんは枯れた感じの味わいで・・・と言ってましたが、私はオリジナルバージョンより、こっちの方が好きですね。

10 「真夜中の虹」

ここからまたピアノに移動。移動しつつタップダンスのようにステップを踏んでました。「地味な曲が続いてるんで、みなさんご自由に・・・」と言いながら。でも「次も地味です」(笑)。この曲は今年の春にリリースしたシングルですが、この曲の発売後に「ミッドナイト・レインボウ」という写真集が出たとかで、「ハワイあたりには真夜中に虹が出ちゃうんですよ!」と薀蓄を披露。ご自分で「へえ〜」ってトリビア風にボタンを叩くしぐさを(笑)。古村さんも叩いてました。「ハワイじゃないんだけどな、この曲」といいながら歌に入りました。

11 「Baby Rose」

「ナイト・ウェイヴ」の1曲目ですね。ライブでは久しぶりに聞きました。23歳君のパーカッションが音頭のようなリズムでした(笑)。歌の前のMCはいきなり「何やってるの、マッチは?」というところから入りました。近藤真彦に提供した曲ですからねえ。今回は「酸いも甘いも噛み分けたバージョン」だそうです。

12 「キズナ」

3年前に出したシングルですね。このメロディ大好きです。特にMCなく始まりました。

13 「そろそろいこか」 ←タイトル間違っていました(10月15日訂正)。あおいさん、ご指摘ありがとうございます。

最新シングルからの曲。ここからまたギターに移動。織田さんいわく「久しぶりのロックンロール」。本日の体調的には「バラードばっかり特集しようか」という気分らしかったのですが、「今日はゲストも来てるのですから、場を冷やしてお迎えするわけにいかないでしょう!」と。

14 「いかした奴」

最新アルバム「T」の1曲目です。この曲もお気に入りみたいですね。前回みたいな古村さんとのコミカルな掛け合いがなかったのがちょっと残念。そういえば今回織田さんは「最新アルバムからの・・・」といういつもの自虐的なギャグを言いませんでした。今年中に出せなくなったアルバムについても触れてなかったなあ。

15 「青空」

98年のシングル。これも大好きな曲。曲の後半でギターの弦が切れまして明鏡さんにチャンジしてもらってました。

16 「いつまでも変わらぬ愛を」

織田さんにとっては名刺代わりの曲ですね。

17 「祈り」

最新シングルです。このタイトル、私の場合長渕剛の曲を思い出します。むかしギターでよく弾いたんです。それはさておき、「どうも今回はペースってものがわからないまま最後の曲になってしまいました」と織田さん。

アンコール

ここでいよいよスペシャルゲスト大黒摩季さんの登場!私、彼女を生で見るのは初めてでした。札幌出身なんですよね、大黒さん。織田さんとは以前から仲良さそうだなあ〜って織田さんの日記の文章から想像してましたが、本当に仲よさげでしたよ。すっかり和んでましたね。二人のトークはかなり面白かったです。ステージで二人が共演するのは今回初めてということでした。

18 「憂鬱は眠らない」

93年のシングル。すごいカッコイイ曲なのになぜかあまり売れませんでしたねえ。当時あんまり話題にもなってなかったような気がします。織田さんのライブで聴いたことはありますが、大黒さんとデュエットと聴けて大感激です!大黒さんも歌がめっちゃうまいですねえ。それにあの声量!

19 「チョット」

これは織田さんが大黒さんに書いた曲ですね。「DA・KA・RA」の次に出したシングルでした。織田さん自身も「SONGS」でセルフカバーしてますね。大黒さん、惚れ惚れするほどいい声でした。織田さんはここまでギター。

20 「When a man loves a woman」(洋楽のカバー)

これってオリジナルは誰なんですかね?いろんな人歌ってますけど。1コーラス目を織田さん、2コーラス目を大黒さんが歌いました。織田さんはピアノに移動して歌いました。そして、この曲で大黒さんは終了。織田さんは「帰りそびれた」と言いつつ次の曲を。

21 「Bomber Girl」

これっていつか近藤房之助さんと共演が実現しないもんですかね?

アンコール2

22 「Lonely Boys, Lonely Girls」

アルバム「LIFE」に入っている曲ですね。シングル「朝がくるまで」のカップリングでも再録音してます。アンコールでは定番ですね。

・・・ということで、今回は全22曲、2時間半のライブでした。ここ最近のライブが3時間以上の内容だったので、やけに短く感じましたが、冷静に考えれば十分長いのでしょうね。でもまあ、やっぱりツアー2日目ですから、まだ織田さん自身の調子が、エンジンかかりきってない感じだったかもしれません。トークがかなり少なめでしたし。ツアー最終日にはどんな展開になっているのか、11月の福岡のライブレポート、楽しみにしております。そうそう、マネージャーの武藤さん、今回はおしゃれな帽子をかぶってましたねえ。Tシャツ(パーカー?)にはアディダスっぽいマークの下に「sadist」の文字が・・・(笑)。


MUSICへ   TOPへ