天王岩

2007年10月7日
天気:晴れ
参加者:(わたぐも)T内さん、自分

(1)ふるさとの岩場(行く前):30代になるまで過ごしたあきる野市に「天王岩」という岩場があるのは知っていた、日本100岩場を見ると、「初中級者に人気がある」とある。自分くらいの技術でもなんとかなるかと思って行きました。スケールもそれなりにあり、自分くらいのレベルの人も楽しめるし、アプローチは便利だし、メジャーにはなりきれないが、「ふるさとの岩場」としては、良い岩場だと思います。
(2)最近の自分(行く前):最近、週に1−3回室内壁に通ってボルダリングをしている。室内壁のボルダリングだったら、ようやく初級を超えたかもしれない、と思う。しかし、それとは別にロープを使ったルートはここ1年やっていない、もちろんリードも、そしてクライミングで外岩はここ1年やっていない。

天王岩

(3)「考えてみれば畢竟だ」(行った後):行けて良かったが、室内壁のボルダリングで、外岩のリードができる程、自分は器用でないし、度胸もなかったということ。今と同じことをやっていたら、再びできなくても当たり前。それが確認できただけでも、行った価値はあるかもしれない。やるしかない、やるしかないのだろう。

9:07 武蔵五日市駅着
9:26 武蔵五日市駅発(バス停)→9:50 曽利根橋(バス停)着
9:55 天王岩
 「天王岩」でクライミングができるのは天王岩と、その「下の岩場」です。天王岩は10a以上がほとんどなのに対し、「下の岩場」は10a以下がほとんどです。外岩は久しぶりだったので、「下の岩場」からまず始めました。
10:20 「下の岩場」でクライミング開始

「下の岩場」、左側部分 「下の岩場}、左側を除く

 「下の岩場」の5.7でウォーミングアップしようと思いましたが、そのルートは支点が上まで行かないとなく、代わりにやったのが隣の春雷5.9、久しぶりの外岩ロープ、自分にとってきつすぎ、ガバ系ホールドがなく、微妙にかぶっていて、ほとんど登れず敗退。基本的に今の自分は外岩だと、スラブかガバでなければだめなのかもしれない。室内壁で傾斜のある壁をだいぶ登ってきたが、今回それが全然活かせなかったと思う。室内壁を外岩で活かせるようになるには、自分のような小心者は外岩でのトレーニングしかないだろう。

右で登っている(別人)のが春雷、黄矢印:鼠小僧(5.8)、赤矢印:フタリシズカ(5.8)

 その後は、春雷を登るT内さんをビレイ、ビレイの方は特に問題なし。T内さんが、春雷からロープを左へと伸ばしていただいたので、トップロープでフタリシズカ(5.8)、ホウセンカ(5.8)、鼠小僧(5.8)ができるようになる。トップロープでフタリシズカを挑戦したら、自分特に問題もなくできました。一安心、5.8でも登れたことにとりあえずホッとする、一つも登れないようではいくらなんでもお話にならない。
 その後、ノーリー(5.10b/c)をするT内さんをビレイし(ずっと上を見上げていると首が痛くなります)、午前中の最後に鼠小僧(5.8)を(またもやトップロープで)登りました。フタリシズカよりも傾斜はきつかったですがガバがあり、なんとかかんとか登れました。
13:05 昼食・休憩
13:40 クライミング再開
 先ほど、トップロープで登れたフタリシズカ(5.8)をリードで登ります。テンションをかけてもらうことなく無事登り切りましたが、リードはトップロープよりも難しいし、緊張する。トップロープでは難なく登れたルートが、リードではかろうじて登れたという感じです、全精神使い切りました。久しぶりのクライミングですが、リードで1本登れてこれまた一安心です。

天王岩・クラックジョイ(5.9)(登っているのは別の人)

 その後、混んでいた天王岩に空きが出たそうなので、「下の岩場」から天王岩へ、人気のあるというクラックジョイ(5.9)をトップロープで登りました。フタリシズカで、全精神を使い切っていたので、詳しいことはわかりませんが、途中までは単なるガバの連続で、その後はクラックで、レイバックで登れます。基本的にガバのレイバックですが、レイバックは慣れていません、怖いです。その他、自分は、ジャミングができないのでそちらの方はわかりません。3−4回テンションをしたでしょうか? なんとか上までたどり着けました。全精神×2になり、その後しばらく灰のようになっていました(笑)。
15:50 クライミング終了
16:05 曽利根橋着
16:12 曽利根橋発→16:40 武蔵五日市駅着

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