2008.11.01(土) 白嶽〜有明山

洲藻登山口〜白嶽西岩峰〜鳥居分岐〜上見坂登山口〜〜佐須峠〜有明山〜厳原八幡神社

距離約16km 累積標高差1200m 荷15kg 時間約7時間半
 
 コース、時間等のくわしいレポは以前のものを → こちら(2007/11/24)白嶽〜有明山
 

  佐須峠を越えたあたりの落ち葉のじゅうたん 
 
  
秋色が少しずつ山に見え始めた。
今日は、半年ぶりに白嶽から有明山まで縦走することにした。

朝の光を浴びながら、白嶽西岩峰へ。
涼しい風がちょうど心地よい。
遠くに霞んで見える今日の行き先の有明山方面を確認して、
西岩峰を後にする。

白嶽の鳥居に下りるまでに7人の人に会った。
なんと全て日本人だ。
地元の人と、福岡から来たという方々だ。

上見坂までの縦走路は、最近はあまり歩かれていないのか、
ちょっと荒れ気味であった。
登山道は歩く人が少なければ荒れるし、多ければまた荒れる。
ほどよい人数で維持していくというのも難しいもので、
やはり人為的な手を入れる必要を感じながら歩いた。

久しぶりに歩く道は、新鮮で心地よい。
鬱蒼とした植林帯もまた味わい深い。

上見坂の登山口を後にして、有明山へ向かう。
途中佐須峠を越えると、落ち葉が敷き詰められた幻想的な道を歩くことになる。
美しく均等に振りまいたような落ち葉の様である。
ざっ、ざっと音も楽しみながら登っていった。

さあ、有明山について、今日はカップラーメンでも食べようかと思っていたが、
着いてみると、驚く数の韓国人登山者に絶句。
その数60人くらいか。
 

 
山頂をさけた場所で、しずしずとおにぎりだけほおばった。

60人がどやどやとしている横を抜けて下山路に向かうと、
一人の登山者も下山し始めていた。
韓国の人に話しかけられて、おや日本語でしゃべっているぞ。

「すみません。失礼ですが、日本・・・人ですか?」
およそ、日本国内には似つかわしくない質問をおそるおそるする。
「はい、そうですよ。(笑)」

大阪から一人で旅行に来られている方だった。
穏やかな顔立ちや話し方からは想像できないが、
フルマラソンをこなし、トレイルランもされているということだった。

対馬の話やトレイルランの話、山の話などをさせて
いただきながら、一緒に下山した。

人と話しながら山を歩くのは、はてはて1年ぶりであり、楽しい時間を過ごさせていただいた。
明日は白嶽方面に行くとのことで、あの眺めを楽しんでくれるといいなあと思った。

久しぶりの7時間を越える山歩き。
このくらいの歩きごたえは、体の中の毒素を出してくれる気がする。
そんなに山を歩くと疲れてしまいそうだが、確実に体に力がみなぎってくるから不思議である。



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