木曽御嶽山(2003年8月13日ー14日)

久しぶりの3000m峰(3067m・日本14位)です

 今回のハプニング
 田ノ原で昼食をとった時、ちょっとあせったのかポリタン(水筒)のふたがきちっと閉めるのを忘れてしまった。出発して40分くらいたった頃、お尻の辺が妙に冷たくなった。「ガスっているとお尻に水がたまるのかな」とわけのわからないことを考えてそのままにしてしまい、最初の休憩場所である八合目でようやくその事実に気づいた。防寒具やシュラフ、替え着はきちんと防水しておいたから良かったもののカッパの上はずぶぬれだった。今回の山行きは歩く時間が少ないため、小屋で乾かせたから良かったものの…

8月13日 天気晴れ
7:00 新宿駅発 →9:28 塩尻駅着
           10:01 塩尻駅発→10:28 木曽福島駅着
                       10:40 木曽福島駅発(バス)→12:04 田ノ原


             この日通ったルート(トラックログ)

12:30 田ノ原出発
 登山靴で来ているような人はあまりおらず、たいていの人が運動靴に30リットル位のザックの、日帰り装備といった感じです。あと家族連れが多い。信仰関係の白装束で着ている人もちらほらいた。
 田ノ原からの御嶽山はとても雄大だ、これからこの山を登ると考えるとわくわくする。

        田ノ原から見た御嶽山
13:20 八合目
 この頃少しガスが出てくるが、それほど大規模なものでなく、じきになくなってしまった。八合目の避難小屋は人が5人座れるくらいの広さである。登り始めはそうでもなかったがこのあたりから急登が始まる。たまに、今日泊まるであろう、王滝頂上山荘が見える。眺めは確かに悪くないが、見えるはずの北アルプスや中央アルプスが、雲に隠れて見えない。
14:20 王滝頂上山荘着
 今回この頂上山荘に宿泊する。明日の天気が悪そうなので、宿泊の荷物をここに置き、サブザックでピストンすることにする。宿泊料金は8400円である(一泊2食付、最初は素泊まりにしたかったがこれしか選択の余地はないようだ)。個人部屋をあてがわれて中に入ると、小さなお菓子とお茶セット(急須、魔法瓶)があり、山小屋でなく、民宿に来たような錯覚を覚える。掛け軸のようなのもあったと思う。
14:34 王滝頂上山荘出発 →14:48 奥の院
 奥の院と書かれた石碑が2つありました。両者200mくらい離れていたと思います。地図の位置からすると、写真の右側のほうが正式な奥の院です。


15:17 剣ヶ峰
 剣ヶ峰への登りは地図から見るとそれほど急に見えないのだが、それまでの道が細かに右へ行ったり左へ行ったりして高度をかせいでいたのに対し、ここは真っすぐわき目もふらず山頂へ向かう。山頂は案外人が少なかった、ピーク時を過ぎていたかもしれない。


        御嶽山山頂(剣ヶ峰)                       二ノ池

 山頂近くには、二ノ池があり、池の青い色がとても印象的でした。また、二ノ池の隣にはまだ雪が残っていました。
 宗教関係の山だけあって、不思議な形をしたオブジェ?やお地蔵様がいました。この日は天気が良かったから、そんなことはありませんでしたが、翌日のように視界が悪いと、人かと思って近づくとお地蔵様というのが何回かありました。


16:00 王滝頂上山荘に戻る

8月14日
天気雨

5:10 起床
6:05 小屋出発→6:27 覚明堂→7:05 女人堂→8:20 中の湯(バス停)

最後に:御嶽山の全般的な印象
 植物相は富士山よりましだが、基本的には富士山の弟分という感じである。植物相については、来た時期が悪いせいもあるし、自分の通ったルートが悪いということもあるが、山頂付近のオンタデの群落を見ると富士山を思い出してしまう。富士山の弟分というのは、標高が富士山よりも低いこと、登山者の質がどことなく富士山に似ていること、信仰のある歴史の古い山であることなどからこういう気がしてならない。

10:10 中の湯発(バス料金:1520円)→11:05 木曽福島駅 →15:36 新宿駅

  たまたま見た植物

            イワギキョウ               セリバシオガマ?、タカネシオガマ?

戻る