岩トレ

自分でまとめた 「沢登りでのクライミング」と内容がだぶっている点が何点かあります。

登る前に、ロープをほぐす、ビレイ及び懸垂時においてロープをきちんと整理
ハーネスのよじれもきちんと確認。

1.支点のセット

ハーケンの使い方

・ハーケンの使い方
 ハーケンは「あご(穴があいている部分)」が下になるような形で、ハンマーでたたく。ハンマーが完全に入らない場合は、タイオフ(ハーケンのあごと岩の間にスリングをセット)するという手もある(基本的には横のクラックに打つ、横で良いのがない時、縦も可)。

・流動分散の作り方
 長いスリングが必要。支点を3点作成(2点も可)し、支点にそれぞれヌンチャク(カラビナ)をかける。支点にかけたヌンチャク(カラビナ)に、スリングを通し、通したスリングを下方に引き、端をねじる。ねじってできた輪に管付カラビナをかける。この時のスリングの角度(下写真の矢印で示した角度)が60度以内にする。当然ですが、メインロープでは流動分散は作れません(2011年11月広沢寺)

 流動分散の長所と短所:どちらからの方向からでも、支点に均等に荷重がかかるが、片方抜けたとき、落下距離大。そのため固定分散を勧める人もいる。時と場合に応じて、流動分散が良い場合は流動分散、固定分散が良い場合は固定分散となります。

流動分散について

2.トップロープのセットの仕方

 (1)流動分散に使われたスリングの長さが短い場合、ロープが岩角に擦れることがあります。そういった場合、スリングをつけ足すことで長さを長くし、岩角よりもロープの先端が下の位置に来るようにする。。
 (2)バックアップを取っておいた方がより確実です。バックアップには二つの方法があり、1.同じ管付カラビナを二つ使う、2.別の支点よりスリングの長さをほんの少し長くしたものをバックアップとする。二つの方法など書きましたが、片方だけやればいいものでなく、両方するのがベストです。
 ちなみに、このトップロープ作成で使われた管付カラビナ:総計7枚

スリングをつけ足すことで
青部分が、つけ足されたスリングとお考えください
バックアップ
1.同じ管付カラビナを二つ使う
(管付なら特にカラビナの向きは気にしなくていい)
バックアップ
1+2
2.別の支点よりスリングの長さをほんの少し長くしたものをバックアップ
一番左の図は誤りで
上図のようになります。
その隣も、そのまた隣も同様です

 トップロープをする場合は、終了点の支点は、2点は必須、3点が理想であるが支点の取れない場合は2点でもかまわない(そもそも流動分散、固定分散)。その他、2点でも1点はカラビナを管付にしたり、管付がない場合にはカラビナを2本向きを変えてセットする。支点作成において、支点の強度のチエックなどをきちんとする。また、懸垂下降なら、木に直に支点を取ってもかまわないが、(懸垂下降は、ロープが行き来したりしないが、トップロープではロープが行き来するので、摩擦が起きる、ロープの流れが悪くなる等あるので)トップロープの支点に、直に木は使わない。
 どう考えても太い木などは、木にシュリンゲを巻くだけで流動分散の必要はないですが、不安が残る支点→流動(固定)分散、必らず。

・セットロープというもの:支点をとった場所から、傾斜が緩やかで後にきつくなると、きつくなる部分で岩角に当たってロープに悪い、そのため支点からそこまで距離を稼ぐためのロープ。支点から岩角まではセットロープ、岩角からメインロープ。支点から岩角まで距離の短い場合はスリング追加で済むが、だいぶ距離のある場合、スリングでは足らず、セットロープを用いることになる(最近はあまり流行っていない方法のようです)。セットロープの長さは、8の字結びを作ることで調節。
 セットロープとメインロープの連結は(1)岩角に来てから行う(2)連結してから岩角に落とす。2パターンが考えられますが、(2)の方が安全な場所で作業ができるので、(2)がお勧めとのことです。(2)で連結して岩角に落とした後、岩角までの移動は単なる懸垂でなく、オートブロック等でいざとなったら登り返せる(途中で止まれる)ような形で下りる。

F川さんセットのトップロープ(左ルート) セットロープを岩角まで伸ばして 青い部分がセットロープ

 セットロープはそれなりに意味はあるものの、近年手間のかかるセットロープはあまり使われず、したがって、一般的にはセットロープ対応に必要な、屈曲点すぐ下に立派な支点が作られることとなる。そうすると、立派な支点のすぐ近くに、時間をかけてセットロープを作成するのは、とてもナンセンス。セットロープはそれなりに意味があるものの、支点の状況によっては意味をなさないことがある

ナンセンス

 東面の岩場、右のルートは、それほど難しくないので、リードで簡単に登れます(Mさん(及びクライミングを始めたころの自分へ)ごめんなさい、右のルートは簡単に登って下さい)。左のルートは(下部がちょっと厄介なので)、リードで登るより、上からセットロープをかけた方が安全かもしれません。

下からリードで登るタイプのトップロープのセットも、基本は同じで
 セルフビレイ後
 (1)管付きカラビナを支点にセット(2)流動分散(3)(2)に加えてさらに固定分散(4)管付きカラビナ(二つ)を固定分散にセット(5)(4)の管付きにメインロープをセット
です。(3)はすすめる人と、しなくても問題ないという人、いろいろいるようです。その人の趣向、スタイルにより違いが出てしまうようです(1.支点のセット 流動分散の長所と短所)。方法はいろいろありますが、上から行こうと下から行こうと基本は変わりません。

虹色のスリングは余計ですが
 下から登った場合の、トップロープセット


 

スリングを連結させて伸ばせば支点に届く この木からスリングを伸ばして

東面の岩場、左のルートについてもセットロープを使わず、トップロープをセットする方法:東面の岩場とピラミッドフェースの間を、ロープを持って岩場の上に上がり
(1)木にセルフビレイ用のスリングセット、きちんとした支点に届くように、スリングをカウ・ヒッチで結んで伸ばしていく。
(2)よくよく考えたら、そのあとは最後のバックアップを除いて、通常のセットと同じ。バックアップは、セルフビレイとは別に連結したスリングを使って作成
 まとめ:セットロープは屈曲点に良い支点がない場合のトップロープセットには必要ですが、あればなくても可。(この場合、スリングを伸ばしていくのに、少し手間がかかるので、時間的にはそれほど変わらないかもしれません。)

3.ビレイ
 「沢登りでのクライミング」と内容がだぶっていました。そちらを参照ください。
 平らな安全な岩場等での、トップロープビレイは、セルフビレイを取る必要はない。

(ロワ―ダウンのビレイ)
 トップロープのロワ―ダウンは(沢では基本的にありえないので慣れていない)、下ろす出だしさえうまくいけばそれほど難しくはないが、体重差のある人など注意する。ビレイヤーの脇が空いていると無駄な力がいる、脇をきちんと締めて。 

懸垂下降


4.懸垂下降
 (1)懸垂下降のスピードは右手の脇の角度で調整する(2)足もとばかり見ない、進行方向を見る。(3)足を肩幅程度に広げ、腰をもっと落として(4)懸垂で下りる際、右手の位置は、腰より下に

5.つるべで登る
@セカンドで

 (1)ビレイをする場合、セルフビレイはメインロープで、トップのビレイ中、ロープが交差したらきちんと指摘。
 (2)トップが途中のテラスで支点をとり、登るセカンドをビレイ
 ダブルロープの2本のうち、1本のみを送り出したほうが良い時がある。リードで登っている人がクリップする時などで、ビレイヤーは1本のみを送り出し、クリップ直後に引き、しばらくはもう1本のみを送り出す。
 (3)支点にセカンドがたどり着いたら、セカンドは支点にセルフビレイ(メインロープでインクノット)
 (4)トップがビレイ解除した次に、セカンドが「インクノットの結び目」と「自分の体」との間にザイルを手繰り寄せながら左右に振り分ける。
 (5)振り分けが完了した所で、ビレイの準備をし、トップが再度登り、セカンドはそれをビレイです。


Aトップで
 (1)つづら岩ではヌンチャクが入らない小さな支点がある。小さい支点用のスリング用意。ダブルロープは、「ロープが交差していないか(2本のロープが平行になるように)確認しながら(下を見ながら)、逆クリップ注意」登る。登りながら変な支点の取り方になっていないか、よく確認。トラバースやハングなどで、ロープが鋭角になるような場合でも、長いヌンチャクを使えば、問題が解消できるので、短いヌンチャクを使うか、長いヌンチャクを使うかよく考える。省略できる所は省略する。特に一般ルート(一ルート)は交差要注意で、(Rock&Snow 64 P70 プロが教えるスタンダード技術 マルチピッチ−2 菊地敏之 より以下要約)ダブルロープは交互に掛けるのではなく、左右に振り分けて掛けると考えて良く、多くの人がもっている、ダブルロープはクリップの順に合わせて交互に掛けるものという考えは、支点が不確かなアメリカンエイド、クリップが際どい高難度ルートを除き、必ずしも正しい考え方ではない。通常のマルチピッチルートでむしろ優先すべきなのは、ラインをふたつに分け、ロープの流れをよくするということである。片側だけ連続してしまう場合もあるが、それはそれで構わない。(要約終わり)
 (2)テラスに着き、つるべ式で登る時のセルフビレイは「メインロープ+インクノット」です。この方が自己脱出の時、脱出しやすい。ロープを引く(ロープが乱雑になるとミスの元になる、時間がかかってもきちんと整理する)
 (3)ロープを引き終える→支点にATC(ATCは直にセカンドをビレイする時は使用しない。ロープを下り返せばATCでも使用可。推奨されているのはATCガイド、半マスト、ルベルソ)セット。ロープを振り分ける時、手前から(確保器→支点)振り分けるようにする。セカンドが登ってきた所で、トップを交代する場合は、セカンドがセルフビレイを取った後、支点でビレイしていたのを、ボディビレイに変える。
 (4)終了点まで登って登ってくるセカンドをビレイするにしても、支点のすぐ近くの岩がだいぶ鋭角になっていてこんな所はできれば避けたい、
→回答1「ボディビレイをすることで鋭角の場所を避ける」
 回答2「セカンドが見える位置での確保」を参照ください。

ATCガイド
(あくまでも)イメージのために→
支点(アンカー)ビレイ時の使い方
青いHSMS型管付カラビナ側に支点があり、
右側から登ってくる場合
ボディビレイ時の使い方
左側から登ってくる場合


5.セカンドが見える位置での確保

・沢登りのザイル操作シュミレーション(滝の落ち口に良い支点がない場合)(下写真)
 (1)直登からトラバースに移るポイントに支点を取るよう努める
 (2)滝の落ち口に良い支点がない場合等、支点を「奥の強固な支点」と「手前の微妙な頼りない支点」の2か所作成する
です。 

沢登りのザイル操作シュミレーション 支点から離れた所でビレイするシステム

 上の写真で
 青矢印のように水が流れていて
 A側には全くと言って良い支点がなく
 Bに良い支点があるものの、ビレイ操作がしずらい(足場が悪く、登ってくる人も見えない)
 Cは支点はあるものの、Bに比べると頼りない。
 B点でセルフビレイ(インクノット)を取り、その時点でC点までのロープを用意する。

 1.良い支点での作業
 (1)ビレイ点の近くに良い支点がない場合、良い支点まで行ってそこに支点を作成の準備(固定はまだ)
 (2)目分量でビレイ点までのロープを繰り出したのち、インクノットで支点を作成(固定)
  ビレイ点まで移動
 2.ビレイ点での作業
 (1)ビレイヤーは、良い支点から出ている2本のうち、ビレイヤー側のロープをインクノットで固定、
 (2)固定した点にカラビナをセット、
 (3)登ってくる側のロープをカラビナにセットして半マストでビレイ。

 ビレイ点まで行った方が良いのは:登ってくる人を見ながら、ビレイした方が良いため、ロープが岩角に擦れる等を極力減らすため

M井さん方式は上記の通りですが
最近、新たな方式が生まれ(最近の鈴蘭での推奨はこちら)

良い支点でのセット ビレイ点でのセット
都岳連方式 半マスト 良い支点から出ている2本のロープで8の字結びを作り、「8の字結びの結び目」に管付きカラビナをセットし、半マスト
M井さん方式 インクノット 良い支点から出ている2本のロープのうち、1本のロープで8の字を作り支点作成、管付きカラビナ(a)をセット
                         もう1本のロープを管付きカラビナ(a)に半マスト

  都岳連方式の長所・短所は、長さを調節しながらビレイ点まで移動できるが、ビレイの最中動きづらい。
 ・M井さん方式:ビレイ点までロープを伸ばす距離を間違えると支点まで戻らなければならない。インクノットで固定しているので、半マストよりも安全。

パーティーが3名以上の場合:パーティーが2名の場合、上記で良いですが、3名以上の場合、セカンドはたいていがFixで登ることになります。この場合は、M井さん方式の場合、良い支点での固定がそのままFixとなるので、個人的には、セカンドでFixのことを考えると、M井さん方式の方が良いかもしれません。

どちらとも一長一短があります。よく理解して、良いほうを使いましょう。

これまで(どちらの方法にせよ)微妙に上手くビレイできませんでした。
理由1:2(1).でビレイ点の1歩前程度で半マストのセットをする。これをしないと、半マストがハーネスの手前にきてしまい、異様にビレイしずらい
理由2:ビレイにおいて、ロープに体を預けるようにする。これをしないとふらふらして異様に落ち着かない。
だと思います。

 ビレイ点の近くに良い支点がない場合のビレイ方法
(M井さん方式)


以下、都岳連方式

セカンドが見える位置での確保(上部)

 1.良い支点での作業
 (1)きちんとした支点のある場所で(でもセカンドが見えない)支点作成→半マストでロープを仮に固定
 (2)2本のロープを持って(グリップビレイの要領)、ビレイ地点まで移動
  この時、移動は慎重に
 2.ビレイ点での作業
 
(1)(セカンドが見える)ビレイ点に来たら、「8の字結び」をメインロープ(2本)で作る。
 (2)「8の字結びの結び目」に管付カラビナをセットし、半マストで登ってくる人をビレイ

 2本のロープを持って、ビレイ地点まで移動

 半マストは、2本のロープを持つ(グリップビレイの形)が基本。ロープを片方ずつ持つのは、できる限りしない。
 

セカンドが見える位置での確保2(2)の場面
 右下のカメラケースが余計でした

半マスト:ATCガイドと違って、解除が簡単な分、確実に止めるにはグリップビレイをきちんとすること必要。

以下、半マストの操作方法を確認したく、載せました(参考資料:イラストクライミング 東京新聞出版局)
 イラストクライミングは参考にしましたが、全てコピーではないです(間違っているということもあり得ます)ご参考まで
 イラストクライミングP42より引用
 「片手のクローブヒッチは、カラビナをかけたときに始まっている。カラビナのゲートの向きで手の操作が違い、どちらの手で結ぶか、手に取るロープの位置でも変わる。」

ゲートが右にあるときの半マスト(ムンターヒッチ)
手前のロープを順手で持ち 時計回りに回転し、
(分かりやすいように
手前のロープを赤
奥のロープを青)
カラビナに突っ込む 出来上がり


ゲートが左にあるときの半マスト
手前のロープを逆手で持ち 反時計回りに回転し、
(分かりやすいように
手前のロープを赤
奥のロープを青)
カラビナに突っ込む 出来上がり


ゲートが右にあるときのインクノット(クローブヒッチ)
奥のロープを順手で持ち 時計回りに回転し、 カラビナに突っ込む 出来上がり


ゲートが左にあるときのインクノット
奥のロープを逆手で持ち 反時計回りに回転
(分かりやすいように
手前のロープを赤
奥のロープを青)
カラビナに突っ込む 出来上がり

半マストでの仮固定が怪しかったので、再度確認
 グリップして、ワンターン→下を通して、出た2本を上から

グリップしてワンターン 下を通して 出た2本を上から

 家に帰ってから、思い出しながら確認(のため、このムンターミュール方法は叩き台として使ってください)。その他、半マストを使う時はHMS型の管付カラビナを使うとのことです。

6.ATCガイドでアンカービレイ→テンションがかかった場合の解除

テンションがかかった場合の解除 45度の角度で

 ATCガイドはアンカービレイをし、テンションがかかった場合でも、ロックがかかるので手を離して別の操作をすることが可能です。逆に、ロックを解除するには、上の「テンションがかかった場合の解除」のようにATCガイドを矢印の方向に引けば解除されます。理論的にはそういうことなのですが、(練習のため)登っている人にテンションをかけてもらうと、手で引いたくらいではびくともせしません。
(解答1)上の「テンションがかかった場合の解除」のようにスリング(事前に準備しておく)を事前に準備し、そのスリングにロープをかけ別の支点でワンターンさせて、ビレイヤーが体重を掛けることによって解除させます。さらに引く角度は、平行でなく45度の角度で行えば困難なく解除できます。

てこの力で、ぐいっと

(解答2)ハンマーを解除用の穴に入れて、てこの力を利用して、ぐいっとです。ハンマーは(最近の自分は)岩・沢に頻繁に持っていきますし、解除用につけた小さなスリングがビレイ中、何度もひっかかり邪魔に感じていたので、とてもありがたいです。あと、「45度方法」は上に支点を取らねばならず、それも面倒(不安)でした。
(解答1、2)どちらとも、解除後一気にロープが流れないように、オートブロック等で「流れ止め」を作るべき、とのことです。
解答3・お勧め)ATCガイドについたカラビナをロープに平行に動かせば、微量に移動可。この方法の利点は解答1、2のようにオートブロック等での流れ止めが要らないのと、特に道具を使わず、セットのまま使えて、安全なことです。

7.つづら岩ルートについて
【つづら岩・オケラルート】シングルロープ1本で、登れるルートです。時間がない時、他のルートが混んでいる時、登ってみましょう。ロープが屈曲しないように(穴を出たところの上の木で1ピッチ切るという手もある)さえ気を配り、核心の狭い空間を通過できれば、問題のないルートです。ルートもわかりやすく、久しぶりに登ったとしても、行けます。入り口がかぶっていて思ったよりも難しい。腰につけるウエストポーチではオケラの穴を通過しずらいですが、胸につけるグラブバック(?)タイプで登ったら、オケラの穴もなんのその、無事通過できる。

【ピラミッドフェース】:東面の岩場の左となりの岩場、出だしが難しく、東面の岩場に比べてガバがほとんどありません、東面の岩場が「岩トレ」という感じなのに対し、ピラミッドフェースは「クライミング」という感じ

【左ルート(二ルート)】二ルートの1ピッチ目終了点は、二個所とれます。混んでいて、すぐさま登りたい場合、先に登った方が、木の生えた上側を使用した方が、後から登る人がすぐ下の終了点を使えて動きやすいし、ロープが交差しないので楽です。なお、空いていて登る方がいない時は、下の終了点の方が何かと楽です(上の終了点はビレイ体勢が無理な形になりやすい、上の終了点は出だしがちょっと怖い)
 二ピッチ目終了点(つづら岩てっぺん)は、手前に木があり、その手前がちょっと難しい。終了点まで上がらずに登ってくる終了点の一歩手前側でビレイをしたほうが、ロープが岩角にこすれなくて楽です(別解もあると思います)。 下から登ってくる人に指図もしやすいです。 

【一般ルート(一ルート)】 これまであった最後の所の枯れ木がなくなっていました(2014年11月)。左側を巻くようにして解決する方法もありますが、枯れ木があった手前の右側のホールドを使ったら、無事登れました。今までは、二ルートと同じくらいのレベルでしたが、枯れ木がなくなったことで、二ルートよりはるかに難しくなったと思います。

8.その他
・ロープをたたむ
 「沢登りでのクライミング」と内容がだぶっていました。そちらを参照ください。

・クライムダウンで下りる
 腰は岩に近づけ上半身は岩から離すようにした方がホールドがよく見える

・懸垂下降の際での、オートブロックによるバックアップ

懸垂下降の際での、オートブロックによるバックアップ

最後に
トップで登る→セカンドをビレイ→懸垂下降
 この作業に間違いは、なかったですが、流れるようにいかなかった。地図読みに例えると「次はこれ次はこれと頭に浮かんできている状態ではなく、一々地図を広げて現在地を確認している感じ」でした。体で覚えることも必要でした。(2013年11月追加)セカンドで登ってくるS木2さんに、終了点でセルフビレイをとる支点を指示するだけの余裕が自分にありました。ようやく、目の前にあることでいっぱいでなく、次の行動を考えながら、登れるようになってきました。登り終えて、新人のS木2さんより、「懸垂で下りないんですか?」と言われる。そういえば、そうですね。登るだけでいっぱいで最近忘れてました。次回は、懸垂も視野に入れて、登ります。

個人的ロープワークトレーニング候補地

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