2010.01.09 城山 家族で登る(妻、娘、vision) 蔵内〜城山山頂〜蔵内 距離約4.5km 累積標高差300m 時間約3時間(登り:1時間20分、下り:60分) |
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最近は、なかなか家族とゆっくり過ごせる時間がない。 山の方も家族と登ることはほとんどなくなった。 さて、3連休の初日、今日だけ私は一日空いている。 久しぶりに白嶽から有明山まで縦走するぞと意気込んだ昨日。 しかし、ここ数日の寝不足がたたり、朝、目が覚めると8時! 山の準備もしていない。げっ、もう縦走は無理だ。 さあ、白嶽?有明山? う〜ん。モチベーションが下がる。 こんなとき、被害をこうむるのは家族だ。 息子に一応声をかける。 「お〜い。久しぶりに山でもいかんかあ〜」 「あっ、俺、実力テストの勉強があるから・・・」 むげもない。 続いて妻に声をかける。 「もし、ひまやったら、また山でもどう?」 「私、今日中に仕上げないといけないことがあるけど、父さんが後で手伝ってくれるなら行けるけど・・・」 うっ、条件付きだ。 たぶん、無理だろうが娘にも。 「たまには、山もいいよお。」 「私、城山なら行ってみたい!!」 予期すらせぬ、弾んだ声。それなら城山で結構結構。結局、妻も条件つきで行くという。息子は熟慮の末、自宅待機となった。 久しぶりの城山である。 天気は最高。冬晴れで気温は低いが、陽が当たれば体感温度はぐっと上がる。 登山道からきらきらとした木漏れ日の道を歩きながら、娘は久しぶりの山歩きを楽しんでいる。 子どもは年を追うごとに興味の対象が違ってくるのでおもしろい。 今日は、樹木の様子や植物の姿、山並み、海、海岸線の景色など、 いろいろな視点で山を楽しんでいる。 デジカメで写真を撮りたいようで、何度もシャッターを切っていた。 登りはずっと、気持ちいいなあを連発して上機嫌の娘である。 一方、妻はと言うと、ひたすら城山の石塁(飛鳥時代の667年に防衛のために作られた)に関心を寄せている。 なぜ、この地にこれほどの石塁を積む必要があったのか? この城には誰が住んでいたのか? もっともな疑問がどんどん湧いてきているようだ。 ちなみにこの城山、1982年(昭和57)年に長崎県で最初の国指定特別史跡に指定されていた。 (長崎県の国指定特別史跡は、他に原の辻遺跡のみである。) 私はというと、家族で歩けることがただただ楽しいのである。 二人の笑顔がまたいいのだ。 先日、家族で映画「剱岳、点の記」をDVDで見た。 それ以来、娘は三角点に興味津々である。 剱岳は当初、登頂の困難さから、三角点標石を上げることができず、 標石なしの四等三角点であった。 その後、2004年になって、ヘリコプターで標石が運ばれ、 現在剱岳は三等三角点が設置されている。 この城山は標石がある四等三角点である。 山頂で四等三角点を確認し、砲台跡に移動して昼食とする。 先日の英彦山でhirokoさんにいただいたコーンスープがとてもおいしかったので、 今回準備して、家族にすすめてみると、とても好評だった。 私の冬の定番となりそうだ。 下り道でも、娘は上機嫌。 家族が楽しんで登ってくれると、山は一段と楽しくなる。 家族のための思い荷物をしょって歩くのもなんのそのである。 娘には「山はいいねえ。」という気持ちと、 「いつか、お父さんとお砂糖のお山に登ろうねえ。」 という約束を、意識の中に何度も何度も呪文のようにすりこんでおいた。(笑) ▲▲お砂糖のお山とは??▲▲ さてさて、また明日から忙しくなるぞお。 今日は、家族と登れ、心もほかほかとした冬晴れの一日だった。 |
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