2508 霧ヶ峰(単独)

 当初は、単独で沢登りに行く予定でした。ところが、最終決定をしようという日に、登山の天気予報サイトを見ると、雨、雨、雨、前日まで晴れの予報もあったのに、お盆後半は1日だけでなく、13日−16日まで雨の予報が急に高くなり、別のサイトを見たら、それほどでもなかったのですが、とても単独で行く気にならず、単独沢登り、中止。

 中止を決定した、翌日、何もしないのも嫌なので、ハイキングでも行くかと、登山の天気予報を見たら、前日の天気予報がウソのように、晴れの予報が増えている。でも、再度、単独沢の準備をする気にもならず、ハイキング、続行。時間もないし、簡単に行ける百名山を探す。最初は、草津白根山に行こうかと思ったが、よくよく調べたら、噴火の件で、登山制限がされているようで、中止。時間もないし、霧ヶ峰。

 今年のお盆後半は、天気予報の難しい気圧配置だったのでしょうか、前日の霧ヶ峰の予報も曇り時々晴れだったのに、当日は、現地に到着する車の外の天気は時々雨、下山して荷物を車に入れたところで、20分間くらいの通り雨。霧ヶ峰(車山)山頂を過ぎる前は、ほとんどガスに覆われていた。沢を中止したのは、ある意味正しかったかもしれないし、そうでないかもしれない。後からはなんとでも言える。一つの天気予報に頼るのは良くないし、自分でもある程度は天気を読む力をつけなければならない、というのも事実。

今回の山行の大まかな位置図 今回の山行のさらに大まかな位置図

8月13日(水)
 家を予定より30分ほど前に出発し、予約した宿に15分くらい前に到着のはずが、宿の手前でお祭りをやっていて、宿の前の道路が封鎖。
 1.直前に申し込んだので、有名なところではなく、カーナビに登録がなく、しかも看板も小さく、宿が見つからない(事前に、宿の外観くらいは確認しておこう)。
 2.お祭りの警備員の人に、道を聞くも、由緒正しい宿ではないようで、警備員が適当な道案内、全然違う。
 3.宿に直接電話してみたが、出たのは宿の人ではなく、外部、外注の人。目の前の交差点の名前を言ったが、地図アプリで確認してください、とのこと。宿には、お客以外いなかった。
 4.地図アプリは、山用のしかなく、全然わからない。Googleマップをダウンロードし、ようやく現在地確認。街で迷ったときは、今後、GoogleMapを使いたい。今更ですが、非常に便利。
 5.宿は、迷った交差点の目の前にあった。しかし、今度は駐車場が満杯で入れない。入れない場合の駐車場を案内されたが、そこもお祭りの関係で道路が封鎖されていて入れない。
 6.申し込んだ際には、宿より、お祭りの件、全く連絡なし。せめて事前に連絡してくれれば。
 7.ぐるぐる回っているうちに岡谷駅発見。岡谷駅なら、パーキングがある。ちょっと歩くかもしれないが、仕方がないので、岡谷駅の前のパーキングに停める。後日談ですが、もっと早く、岡谷駅の近くのパーキングに停めておけばよかった。
 8.宿の予約とは別に、事前の登録が必要との連絡を受けていましたが、宿の予約自体はきちんとできていて、事前の登録ができたことを示す「完了画面」の表示がなかったので、宿の予約で、事前の登録ができたと勘違いしてしまった。宿の入り口の前で、「登録がないと入室できません」のため、その場で登録。
 9.宿に着いて、登録したスマホをドアにかざすのですが、かざす箇所の周りにライトが何もなく、どこにかざして良いか、わからない。別のお客の方が、かざすのを見て、かざす箇所がわかった。

2時間のロスになったが、事件・事故にまきこまれることなく、無時泊まれて良かった。

8月14日(木)
天気:曇り時々晴れ
【コースタイム】5:30 岡谷駅−6:10/6:35 霧ヶ峰インター−7:20 車山肩−7:57/8:27 霧ヶ峰(車山)山頂−8:41 車山乗越−9:00/9:10 蝶々深山−9:30 物見石−10:03/10:10 奥霧小屋−10:35 八島山荘−11:12/11:32 沢渡−12:20/12:43 霧ヶ峰インター

 6:25 霧ヶ峰インター
晴れの予報のはずが
 6:37

 自分の高度計のバッテリー不足(太陽光充電のタイプ)で、前日の充電では足りず、最初は高度が表示されなかった。その高度計は、時刻の表示が出ても、LOWとなっていたら、高度計として使用できない。

 6:45 電気柵  


コオニユリ ツリガネニンジン

 この2種は多くの場所で、咲いていました。

6:50 すぐ近くを道路

 なんか九重連山を思い出した。違うところはあるが、なんとなく似ている気がする。

マルバダケブキ

7:18 車山肩

 霧ヶ峰インターではなく、車山肩を登山のスタート地点とする、登山者のほうが多いようだ。霧ヶ峰インターは観光客と、バイクの人の方が多かった。

 7:33 霧ヶ峰(車山)山頂  

 中央に登山道のようなものが見え、地形図には記載がありますが、ロープが張られていて、現在は通行不可能のようです。車山山頂へは、遠回りする形でした。

7:35 霧ヶ峰(車山)山頂 来た道を振り返る(車山肩)


7:50 山頂はもうすぐ


7:55 霧ヶ峰(車山)山頂(1924m) 山頂にある気象レーダー観測所

 到着したときは、カラーなのに、白黒の世界

車山神社


 ピーク写真 スマホで自撮り、ガスが晴れないので、険しい表情


 見晴台(南側の風景)  

 霧ヶ峰だから、霧が多いのか。

北側の風景

 山頂からは、わずかな時間のみ、北側の風景を見ることができました。

 ガスが晴れるのを、待ってみたが、晴れる様子もないので、下山を開始したら、車山北側は、ガスがほとんどかかっておらず、出発して正解だったかもしれない。

8:30 山頂を振り返る


8:32 これから進む登山道が見えた


8:38 広大な高原


8:43 離れていく、車山山頂


 8:44 これから登る蝶々深山  


9:00 離れていく、車山山頂


9:00 蝶々深山山頂(1836m)


                                         蝶々深山からの風景(360度)


9:10 蝶々深山山頂(手前)と、車山山頂(奥)


9:12 鷲ヶ峰(左) 9:22 蝶々深山と、車山山頂


9:30 物見石 物見石を過ぎた辺りから、樹林帯の中になります

 物見石を登っている人がいて、自分もと思って登ってみたが、微妙に登れず、こんなところで落ちたら×なので、無理せず、下りる。
 物見石を過ぎた後は、地形図を見ると、傾斜がきついですが、ジグザグに下りたので、地形図ほど急な下りではありませんでした。

10:00 奥霧小屋の前にシカ除け柵 バイオトイレ


10:10 ハクサンフウロ 蝶も多かったです


10:15 鎌ヶ池


10:17 八島ヶ原湿原と、わずかに見える車山山頂 左写真拡大


マツムシソウ ヤナギラン


コオニユリ オミナエシ


10:28 八島ヶ池


コオニユリと蝶 ワレモコウ


10:32 八島ヶ池と車山山頂

右奥に小さく、車山山頂が見える。

10:33


 10:40  


ヤマハッカ ゴマナ


10:46 10:50


10:54 シカ柵


10:57 小川

 水の流れる音が、何とも言えず、心地よかった。

11:00 鷲ヶ峰(1640m分岐からの北側風景) 1640m分岐からの西側風景

 1640m分岐は、特に名前がないようです。

11:11 沢渡

 沢渡から、少し進んだ所に、車山肩と霧ヶ峰インター(トラバース道)の分岐があるのですが、落ち着いて地図を見ればわかるのに、下から登ってくる人がいると、意味もなくあせって、霧ヶ峰インターではなく車山肩へのルートに行ってしまった。途中で気がついて戻る、10分のロス。車山肩へのルートでも帰れないことはないのですが、遠回りで登りがあり、車山肩からのルートは往路で通過済みなので、トラバース道のほうが良いと思った。

11:39 実際はもっと薄暗い

 カメラの性質上、明るく補正されたが、実際は、もっと薄暗かったです。このトラバース道は、1750mの北東尾根(ゴマ石山1756m直下分岐)に出るまで、道が不明瞭な箇所が何か所かありました。樹林帯の中で、視界も悪かったです。他の場所は人が大勢いましたが、ここはまばらでした。
 

11:54 ゴール(霧ヶ峰インター)が見えた 車山(奥)

 1750mの北東尾根(ゴマ石山1756m直下分岐)に出ると、視界がぱっと広がりました。ゴールは近いです。

11:56 鷲ヶ峰と八島ヶ原湿原


12:02 再度、電気柵

12:20 霧ヶ峰インター着
 このページの頭の方にも書いたが、下山して荷物をクルマの中に入れたところで、まさかの通り雨。喜ぶべきところなのでしょうが、雨具をきちんと持ってきたし、こんなことで運を使いたくもない、という気がして、素直に喜べず
 

今回のハイキングのルート:A→B→C→D→E→F→G→H→I→J→A

A:霧ヶ峰インター、B:車山肩、C:車山山頂、D:車山乗越、E:蝶々深山、F:奥霧小屋、G:八島山荘、H:1640m分岐、I:沢渡、J:ゴマ石山直下の分岐


今回のハイキングの「速度/時刻グラフ」
(縦軸:速度、横軸:時刻)


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