予定していた山行が天候悪化のため、中止になり、「たまには単独行、行っておきたい」、行くならどこだろう。とはいえ、単独行はグループ山行より、何か問題を起こしたら事が大きくなる、事故が起きないようにワンランクレベルを下げた沢にしなければ、これまで自分が行った沢の中で、今回いけそうな沢を検討。
昨年行った矢沢熊倉沢、一人では難しそうな滝がある、止めておこう、そうだシンナソーなら行ける。
今回の山行の大まかな位置図 赤:沢、黄:登山道 |
今回の山行のさらに大まかな位置図 |
10月20日(日)
天気:曇りのち晴れ
単独行
【コースタイム】7:40 武蔵五日市駅−8:30/8:50 藤倉バス停−9:00 480mシンナソー出合−10:55 770m二俣−11:13/11:55 登山道に合流−12:48/14:04 藤倉バス停−15:00 武蔵五日市駅
今回、行く前に到達時刻を予想しました。8:40 藤倉バス停出発、9:20 3段10mを越える(実際は9:26)、10:10 3段15mを越える(およそ10:17)、11:00 770m二俣、11:20 登山道に合流、12:00 藤倉バス停
我ながら、到達時刻の予想が大雑把すぎる。もうちょっと、バス停からの出発は時間がかかるとか、バスがないので(12時についても乗るバスは14:04、その前のバスは11:07)ゆっくり下山になるだろうなどと、リアルさが足りない、到達時刻でした。とはいえ、到達時刻予想自体は、今後も続けて少しずつ上達したい。
8:54 下降点 |
前回、バス停からの下降点探しで迷いましたが、今回は前回のミスを繰り返さず、トラブルなく下降点に行けました。
8:55 480mシンナソー出合 |
各地で、熊が出たとの報告が相次いでいるので、暇さえあれば熊鈴をならして進みました。
結局、今回、沢の中だけでなく、登山道でも一人の人にも会いませんでした(車道は別)。熊に会わなかったのはもちろんのこと、サルとか猪等、小動物にも会いませんでした。
前回、蜘蛛の巣が多かった記憶がありますが、今回は、蜘蛛の巣にぶつかることもありませんでした。
9:01 3段3m |
沢の中に入って思う、水量多いのでは? ひざ下くらいまで浸かることはありました。
直近、雨降っていませんので、大したことはないと思っていたのですが、思っていたよりは水量ありました。
水は冷たいかと思ったので、厚めのネオプレーン靴下を履いていったら、特に冷たくもなかったです。
9:05 4m |
全ての滝を巻かずに直登できました。初級の沢なので、簡単に登れる、等思っていましたが、案外難しく、ちょうど良かったです。
9:08 逆さくの字 |
9:12 |
9:18 3段10m | 中段が難しい |
中断が難しかったです。右側がツルツルで足の置き場がないのです。中段上部にガバがあり、それを右手で取れれば、登れます。
とはいえ、リーチがないとガバは取れないかもしれない(リーチ処理です)。
9:26 いったん水が枯れました(GPSの標高555m) | 9:30 水流復活(GPSの標高575m) |
3段10mの上で、一旦水が枯れますが、すぐ復活しました。
9:47 3条3mと標高580m二俣 | 右の支沢 |
標高580m二俣は、左を行きました。
9:50 5mの滝(黒光りした滝) |
9:54 標高600m二俣 左を行きました |
右の支沢 |
9:56 4×5m 写真(9:54 標高600m二俣) の左端に見える水線がこの滝です。 |
10:00 小滝続く |
10:04 |
10:10 3段15m遠景 | 10:12 3段15m |
3段15m上部 |
簡単ではなかったが、困難でもない。落ち着けば問題ない。
10:35 |
標高690mに支沢、メモはあるものの、該当する写真が見当たらない。 時間的には、10:38の左写真なのですが、何が言いたいのかわからない写真。 メモに時刻の記載はなかった。 |
10:46 |
10:54 770m二俣 |
左を行きました。
10:57 770mのすぐ上の二俣 | 右の支沢 |
左へ行きました。左の支沢の水量は、ほとんどなかったです(右の支沢もほとんどなし)。
11:03 800m二俣 |
左へ行きました。この二俣を越えた所で、水が枯れました。
合流地点から見た、登ってきた斜面 | 下山する登山道方面 |
11:13/11:35 登山道に合流
最後のツメは、中間部分でちょっと木がまばらな割には、斜面が急で、登るのにちょっと勇気が必要でしたが、その程度です。
11時35分まで沢道具の片付けと、昼食にし、昼食後は
合流点より上に上がっても登山道は929小ピークを巻いているので、行ってもあまり意味がないのですが、即下山しても、バスの時刻には余裕があり、せっかく来たので、929m小ピークからの南南西尾根と合流する地点まで、眺めの良い場所を探しに、空身で行きました。
11:40 間違っていない、予定通りの場所だ |
11:43 標高900m、浅間嶺、数馬との分岐 |
標高900m、浅間嶺、数馬との分岐を越え、929m小ピークからの南南西尾根と合流する地点まで進んでみたものの、特に眺めの良い地点は無し。
11:48 来た道を引き返しました。
11:55 沢から上がってきた場所に戻る。
登りの際はそうでもなかったが、下りでは、かけていた調光グラスが合わないのか、動くたびにいちいち揺れてピントが合わなくなる。調子が悪いので、ゆっくり目に下山しました。
(下山後、眼鏡屋に行ったら、劣化して鼻の部分が広がり過ぎているためではとのこと。)
標高620mの小ピークを巻くところも、きちんと確認できた。
12:34 家屋が見えた、ゴールは近い |
12:37 遠景の写真がないので |
左側のピークは湯久保山か?
12:40 ここから道路に出るまで、ずっと階段 |
こんな立派な階段必要なのだろうか。
12:46 道路到着 |
12:48/14:04 藤倉バス停
13:04 藤倉バス停 |
少し下ったところに、自動販売機はありました。
今回の山行のトラックログ(沢:赤、登山道:黄) A→B→C→D→E→F→G→F→A A:藤倉(バス停)、B:下降点、C:580m二俣、D:600m二俣、E:770m二俣、 F:登山道に合流、G:929m小ピークからの南南西尾根と合流する地点 |
結論:シンナソー、単独行にお勧めです。あまり山行記録のない所に、行きたくないけど、シンナソーは、そこそこ山行記録出ています。西丹沢のマスキ嵐沢などは、一時期単独行にも良いかなと思いましたが、あの沢は人気があり人が多すぎて、単独行の気分を味わえません。シンナソーはマスキ嵐沢ほど、人気の沢ではなく、今回も人には会いませんでした。あまり長い沢も、何かあったときに危険なので単独行には向いていないと思いますが、この沢非常に短いです。大きな滝がないのも良いです、大きな滝は事故でもあったとき、単独では良くないです。
毎回、単独行はするものではないですが、今回のような仕方のない時に、ランクを下げて単独行に行くことはありだと思っています。緊張しましたが、無事行けて良かったです。
今回の山行の「速度/時刻グラフ」 (区間1:沢、区間2:登山道)(縦軸:速度、横軸:時刻) |
スマホをザックのショルダーハーネスにつけたポーチに収納 |
スマホをザックのショルダーハーネスにつけたポーチに収納してみました。GPS専用機→スマホのアプリによるGPS使用、最初はうまくいきませんでしたが、ようやく形になってきた。
その他、今回もサワーサンダル ラバー使用、問題なく使用できました。
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