広沢寺(雪辱編)

9月17日
雪辱の広沢寺:もう、3年も前になるだろうか、自分は、広沢寺において、初めて外の岩場というものに挑んだ。結果は、天気のせいもあるが、惨敗。その後、2度ほど、広沢寺でクライミングをする機会があった。1回目よりは2回目、2回目よりは3回目というように徐々に良くはなって行った。しかし、それも「クライミング」やっていますなどと胸を張っていえるものでなく、やったのは「クライミング」ではなく、「岩トレ」だった。いずれも、ルートの途中の支点まで行って練習しただけであった。きちんとルートが登れなかった。そして、3回目を行った後、広沢寺にはずっと行っていなかった。

参加者:Y野さん(主催者)、自分(参加人数が2名のため、今回の写真は他の人が登っている所です)
天気:曇り時々小雨

7:31 新宿駅発→8:24 本厚木駅着
            8:30 本厚木駅発
8:50 広沢寺前の駐車場

by Google Earth 広沢寺の岩場はここではないかと(±100m)思います

9:05 広沢寺の岩場
 弁天岩のプレゼントファイブ(5.7)、クラックルート(5.7)を登る
 岩場に来て、岩場に向かって、岩場を眺める。行ける。「下から見ると、結構行けそうなのに、実際登ってみると…」というのは自分にとってよくあるが、それでも、これなら行ける。最初に登るのは弁天岩の右側のプレゼンファイブです。
 登る前に、シングルロープでなく、2本のロープで登るという。ふーん。とにかく、やってみよう。2本のザイルの端を8の字結びで(管付きカラビナにかける方式でなく)ハーネスに直につける。そして2本のザイルを、自分のATCに装着する(2本ザイルのビレイはおそらく初めて、そもそも久しぶりの外岩なのに、慣れないことで戸惑う)。最初にY野さんがリードで登り、ルートの真ん中まで行った所で支点をとり、今度は自分が登る番です。久しぶりでちょっと緊張するも、「ガバばっかりじゃん」と結構楽に行けた。前回、前々回、さらにその前は何を考えていたのだろうか? 「ガバじゃん」、足を置くところもたくさんある。全てが簡単だったか?というと、そうでなく、自分、ヌンチャクを回収する操作に慣れていなく、それには結構時間かかりました。
 支点に着く、ここまではこれまで何回か登った。これより先は未知の世界だ(と言うほどでもない)。まず、Y野さんが上へ登る。自分は支点のところでY野さんをビレイ。下でビレイをするよりも、足場が不安定なのでやっぱり難しいです。Y野さん無事登り終わり、今度自分、先ほどと同様、ヌンチャクの回収に時間がかかるも、それ以外はなんてことなく終了点到着。そこから懸垂下降です。懸垂下降は特に問題もなく、無事終了。できた。

弁天岩の中央部分(一般左ルート) 弁天岩の右側部分

 それから、クラックルートへ、右スラブのルートから入りました。クラックルートの終了点は先ほどの、プレゼントファイブの終了点よりも高い位置にあります。上の「中央部分」の写真で見える、てっぺんの部分を上がった所から傾斜がゆるくなり、それをさらに上に行ったところに終了点はあります。この写真で見える「てっぺん」の部分が終了点ではありません。ここも、ヌンチャクの回収に手間取りましたが、記憶に残るほど難しい部分はなく、無事終了点に到着です。そこから、一気に下まで懸垂下降です。久しぶりで外岩用のクライミングシューズを履いたせいか、靴がきつくて仕方ない。さらに、自分は久しぶりの外岩、緊張したので、Y野さんに、「一休みしましょう」と言う。ちなみに、二人で外の岩場に来るのも初めてです。3人以上なら、登っているとき休むことができるけど、二人は休めない。実に濃密な時間でした。
10:40 休憩(20分程度)
 弁天岩の一般左ルート(5.7)を登る
 天気予報だと、午前中はなんとか降らずに行けそうですが、午後の降る確率は高いです。小雨がぱらついてきました、すぐ止みましたが、ゆっくりしていられません。「次、行きましょう」。弁天岩の「一般左ルート」これも、ヌンチャクの回収にてまどうくらいで、特に問題なくいけました。あと、自分のビレイ操作ですが、基本的にできますが、ちょっとでもからまっていたりすると、とたんにぎこちなくなります。その他、中間支点でセルフビレイを取るときは、シュリンゲ+カラビナでなく、メインロープをインクノットで処理してセルフビレイを取る。シュリンゲ+カラビナだと、確保している時、上で登っている人が落ちたときに脱出しづらい。
12:10 昼食(30分程度)
 弁天岩の中央スラブ、プレゼントファイブを登る。
 弁天岩の上まで行くという目標が達成できた。やることはやった。このまま良いイメージで終わりたいが、まだ帰るには早すぎる。「Y野さん、雨降りそうだし、かえりましょう」の言葉を必死に我慢する。「こんなことではダメだ」と意識を入れなおし、「後、5−10分で登りましょう」と声をかける。今度はトップロープで、中央スラブ(5.9)です。結果は、次回やればおそらくできると思います。終了点まで行けました。ただ、右の岩を使わずに登るから5.9なんだと思います。「絶対に登る」という気力がわいてこず、これ!といったホールドがなく、右の岩を使って登ってしまいました。気力がもちませんでした。でも、これで次回への課題ができた、今度来た時は中央スラブをきちんと登ろう。
 Y野さんから、「最後に易しいのをもう1本」と言われ、プレゼントファイブを登りました。

対岸の岩場(登っていませんが、写真がないのも寂しいので)

14:00 久しぶりに、外岩用のクライミングシューズを履いたらきつくて仕方がないのと、天気予報では午後雨なのでこれにて終了
 最後、片付ける段階になって、ザイルが上手くたためない、こういうこともきちんとできるようにならなくては(家に帰ってから、たたみなおしました)。
14:15 岩場発
14:30 広沢寺前の駐車場着・発
 1時間後には予報どおり雨になりました。

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