日原 岳稜岩 幕営(単独)

2023年10月21日(夕)−22日(朝)

 一緒に行く予定だった方がケガをし、その山行は中止になり、毎回こんな事をしていてはいけませんが、一人で何もかもするってそれなりに良い体験ですよ。一緒に行く人は、たいてい皆、できる人ですし、自分でどこまでできるか、たまには体験したいのです。
 家の中で、ビリー缶のある場所を探してしまった。すぐ、見つかったが、F川さんいつも、ご提供ありがとうございます。

10月21日(土)
天気:曇り、時々晴れ
【コースタイム】15:15 バス停東日原手前の駐車場−15:40 林道を外れる−15:50 岳稜岩

 天気予報は晴れでしたが、吉野街道を進んでいる際に、黒雲が出てきて、ドアに水滴がついた。「行ける所まで、行こう」と進むうちに、雨はやんでいた。

15:50 岳稜岩

 林道を外れてから、戻るまで一人の人にも会わなかった。釣り師もいなかったし、クライマーもいなかった。駐車場〜林道を外れるまでは、数人のハイカーがいましたし、現地の人?も何人もいました。
 夕方、対岸で、落石の音がした。熊?、などとも思ったが、落石の音だけで、動物の姿は見えなかった。
 ただし、日原街道を運転中、一匹のサルは見ました。

 薪は、問題なくありました。対岸に行く必要もなかった(沢靴)、斜面を登って薪を集める必要もなかったです(チェーンスパイク)。

16:30 タープ設営

 タープをロープに被せたときにはそうでもなかったが、タープの四隅を張ると、どうしてもタープが低くなってしまった。6月の救助訓練の写真を見ると、途中に木を入れることで高くしている。よくよく考えればそうだが、じっくり試行錯誤する時間もなかった。泊まるだけだから、この時間でもと思ったが一人で何もかもするとなると、当然ですがパーティーで作業するより、倍時間がかかる。

 17:40 無事着火  焚火(A)の脇に薪を集め(B)、すぐ投入できるように(焚火の火で薪を事前に乾かしておく)、すぐ手前に置く(C)。

 10月中旬で、気温が低いためか、新聞紙を丸めたのに、なかなか燃え広がらなかった。ここで躓いては先へ進めないので、メタ(着火剤)投入。
 火が安定する(太めの薪が燃え出す)までは、火から目を離さない。
 一人で焚火料理をする時は、準備万端にしてから、火をつけないと、ジャガイモの皮をむきながら、焚火を消えないようにするのは(慣れている人は別として)厄介。
 野菜を切っているうちに、火の勢いが弱くなってしまった。
 太めの薪が燃え出すまでは、別の作業を我慢。もしくは、別の作業を、焚火の火をつける前に行っておく。
  薪は使う長さに、ノコギリで切っておく。焚火の脇に薪を集め、すぐ投入できるように(焚火の火で薪を事前に乾かしておく)、すぐ手前に置く。
 扇ぐのも、太めの薪が燃え出すまでは避ける、太めの薪が燃え出してからならば、扇ぐことも役立つ。

17:45

 お米を入れた小ビリー缶の蓋が何度もひっくり返る。そのたびごとに焚火から外して、蓋をセットする。後になって思い出す。ビリー缶の上に、石を置けば良かった

18:40


18:50 ポトフ(ジャガイモ、玉ねぎ、にんじん、ソーセージ)とご飯

 焚火作業に慣れていて一人でないなら、野菜を切る作業があっても良いが、今回のような場合では、極力、火が安定するまで目が離せないので、簡単なレトルト料理にすれば良かった。
 ご飯の水加減は、大目にですが、少し多すぎた。でも、焦げなかったし、固くもなかった。まずくはなかった。

タープのみでは、寒いので、タープの下にテントを


20:10 20:13

 焚火は、ずっと見ていても飽きない。

 夜は、タープ、テント(本体のみ)、3シーズンシュラフ、シュラフカバー、エアマット(短め)
     フリース、長袖シャツ、長ズボン、山用長袖下着
 0時半に目覚めて追加、タイツ、雨具(上下)、帽子、着込めるモノは全て着込み、シュラフとシュラフカバーの入り口をきっちり閉めて、ちょうど良かった。タイツは、装着すると、暖かかった。でも、着脱が面倒くさい。


10月22日(土)
天気:晴れ
【コースタイム】8:10 岳稜岩出発−8:20 林道−8:30 東日原バス停手前の駐車場

6:00 朝、起きて焚火に向かうと、
    火は消えているように見えましたが

 

朝のタープ


6:10 中に火種が残っていて、細い木を投入したら火が点いた 6:20

 よくよく中の方を調べると、火種が残っていて、新聞紙と細い木を投入したら無事、点きました。お米は、(0.5合ですが)再度炊きました。昨日のポトフが余っていたので、それを煮なおしました。

 念のため、持ってきたガスコンロを使わずに、無事終了。焚火に水をかけて、燃えカスを回収して、帰宅となりました。

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