祖母山(そぼさん)尾平〜黒金尾根〜祖母山〜宮原〜尾平 　　 　一人で登る 　　２００６．１０．２１

場所	大分県緒方町	←地形図はここをクリック
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標高

祖母山　１７５６m

歩く標高差

.累積１２００m

歩行距離

約１０Km

所要時間

大人 約７時間半

尾平駐車場〜１０分〜黒金尾根・宮原分岐〜１２０分〜天狗ノ岩屋〜１５分〜天狗ノ分れ〜１０分〜天狗岩〜７５分〜祖母山〜１０分〜九合目小屋〜５５分〜宮原〜６５分〜林道・自然道分岐〜４０分〜黒金尾根・宮原分岐〜１０分〜尾平駐車場

駐車場	尾平登山口に２０台ほど駐車可。駐車料金５００円をボックスに入れる。下山時，ワイパーに駐車料金を入れる茶封筒が挟んであった。 　車の場合，高千穂から尾平駐車場まで約５０分。道は狭い。竹田からは約１時間。道は高千穂側より走りやすい。帰りに通ってみて，今度来るときは，九重ＩＣから竹田経由で来ようと思っている。

データ

山登りを始めて，４年目。ずっと憧れていた祖母山に向かうことになった。 　祖母山は山登りを始めてから私にとっては特別な山であり，挑戦するにはそれなりの鍛錬をして初めて行ってよしと自分に許せる部分もあった。初めて行くなら，尾平からの巡回コースとも決めていた。 　幸い，今年の秋は晴れ続き。時間を作って毎週１０ｋｍほど歩くことができた。少し体力もついたかな。よし，祖母山に行こう。自分の中で，やっと祖母山に向かうことを許してもいいかなと思えてきた。 　が〜〜！！　そんな気負いが大失敗・・・・！！　興味がある人はどうぞ→ここ 　要するに，御船ＩＣから下りて，清和〜高千穂までは午前７時まではコンビニが空いていません。(矢部町には１件あった。買うならそこで。北方のコンビニは午前６時に開く) 高速に乗る前に買っておいた方が無難です。いい勉強になった。 　尾平登山口に着くのが予定よりも２時間も遅くなった。もしかして紅葉の季節。駐車場は満杯かもと思う。でも着いてみる４台のみ。駐車料金の５００円をボックスに入れ，スタートする。天気は晴れの予報なのだが，祖母山方面は雲が見え隠れしている。尾平から時折姿を見せる祖母の姿は圧巻だ。あの山に向かうのかと考えると気も引き締まる思いがする。 　スタートして１０分ほどで，黒金尾根と宮原の分岐となる吊り橋を通る。黒金尾根には吊り橋の下を通り，宮原は吊り橋を渡ることとなるが，表示がきちんとされているので，よく確認して行くとよい。ここからはしばらくいくつかの吊り橋を渡りながら，川上渓谷の景色を楽しむ道となる。川上渓谷を過ぎると，黒金尾根の取り付きに着く。木の根につかまりながらの道を進む。長い急登であるが，時折ゆるやかな道もあり，眺めや植生を楽しみながらゆっくり登るといいだろう。雨の下りでは滑りやすそうな道なので，初めての場合は登りに使う方が正解のようだ。 　標高差１００ｍごとに表示があり，自分の行程がよくわかる。１２００ｍを過ぎると紅葉している木々も目立ち始めた。標高１４００ｍ過ぎに水場と天狗ノ岩屋がある。それから１５分ほど登ると，稜線に出る。天狗ノ分れだ。残念ながら，ガスがかかり，眺望は望めない。眺望はないが天狗岩まで足を運ぶ。最後までと思ったが，単独，ガス，風を考慮し，やめた。ほんとはびびった。(笑) 　天狗ノ分れに戻り，祖母山頂へ。ガスの中でうっすらと浮かぶ景色は祖母のダイナミックさを感じさせてくれる。祖母山頂まではいくつかの展望所がある。今日はガスの中なのでのきなみパス。途中，笹の横で大きな動物が走り出した。思い切りびびったが，たぶん鹿だろう。遠くからはずっと鹿の声が響いていた。さすが祖母山。この山ならクマもいるかもと思わせてしまう。 　山頂直下ははしごやロープの岩場を進む。ガスっていて高度感はいまいちない。ほどなく山頂に着く。山頂にはたんさん方が休憩をしておられた。みんな眺めがないのを惜しがっていた。昼食をと思うが，どうも食欲がない。寝不足の影響がこの辺で出る。おにぎり１個だけ食べた。 　山頂を後にして，九合目小屋に立ち寄る。立ち寄った際は，私一人だけだった。管理人さんは，今日は日帰りの人は少ないようだとおっしゃっていた。１００円を払って，トイレを借りる。九合目小屋から宮原に向かう。 　このころになってやっと，ガスがとれてきた。紅葉の木々を楽しみながら，馬ノ背，前ノ背を進む。今日初めての眺望に，祖母の懐の深さを感じ入った。宮原を経て，２時間弱の下り道。木々と祖母の風を感じながら，歩いた。登りごたえがあるさすがの祖母山だった。 　眺めは十分楽しめなかったが，またリベンジして眺めを楽しむ機会をもらえたと感謝しておこう。

　
　

尾平から見る憧れの祖母連山。 ガスがかかっているが，その眺めは雄大だ。