奥秩父・竜喰谷

7月29日(土)(前夜発)
L:自分、メンバー:F川さん

 今シーズンどこも行っていない。いきなりすごい所行く気にはなれないし、近場で楽しめるところ、竜喰谷で募集をかけたら、F川さんが申し込んでくれました。ありがたい。

 前泊は道の駅丹波山を考えたが、F川さんより「前回、他の交通がうるさかった」との話を聞き、時間に余裕もあったので、駐車場である石楠花橋で泊まりました(23時20分着)。F川さんに前泊用テントも持参いただきましたが、車内でも広さ的に問題ないし、眠れないほどの暑さでもなかったので、車内で、寝ました。

今回の山行の大まかな位置図
 赤:沢、黄:登山道
今回の山行のさらに大まかな位置図

7月29日(土)
天気:晴れ
【コースタイム】7:08 石楠花橋−7:16 竜喰谷出合(1055m)−9:37 中ノ平沢との二俣(1250m)−10:40 大小屋沢との二俣(1375m)−11:02 ヤケト沢・長嵐沢との二俣(1395m)−11:45/12:00 1510m大常木林道横断点より三ノ瀬へ下山−12:54 三ノ瀬(車道に合流)−13:25 石楠花橋

 5時50起床、相変わらず、F川さんは準備が速い。

7:10 石楠花橋手前の駐車スペース

 車道を進んだ最初のカーブ地点より、車道を外れました。

7:16 竜喰谷出合滝

 この滝は支沢の方なので、登らず眺めるだけでした。

7:18 出合を振り返る

 途中で、沢登りをしている人には会いませんでしたが、この出合で1名の釣り師に、7:33 4mCS状辺りでもう一人の釣り師に会いました。魚影を何度か見ました。
 下山中に、3名のハイカー(家族連れ)に会いました。

7:18 幅広5m 7:19 右を登りました


7:33 4mCS状(通り過ぎる前に)

 左を登りました。

7:46 精錬場ノ滝 8m

 滝の左をリードで登ろうとして、上部で後一手が出ず、F川さんにリードを交代してもらい、セカンドで登ったら、問題なく登れた。いつまでも昨年のケガのことを言っても仕方ない。

8:20


8:28 下駄小屋ノ滝 12m

 左を登ったと記憶。

8:34 末広がりのナメ滝 10m

 左を登りました。

8:40 階段状 2段8×10m 8:42

 これも左を登りました。

8:45 曲り滝10mの手前で休憩


9:00 曲り滝 10m

 左岸を高巻きしまして、高巻きの途中、踏み跡は右を行っていたが真っすぐでも良いのではないかと判断。もう少しで巻きが終わる手前で、左に行けそうと進んでみたものの、思ったよりも難しく、元のルートに戻ったところで足元の踏ん張りが利かず、ずるずると3mほど落ちて止まった。気を入れなおして、再度登ったら、突破できた。突破後、右を行っていた踏み跡とも合流。
 沢に下りるのに、ちょっと斜面が急に思えたので懸垂下降を1回。30mロープで沢床にぴったりでした。

9:37 中ノ平沢との二俣(1250m)

9:40 5m


9:50 スダレ状 幅広2段8m

 最近雨が降っていないだろうから、水量少ないかと思っていたら、前日、夕立があったらしく、水量申し分なかったです。出発した時刻が早かったため、暑い、水かぶりたいという感情が起こらず、暑くなったころはシャワークライミングをするような滝はなかった。前泊地を石楠花橋にしたが、道の駅丹波山にした方が、(出発時間が遅くなって)シャワークライミングできたかもしれない。

10:03 8m

 右をロープを出して、自分がリードで登りました。F川さんより、途中でハーケンを打ってみるよう依頼があり、1本ハーケンが打たれてありましたが、練習の意味もあり、ハーケンを打ちました。打てたことは打てたけど、ハーケンの向きがクラックと平行で、ハーケンを抜く際、簡単には抜けるほど弱くなかったが、反省点の残るハーケン打ちだった。
 登ってくるF川さんをビレイ。F川さんより、「登ってから、支点を探すのではなく、登る前に、目星をつけておく」その通りだと思ったものの、さっき登れなかったし…。ハーケン打ちの時間もあったものの、この滝の出発時間は10時35分と、思ったより時間かかっていた。

10:40 大小屋沢との二俣(1375m)


11:02 ヤケト沢・長嵐沢との二俣(1395m)

 前回、月山でのミスもあり、プリントアウトした地形図をA4大の(沢なので2重にし)収納パックに入れる。確かにわかりやすい。問題は収納、自分は地形図を見ても頭に入れるのが下手で、何度も地図を取り出すことになる。そうなると、起こるのが、ウエストポーチから微妙にはみ出て、収納パックがチャックに引っかかってしまうこと。簡単に取り出せると油断したら、うまくいかず四苦八苦、ビニールを破ってウエストポーチから収納パックを外せたものの、残ったビニールが引っかかり、チャックが閉まらなくなる。仕方がないので、地形図をプリントアウトした収納袋は、長袖と下着の中間部分(お腹)に入れて、対処。考えていたよりも、快適だったが、これより暑くなったら、きついかも。(後日談)家に帰って修理しようとしたら、反対側にチャックがあって、それで問題なく使えた。

11:08

 ザックのチェストベルトが片方、引っ張り方が悪かったか、外れたが、縛ることで対応。少しきついものの、行動に問題なし。下山後、修理にショップに行ったら、10分ほどで直してもらった。

11:12 4mCS  


11:14 2条4mCS


11:26 1480m二俣


11:30


11:32 右岸にザレた崩壊地

 崩壊地が見えたら、ゴールの橋はもうすぐです。

11:33 楯ノ沢との二俣

 F川さんより、楯ノ沢に進もうとのことでしたが、(それも間違いではないですが)井戸沢に入ったほうが、登山道は近いです。

11:37 ゴールの橋が見えました


 11:38 大常木林道の小橋  

 先シーズン、装着を間違えたラバー用のサンダルは、事前に確認し、無事、使用できました。下山靴なくても大丈夫でした。

12:00 楯ノ沢との合流地点の小橋

 (楯ノ沢との合流地点の小橋から)10分ほど進んだあたりの二ノ瀬と三ノ瀬の分岐(下のトラックログで緑●付近)は、直進しました(三ノ瀬)。

12:21 自転車でも通れるのではないかという林道

 沢の下山道というと、かなり不明瞭なのも多いですが、今回の下山道は明瞭でした。

12:52 バンガローが至る所に

 一ノ瀬高原キャンプ場があり、建物はあったが、本日、人はあまり入っていないようでした。

12:54 三ノ瀬(車道に合流)


今回の山行のトラックログ(赤:登り、黄:下り、緑:登山道(林道・幅2m)、黄緑:車道)
A:石楠花橋、B:入渓点、C:中ノ平沢との二俣、D:大小屋沢との二俣(1375m)、E:ヤケト沢・長嵐沢との二俣(1395m)
F:1510m大常木林道横断点、G:登山道(林道)幅2m、H:三ノ瀬(車道)


滝は、立派なものが多く、ナメも楽しかった。自分のペースは、F川さんよりも遅かったが、シーズン初、だとこんなものか。少なくとも「沢をあきらめる」ほど、遅くなかった。

今回の山行の速度・時刻グラフ(区間1:登り、区間2:下り)


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