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LB8:「一行文字数換算式」 

 一行文字数換算式

  IPtalkでは、表示される文字の大きさを変更出来ますが、意外と、フォントや、サイズを
 しっかり把握して決めている方はそれほど多くないと思います。現場において、
  「○文字表示にしよう!」と言う場合、何度もテスト表示し、フォントサイズを調整する
 方が多いようです。
  また、画面サイズ(VGA、SVGA)によって、設定が異なるため、すぐに設定することが
 できません。

  このほか、フォントを変えてしまうと大きさが変化し、同じフォントサイズであるのに、
 表示された文字数が変わってしまうなどの問題を経験されていると思います。
  これらは、フォントの文字幅が、種類によって異なったり、文字の種類によって異なる
 為です。
  下図のように、”I”や、”「」”などは、ゴシックに比べ、P(プロプーショナル)ゴシックだと
 文字幅が狭くなります。

     フォントの違い


  では、実際に、MSゴシックを使った1行の文字数の換算してみましよう。
  XGA(1024×768)の画面を持ったパソコンで、最大画面で何文字表示されるかを
 確認してみます。
  IPtalkを、最大化して文字を入力してみましょう。

  フォントは、MSゴシック サイズは48で表示しました。

   IPtalkの画面

  すると、15文字表示が出来たました。
  ドット計算すると、1024÷48=21.33 となります。
  文字との関係は、1024÷15=68.26 
  
  もし、フォントサイズ=ドットサイズでしたら、1024÷15の答えは、48になるのですが、
 異なります。その関係は比例していますので、 文字サイズの関係は、
 48÷68.26=0.70 となります。

    このことから、MSゴシックにおける補正係数は、0.70となります。
   ここでは、この数字をフォント係数としておきます。

   そして、次の公式が成り立ちます。
    画面サイズ(幅)÷(文字サイズ÷フォント係数)=文字桁数
  ゆえに
    画面サイズ(幅)×フォント係数÷文字桁数=文字サイズ

   例: SVGA(800*600)の画面に20文字表示したい。
       800 × 0.7 ÷ 20 = 28 ・・・・ 文字サイズを 28 にする。


  ・・・・・・
  Pゴシック等、プロポーショナルフォントについては、1文字の幅が等倍ではないので、
 全角かな漢字文字で換算すると、おおよその目安となります。
  かな漢字混じり文字でしたら、この換算方法で算出出来ます。

  最後に、どうしてもよくわかんない。と言う方は、こちらを参照にするか、下の表から
 導き出してください。

MSゴシック ポイント数
文字数 SXGA
1280x1024
XGA
1024x768
SVGA
800x600
5 179 143 112
6 149 119 93
7 128 102 80
8 112 90 70
9 100 80 62
10 90 72 56
11 81 65 51
12 75 60 47
13 69 55 43
14 64 51 40
15 60 48 37
16 56 45 35
17 53 42 33
18 50 40 31
19 47 38 29
20 45 36 28
21 43 34 27
22 41 33 25
23 39 31 24
24 37 30 23
25 36 29 22
26 34 28 22
27 33 27 21
28 32 26 20
29 31 25 19
30 30 24 19

    文字数、ポイント換算表

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