8月31日(日)(前夜発)
L:F川さん、メンバー:I井さん、Y岸さん、自分
8月の中旬にリーダーより、「笛吹川鶏冠谷左俣に前夜発日帰りで行ってみませんか」との誘いを受ける。鶏冠谷右俣は10何年前に行ったことがあるが、左俣は行ったこともなく、前夜発日帰りなら参加可能なので、参加の返事。その後、左俣は、下山に時間がかかるというので、右俣に変更とのこと。10何年前で、久しぶりだし、右俣でも問題なし。
30日当日になって、自分は出発前の時刻になっても、戻ってくるはずの父が帰ってこず(その少しあとで父帰宅)で、集合時刻に20分ほど遅れるし、参加予定だったGさんは事前に受けた検診の影響で参加キャンセルになり、31日当日朝、Aさんが体調不良で急遽帰宅となってしまいましたが、良い沢でした。
8月30日(土)
国立IC−中央道勝沼IC−道の駅「みとみ」
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今回の山行の大まかな位置図 赤:登り、黄:下り |
今回の山行のさらに大まかな位置図 |
8月31日
天気:曇り時々晴れ
【コースタイム】5:30 道の駅「みとみ」−5:35/6:22 西沢渓谷駐車場−6:58 西沢との二俣(吊り橋・1130m)−7:07/7:30 東沢との二俣(1150m)入渓−10:08 1470m二俣−13:35 大滝手前で遡行終了(1860m)−14:00 登山道に合流、徳ちゃん新道を下山−16:22/16:48 西沢渓谷駐車場
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6:22 西沢渓谷駐車場 |
自分のみですが、西沢山荘まで車で行けると思っていた。というか、西沢渓谷駐車場のすぐ近くに、西沢山荘があると誤解していた。ガイドブックの遡行図のみを見ると、そのように見えた。出発前にコンパスを確認したものの、駐車場から、鶏冠谷へ行くには、ぐるり1周しなければならなかった。いずれにしろ、事前の自分の情報収集に、至らぬところがあったということ。
6:27 一般車両通行止め | ![]() |
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6:40 トイレ |
6:44 エアリアの山ノ神はちょっと離れたところにあるようですが… | ![]() |
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6:51 ヌク沢 |
ここらでは、沢に一つ一つ案内板があるようです。
6:54 西沢山荘 | ![]() |
営業はしておりませんが、休憩所として、一般開放とのことです。
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6:58 西沢との二俣(吊り橋・1130m) |
7:00 西沢渓谷との分岐 | ![]() |
右に進めば鶏冠山(鶏冠谷)、直進が西沢渓谷
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7:07 入渓点(東沢との二俣) | 左写真を拡大、プレートがあるのはわかっていたが、 こんな高い位置だとは思っていなかった |
木の幹に、「鶏冠谷出合」のプレート。ここで入渓の準備。
7:42 | ![]() |
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7:45 魚止ノ滝 | 8:04 懸垂で下りる |
魚止ノ滝は、右を巻きました。ただ、上手に回り込めず、ずいぶんと大高巻きになってしまいました。その結果、懸垂で下りたものの、沢に下りるには微妙にロープの長さが足りないように見えて、トップで下りた自分は、途中のテラスで切りました。ところが、2番目に下りたリーダーが沢まで下りてしまい、他の方も続々と下まで下りて、できれば、自分のとこまで下りてきてほしかったのですが、それをすると下まで下りるのにロープの長さが足りないので、フリーで2−3mトラバースして、ロープを掴み、そこから再度、懸垂で下りました。
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8:20 2段5m |
8:23 テン場適地 | ![]() |
遡行中、テン場にできそうな地点が多くありました。
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8:48 ここも幕営可か? |
これ以降、あまりにも多く幕営可能な場所があったので、写真で記録するのはやめました。
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9:02 |
9:08 9:02の滝上部を上から | ![]() |
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9:10 二俣の写真? |
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9:10 逆さくの字滝 | 9:12 |
ロープを出して、自分がトップで登りました。下のほうは、水流沿いに行き、だいぶ水を受けましたが、なんとか突破。上部が難しく、残置してあったスリングをつかみ(残地スリングがないと登れたかどうかわかりません)、ヌンチャクをかけて登りました。終了点に良い支点がなく、3m程離れた岩に、長めのスリングを下から通すことで、支点とし、そこからM井さん方式でビレイ点は下にとりました。他の皆さんも、上部では、登るのに苦労していたようでした。
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9:57 2mCS |
右を登りました。
10:02 3×4m | ![]() |
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10:03 Y字型4×6m |
左を登りました。
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10:07 ナメ |
10:08 1470m二俣 | ![]() |
ここで右を行けば鶏冠谷右俣、左を行けば鶏冠谷左俣です。右を行きました。
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10:23 25m |
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10:30 25mは、左を巻きました | チェーンアイゼンを使ったら |
巻くのに、チェーンアイゼンを使ったら、微妙なところもしっかりと置けて、不安なく通過でした。
10:55 | ![]() |
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11:00 滝の右壁に倒木のある 4m |
自分の写真撮影に問題があり、もうちょっと右側に倒木はあります。
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11:01 最後が難しいので | 11:03 ロープが出されました |
最後が難かしいので、ロープが出されました。自分はラストで行きましたが、ロープの引っ張りすぎ、ふざけてロープの引っ張りすぎ、でした。
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11:14 30m | 11:31 見た目より難しかった |
それほど傾斜もなく、ガイド本にもたいして難しい記述がなかったので、簡単かと思って、右を登ったら、最後の上り口が案外難しく、ロープが出されました。登れましたが、ちょっと自分の下からの見立てが甘かったです。
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11:50 幅広8m |
12:12 左から支沢(GPSの標高1630m) | ![]() |
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12:20 |
12:26 右から支沢? | ![]() |
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12:31 |
左を登りました。
12:38 8m | ![]() |
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12:41 1770m二俣 |
右を行きました。
12:48 8×10m | ![]() |
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12:57 6m |
左を登りました。
13:00 | ![]() |
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13:05 トリカブト |
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13:07 |
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13:09 1860m二俣 |
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13:12 1860m二俣の基部にたどり着いて、左を見上げると | どーんと、大滝40m |
二俣の基部に着くまでは、見えませんでしたが、基部に着いて左を見上げたら、40mの滝が雄大に見えました。さすが、40mです。
40m滝を見物して、元の場所まで戻り、右(左岸)の支沢に入りました。
13:20 トラバース道への赤テープ | ![]() |
二俣から、50mほどの登りで、踏み跡と赤テープを発見しました。
ここで、自分は、フェルト渓流シューズの下に、サワーサンダル(ラバ−)をつけ、チェーンアイゼンを装着したところ、装着に時間がかかってしまい、他の皆さんには「お待たせしました」でした。骨折の時から、靴を履くのは、ちょっと時間がかかってしまうのです。それとも、サワーサンダル(ラバ−)は、登山道に合流してからでも良かった。赤テープは点々とあるものの、足場はだいぶ崩れているトラバース道で、チェーンアイゼンがあると安心です。10何年前、鶏冠谷右俣に来たときは、ここから登山道に向けて登り、2111の下近くまで行きましたが、今回は、途中まで緩やかに登り、標高1800mよりトラバース道になって、徳ちゃん新道に合流です。
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14:00 登山道に合流(GPSの標高1935m) |
沢の中では一人の人にも会いませんでしたが、登山道に合流した地点で、二人組にパーティー二組ほど会い、それ以降は特に会わなかったと記憶しています。
14:28 近丸新道と徳ちゃん新道の分岐点 | ![]() |
徳ちゃん新道を下山しました。なだらかな箇所もありましたが、基本的には急な下りでした。なだらかな個所では同じくらいでしたが、急な下りになるとY岸さんが速かった。
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14:51 |
16:20 以前は、駐車場にショートカットして行けたというが | ![]() |
ゴール間近で、先に進んでいたY岸さんが、声を上げるのが聞こえました。F川さんが、ショートカットしようとしたルートは、塀ができていて、そのままでは下りられないようです。自分は迂回するルートを取りました。他の3人はロープを使って下りました。F川さんより、「以前は下りられた」とのことですが、塀はどう考えてもできてから時間が経っており、以前というのはいつのことなんだ、でした。
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今回の山行のトラックログ(赤:登り、黄:下り) A:西沢渓谷駐車場、B:西沢山荘、C:西沢との二俣(吊り橋・1130m)、 D:東沢との二俣(1150m)入渓、E:1470m二俣、F:遡行を終了した大滝手前、 G:徳ちゃん新道に合流(登山道)、H:近丸新道と徳ちゃん新道の分岐点 1:魚止ノ滝10m、2:逆さくの字滝 10×20m、3:25m、4:30m A→B→C→D→1→2→E→3→4→F→G→H→B→A |
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今回の山行の「速度/時刻グラフ」 (縦軸:速度、横軸:時刻)(区間1登り、区間2:下り) |
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スマホの差込口にテープ |
今回、浸かっても腰までくらいでしたが、防水対策として、スマホの差し込み口にテープを貼ってみました。ストレスなく、使えました。
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