黒姫山ツアー講習(主催:黒姫テレマークスクール)

参加人数:14名

 今回は、最近、ゲレンデで講習を受けている黒姫テレマークスクール主催のツアーに参加してきました。ゲレンデ講習とツアーを同じにしたほうが、教わることもダブらないと思ったので。
 ゲレンデ講習で一緒に受講した人とも、またツアーで一緒になりました。



2月5日
17:20 新宿発→17:55 大宮着
           18:14 大宮発→19:32 長野着
                      20:14 長野発→20:45 古間駅着→20:55 ペンション着

2月6日
天気:曇り時々晴れ
7:30 朝食
 この時間に朝食というのは、木風舎だけでなく、山岳会でもない限り、どこでもそうなのだろうか。確かに、このペンションに泊まる人は、山に登る人だけではないのだが…
8:45 ペンション発
9:15 黒姫スノーパーク着
 その前に予定された池の平ツアーが、人数が定員(3名)を超えなかったため中止になったと聞いていたので、参加人数は4−5名かな? と思っていたら14名も集まっていました。女性のほうが割合多かったです。それに対して、ガイドは一人、ツアー料金が7000円と安いわけです。日帰りだし、行程は短いし、しかし、14人集まったらもう一人くらいつけるべきでしょう、たとえ雑用係としても。

10:00 出発
 いくらゲレンデで滑っても、やはりゲレンデの外に出るのは違ったものがあり、シーズン初めは緊張します。


ゲレンデから林内に入る前に(一番左がガイドさん)           いざ、林内へ

 ちょっと余力のあるルートだったので、一人自分で(ガイドさんの脇を)ラッセルしました。他の人ですか? 自分以外にもたまにラッセルしようとする男性が一人いました。その人も1/4くらいはラッセルしたかもしれません。後の人は、ま、こんなのは物好きの世界ですけど、途中でガイドさんが敢えてラッセルの経験をさせる(3−4分ラッセルして次の人に交代)以外は、ラッセルしていないようでした。しかし、ラッセルできる体力があれば、ヒザ下程度の雪ならこんなに面白いことはない。それに、こうでもしないと景色を見ないのです、ラッセルしないで前の人の後についていくだけだと、せっかく山の中に入ったのに見た景色は自分の前にいる人の後姿だけだった、という話をよく聞きます。ラッセルすれば、「あ、動物の足跡」とか、この植物は何だろうとか、いろんなことにいやがうえでも目に行きます。自分もヒザの上だとずっとはいやですが、これくらいならむしろ楽しいし、トレーニングになります。

10:40 御鹿池

   御鹿池(農業用のため池だそうです)

 ガイドさんはけっこういろんなことを教えてくれた、生えている木の話とか(例:においのする木クロモジ、ヒノキとサワラの見分け方とか)、動物のこと(キツネの足跡、ウサギの足跡)、スキー技術のこと(ラッセルするときは、足をただ単に上げるのでなく、隣の足に近づけるようにして上げたほうが上げやすい。転んだときなど、下手にストックを突き刺して起き上がろうとするよりは、ストックをX字状に重ね表面積をとったほうが起き上がりやすい。また、林の中を滑るときは、ストックの輪に手を入れず、ただ握るだけのほうが木にストックが引っかかったときにでも怪我にならないとか)。
 さて、自分は最初からずっとラッセルを(ちなみにガイドさんもそう)していましたが、12時手前辺りから、さすがに腿の上部が疲労してきたので、ここでラッセルにこだわって周囲に迷惑をかけても意味がないと思ったので、もう少しでシール登行終了という少し前でラッセルをやめ、前の人の後についていきました。

12:15 昼食(シール登行終了)

       昼食をとった場所                           黒姫山?

 ここで、登り(シール登行)は終わりで、これから下りです。シールを外して、クライミングサポートを元に戻して、と思ったら、相変わらず、片方の板のクライミングサポートが元に戻りません。何度もやってみたがうまくいかず、仕方なくガイドさんに頼むと、ストックの一撃で元に戻してくれました。
 出発前まで時間が少しあったので、下の斜面を少し昇り降りしてもいいかと、ガイドさんに確認すると、していいと言う。「よーし」と思って進んでみたものの、スキーが思うように進まない。「あれっ」と思い、元の位置に戻ると他の人は、もう出発の準備ができていた。ガイドさんから「滑りませんかー」と聞かれ、「滑りません」と答える。

13:00 出発
 ガイドさんが、滑ってみても、あまりよく滑らない。雪が重いのだ。こんなことは初めてだそうだ。ワックスがけの問題でもないという、4−5人滑った後の場所なら、ゲレンデと同じ状態になるので、まあまあ滑れるようですが… 下のスピードのグラフを見てもらえばわかるように、登りよりもスピードは確かに速いが、ゲレンデに比べたらはるかに遅いことがわかると思います。斜面の急なところでは、まあまあ滑れましたが、そんな場所はほとんどなく、たとえあったとしても自分の技術がついていかず、ガイドさんの話によれば、「こんなことは初めてで、クロスカントリーをしに来たようだ。黒姫山の雪質では、粉雪なので雪だるまは作れないのだが、今回は簡単に雪だるまが作れる。今年は日本海の海水温が高いので、どうたらこうたら」とのこと。



14:30 スキー場
 何はともあれ、スキー場に戻りました。最初の予定ではリフトなど乗らない予定でしたが、まともなテレマークターンをする場所などほとんどなかったので、リフトに乗ろうということになりました。ゲレンデは問題なく、(自分のテレマークターンの技術を抜きにすれば?)滑れました。
15:00 ツアー終了


今回のトラックログ(シール登行:緑、下り:赤、ゲレンデ:黄)

16:20 黒姫スノーパーク発(バス)
16:40 黒姫駅着
17:00 黒姫駅発→17:30頃 長野駅着
            17:55 長野駅発→ 19:36 東京駅


今回の行程の時間とスピードの図(区間1:シール登行、区間2:下り、区間3:ゲレンデ)

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