2509 シンナソー

L:自分、メンバー:S林さん、F浦さん

 8月の頭頃、S林さんより、「奥多摩で日帰りの簡単な沢に、前夜、焚火をする形で行ってみたい」という依頼を受ける。「奥多摩で日帰りの簡単な沢」、「日帰りの簡単な沢に、前夜、焚火をする形にする」は、思い浮かぶが、共に条件を備えた沢は、なかなか見つからない。というか、ガイドブックにそういった記述は見つからない。どうしましょう、などと決めあぐねていると、突然、S林さんより「治療があるので、9月7日シンナソーで良いから、行きたい」といったようなことを言われる。9月7日ということは、2週連続の沢、2週目リーダーはちょっと忙しかったのですが、今回は短い沢でしたので、実行です。シンナソーの計画を会員に連絡したら、F浦さんも参加したいとのことでしたので、3人で行くことになりました。

今回の山行の大まかな位置図
 赤:登り、黄:下り
今回の山行のさらに大まかな位置図

9月7日(日)
天気:晴れ
【コースタイム】8:48/9:13 寒澤寺駐車場−9:20/9:30 480mシンナソー出合(入渓)−11:50 770m二俣−12:03/12:25 登山道に合流−13:05 藤倉−13:15/13:45 寒澤寺駐車場

 
A:寒澤寺駐車場、B:480mシンナソー出合、
F:竹の沢バス停付近の駐車スペース、G:藤倉ドーム
 寒澤寺駐車場

 バスの本数が少ないこともあり、当初はネットで調べた、「竹の沢バス停付近の駐車スペース(上の図でF)」に駐車予定でした。しかし、その後調べたところによると、藤倉ドーム(G)に駐車できたという報告や、寒澤寺駐車場(A)に駐車できたという報告もあり、当日、現場に向かうと「竹の沢バス停付近の駐車スペース」も停められないことはありませんでしたが、一番入渓地点に近い、藤倉ドームに行ってみようという意見もあり、藤倉ドームに向かうと、いったん停めることはできましたが、地元の方から、「用事があり地域の人が来るので遠慮してほしい、近くに駐車場があるのでそちらを使ってほしい」とのようなことを言われ、即、あきらめて、地元の方も勧める、寒澤寺駐車場に停めました。確かに、入渓点からはちょっと距離があるものの、苦になるほどではなく、シンナソーに沢登りをする場合、地元の方も勧める、寒澤寺駐車場をお勧めします。

 9:23 シンナソー出合の3段3m  入渓の準備


9:30 3段3mに近づいて

 単独で登るか、リーダーとして登るか、メンバーとして登るか、同じ滝でも、単独、リーダーで登る方が、プレッシャーはある。もしくは、メンバーとしてリードで登るより、リーダーとしてリードで登る方がプレッシャーはあると思う。
 前回、単独で登った時より、水量はあったと思います。

9:37 4m

 もうちょっと簡単な記憶があった。登れたが、思っていたよりも、難しかった。

9:39 逆さくの字

 この滝も記憶より、難しかった。もっとガバばっかりと思っていた、登れましたが…

9:49 3段10m 10:01 左側にホールドあり、とのこと

 3段10mは中段が難しく、自分は前回同様、中段上部の小さなガバを手を伸ばして取ったが、S林さんによると、その左側にもホールドはあった、とのこと。
 この滝の上で、水がいったん伏流となり、枯れました。

10:14 水流復活(標高555m)

 標高555mにて、水流が戻り、最後のツメまで枯れることはありませんでした。

10:20 3条3m 10:24 登るS林さん

 スマホで取る写真は、自分が普段使っている防水デジカメより、はるかにきれいな写真が撮れるが、軍手をはめていると、シャッターが押せず、いちいち軍手を外していた。後になって気がつく、タッチペンを持って行けばよかった。次回、試したい。

10:36 600m二俣

左を行きました。

 10:38 5m  10:41 登るS林さん


10:52 3段15m 11:06

 せっかくロープを持ってきたので、ロープを出しましたが、慌てず登っていけば、問題なく登れます。とはいえ、簡単ではなく、ちょうど良い難しさかもしれません。

11:18 右から支沢(標高670m)

 水量少ないですが、右から支沢です。左を行きました。

11:43 770m二俣

 770m二俣は、左を行きました。

11:50 770m二俣のすぐ上の二俣

この二俣も、左を行きました。

11:52 770mのすぐ上の二俣のさらに、すぐ上の二俣

 左を行きました。左に入ったところで、水が枯れました。

11:56 最後のツメ(上がったところが登山道)

 最後のツメが、少し急ですが、点々と、つかまる木もあり、無時、登山道に合流。念のため、チェーンアイゼンを持って行ったけど、使うほどではありませんでした。

12:04 登山道に合流した地点から、登ってきた斜面を見下ろす

 沢装備を外すことや、行動食を食べたりすることもあり、「12時半まで休みましょう」と言ったものの、時間が思ったよりも余り、12時25分に出発に変更。
 自分は、菓子パンを落っことすし、F浦さんはザックを登山道から落っことしてしまいましたが、合流地点から、すぐ下は少々平になっていて、下まで落ちずに、すぐ下で拾えました。
 
 合流地点からの登山道は、なだらかな部分もありますが、基本的には急でした。S林さんが遅れ気味だったものの、出発前に予想した時間から、大きなずれはありませんでした。

12:52 人家が見えてきた

 人家が見えてきてから、少し下った所より、登山道が階段になりました。

今回の山行のトラックログ(赤:登り、黄:下り) 
A:寒澤寺駐車場、B:480mシンナソー出合、C:770m二俣、
D:登山道に合流、E:藤倉

1:3段10m、2:3条3m、3:3段15m

A→B→1→2→3→C→D→E→B→A

 連日猛暑ですが、沢にいるときはそれほど暑くなく、登山道に合流してからも上の方は風があり、それほど暑くなかった。半分くらい下りたところから、さすがに暑く、長袖のボタンを開けたが、それも短い時間だった。下山は基本的に樹林帯の中で、木々に囲まれているので、眺めの良い場所はほとんどない(人家がみえてきたの写真辺りが遠景が少し見える)、というのも暑くない理由の一つかもしれません。

今回の山行の「速度/時刻グラフ」
(縦軸:速度、横軸:時刻)(区間1登り、区間2:下り)

 温泉に寄ろうと、瀬音の湯に向かったら、この時間だというのに、もう駐車場は満杯で、待たなければ入浴できなかった(3台ほど)ので、入浴はあきらめ、各自、解散後、入浴することにして、帰宅の途に就く。

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