日和田山(登山教室 Timtam)

2006年11月3日

 2年前の日和田山では、クライミングを経験しただけであり、遊べなかった。今回、日和田山で「ようやく遊べたな」という感じです。2年前の宿題は、きちんとこなせた。まだ至らぬところはあるが、2年前手も足も出なかったところが、きちんと対応できました。あと、風邪気味でして、その割にはなんとかこなせました。

天気:曇り時々晴

講師:M浦さん、N田さん、講習生:自分を含めて10名程度(その内クライミングが始めてという人が3名程度)

7:40 国分寺駅発→7:51 東村山駅着
              7:54 東村山駅発→7:57 所沢駅着
                           8:03 所沢駅発→8:32 高麗駅着
8:42 高麗駅発
9:00 巾着田着
 装備の分担、装備をレンタルする人はサイズの確認など

巾着田 装備の分担、レンタル品の確認など

 一度、巾着田には来たことがありましたが、日和田山からこんなに近いとは。
9:25 巾着田発
10:00 日和田山頂上近くの岩場着
 クライミングの基礎の確認
 日和田山でクライミングと言うと、男岩、女岩ですが、休日ともなると混んで仕方がないので、山頂近くの名もなき岩場(高さ4−5m、幅20m程度)でクライミングの基礎(アルパインで登る場合)の確認です。手の置き方、足の置き方、ロープの使い方などの講習だと、ここでも十分かもしれません。

山頂近くの名もなき岩場 岩場を上がるとそこには神社1

 教わったことは、
1.ビレイ編(二人で登る場合)
(1)確保のとき、確保器にはあまり手を近づけないようにビレイをすること
(2)支点に到着したら、3点くらいインクノットで支点を取り、真ん中の支点を緩めてカラビナを入れてそこにザイルを通し、ビレイヤーの手前側のザイルでビレイをする。それを交互に繰り返しながら(こんどは登る側、こんどはビレイする側)、登っていく。

岩場を上がるとそこには神社2 終了点(きちんとした支点はないのであると仮定)

2.登る編
(1)室内壁のようにホールドが完全に安全でない外の岩場(アルパイン)は、三点支持よりもさらに、大事なのが「静加重、静移動」。浮いている岩もあるので、むやみに足を乗せたりしない。
(2)手で引っ張らず、足に乗せることで登る。
(3)人差し指に親指を添えることで、体重が掛けやすくなる。しかし、指を痛めることもあるのであまり多用はしない。
(4)対角線の手足(右手と左足、左手と右足)できちんと支える。対角線の2点で支え、もう1点は補助で、もう1点で移動。
12:30 昼食・休憩
12:50 クライミング再開
 クライミダウン、懸垂下降など
 クライムダウンについては、片足に体重を乗せて体のサイドからもう片方の足が下ろせる場所を探す。クライムダウンで重心移動ができるようになれば、登るほうも自然と重心移動ができるようになる。
13:30 山頂近くの岩場出発
13:35 男岩着
 男岩(西面、南面)にてトップロープクライミング

男岩西面 男岩の頂上で支点を掛ける

 男岩の頂上で支点を掛けた後、クライミングが始めての人は主に南面で、それ以外の人間は西面でトップロープクライミングをしました。
 最初、バルジ(5.8、上の男岩西面の写真のルート13)をやりました。下から見るとそれほどでもなかったのですが、真ん中の部分が難しく、「できないんじゃないかと」あせりましたが、なんとかこなせました。外岩で初の5.8だと思います(もう少し右側を登るべきだったという人もいましたが、そんなに大きくずれていないと思います)。自分としては、こなせたと思う。何が難しかったか? ちょっとかぶっていて、わかりやすいガバはなかった。

ルート13とルート15を登っているところ

 次に、ステミングフェイス(5.7、男岩西面の写真ルート14)を、これは手を伸ばすと案外ガバがあり、特に問題なく行けました。そして、着いた13時ごろは他の団体もたくさんいましたが、15時くらいから西面をほぼ独占できました。その後、松の木ハング(5.9、ルート15)は、核心が登れずにダメでした。腕の力を消耗してた上に、ステミングフェイスのようなガバがなかった。

男岩南面

17:00 岩場出発
17:30 高麗駅着
17:33 高麗駅発→18:08 所沢駅着

 ひょっとして、元々はアルパインクライミングしかなかった。しかし、道具の発達などによりきちんと支点が取れるようになった。支点がしっかりとしたところで登るのがフリークライミングで、支点があやふやな所で登る技術がアルパインクライミングということなのだろうか?

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