三ツ峠山 岩登り講習(山岳ガイドグループ・イエティ)7月31日ー8月1日

(初心者コース) ガイド:M夫妻、講習生M夫妻、T田T

7月31日
天気:曇りのち雨

7:03 高尾駅発→7:51 大月駅発→8:40 河口湖駅 着
                       9:10        発(ガイドさんの車で行く)
9:45 三ツ峠登山口着
 駐車場はまあまあ大きいですが、この一帯は最近車上荒らしが多いそうで、参加者の中の一台が講習を終えて戻ってきた時車上荒らしにやられていました。
10:20 三ツ峠登山口発
 点々とですが、結構植物が咲き乱れています。

       フクシマシャジン?                        シモツケソウ

11:35 山小屋「四季楽園」
 小屋の中でロープ講習
 8の字結びのコツ:腕の長さぐらいのところで、8の字結びの、結び目を作っておくと、きれいにハーネスに装着できます。8の字結びを作った時にできる末端の長さは握りこぶしくらいがちょうど良く、それ以上になる時は末端処理が必要だそうです。
 つづいて、インクノットです。わっかを二つ作ってやる方式と、カラビナにザイルがかけてある状態で、片手でインクノットをつける二つの方式を教わりました。
 インクノットと、8の字結びは何度もしたことがあったのですが、ダブルフィシャーマンは形しか知らず、覚えるのに苦労しました。
 本当なら、この日も岩場に向かう予定でしたが、雨が降ってきたのこと、岩場に向かわず、さらに室内で講習です。


          泊まった小屋
12:35−13:30頃 昼食
 小屋の中でロープ講習・テープ結び、ブーリン結び、懸垂下降(部屋の中でシュミレーション)
 シュリンゲの邪魔にならない携行の仕方:まず、首から肩にシュリンゲを一本かけます。そのシュリンゲに、自分の持っているシュリンゲをカウ・ヒッチでかけます。こうすれば、ザックをしょいながら、簡単にシュリンゲが取り出せます。
16:00 講習終了

8月1日
天気:曇り時々晴れ

7:25 小屋出発
 気温は長袖一枚で自分(半そでの人が多かった)はちょうど良かったです。岩場まで、ザイルをしょっていきます。
7:40 岩場(屏風岩・中央フェイス・直登カンテ付近)
7:55 講習開始
 懸垂下降、トップロープ、クライミングダウン1回ずつ
 中央フェイスの第一バンドの下(中央フェイス下部)で、岩登りの練習をしました。


 登るほうは、難なくこなせたと記憶しています。第一バンドは、非常に安定した幅75センチ程度の棚で、直径2センチ程度の太さの堅固な、牛につけるわっかをさらに太くしたような、支点がありました。支点が、太すぎて、小さなカラビナでは入らないくらいです。第一バンドは、足場がしっかりしていて、待っている時でも非常に落ち着けます。その後、懸垂下降をしました。
 懸垂下降ですが、安全を考えて、トップロープで2重にして下降するという形をとります。自分もトップロープで支えていると、大きな気持ちで懸垂下降できます。ガイドさんから、懸垂下降をするときは、体の軸を少し回転させ、下だけを見るのでなく上も下も見える形で下降したほうが良いことを教わりました。

         体の軸を回転
 次に、先ほどよりもう少し難しいレベルのルートを登りました。初めて、クラックと言うものを経験しました。今度は第一バンドより下にある支点までです。そこからトップロープで下ります。これまで、自分はトップロープで下りる際に、ロープを握っていましたが、それは何かあったときに良くないという事で、手を広げて安定した形で下りるよう言われました。
 続いて、一番最初に登ったルートで、今度は下りる時、ザイルをつけた状態で3点支持で下ります(クライムダウン)。登る時はある程度、自分の進むべきルートが見えるのですが、3点支持で下る時はさっぱりです。実際、クライムダウンをしてみて、「ああ、トップロープもしくは懸垂下降で下りるというのはなんて的確で簡単な方法なのだろう」と思います。クライムダウンの時は、ルートが自分の中で見えなくなった時はしゃがんで、目線を低くして、ルートを探すこと、手の位置をあまり高いところに置かないこと、などを教わりました。

 
 確保の方法も教わってきました。確保の際は、エイト管ではダメで、ATCを使うようにと言われました。確保で、ザイルをたぐり寄せる際、「親指が遊んでいて、4本の指だけで動作をしている、親指もきちんと握らないと」「下降の時の確保は、たぐり寄せる形でなく、下降者のスピードに任せて、ATCを支点にしてザイルが90度の角度で曲がるような角度で流すようにし、危険な時はザイルが180度の角度になるような形で制動をかける」、実物がないとうまく説明できないですが、そういうことを教わってきました。
11:00-11:40頃 休憩・昼食
 トップロープ2回、登山靴で岩場を登る、さらに荷物をしょって登山靴で岩場を登る

     岩場を登る講習生さん                     中央フェイスのにぎわい

 次に、クライミングシューズでなく、登山靴で岩場を登るということをしました。自分がまだクライミングシューズという物を使いこなせていないせいか、登山靴でも違和感なく登れました。荷物をしょってということもしましたが、それほど大きな違いはなかったです。
14:50 講習終了
15:00 岩場出発
 初めて、アブミで登っている人を見ました。

              屏風岩
15:15 山小屋 四季楽園着
15:25 四季楽園発
 この頃はもう、先ほどの疲れが取れて下山路はスイスイでした。
16:00 三ツ峠登山口着
16:25 三ツ峠登山口着発→17:10 河口湖駅

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