2305 月山

 いろいろなことがあったが、動画と写真は、一生の宝かもしれない。
 月山の風が強い予報でしたので、直前まで越後駒にするか検討していましたが、最終的に月山に決定しました。
 行きの集合は、家に帰ったら、集合時刻に間に合わないので、荷物を会社に置き、集合場所へ直行しました。

5月3−4日(前夜発、翌朝帰り)
L:Y田さん、メンバー:I井さん、自分

5月2日 19:25 浦和IC−22:40 福島JCT−23:40 山形JCT−24:15 道の駅 西川
 I井さんカーで、移動。設定すれば、アクセルとブレーキを踏まなくても、自動的に設定したスピードで運転してくれる車で、(ハンドル操作は必要)、1時間弱運転させていただきました。慣れないと、ちょっと加速が急な時もありましたが、世界はいつの間にここまで来たのですね。
 高速道を下りたコンビニで、トマとわらじの方の合同パーティーに出合う。リーダーと、I井さんは、顔見知りで、合同パーティーは鳥海山に行くとのことです。道の駅でも、合流し、前夜祭に参加いたしました。

今回の山行の大まかな位置図
 赤:3日、黄:4日、赤丸:前泊した道の駅
今回の山行のさらに大まかな位置図(赤丸)

5月3日
天気:晴れ
【コースタイム】7:30 道の駅 西川−8:00/8:40 姥ヶ沢駐車場
 9:12/9:20 月山リフト終点−10:25/10:40 牛首のコル−11:35/12:15 分岐地点(11:45 月山山頂 自分のみ)−13:10 清川行人小屋

 駐車場を出発前、トイレに行きたくなり、オーバーパンツを下ろしたら、ブチっと切れてしまい、修理に手間取って、切れたヒモを強引に縛ることで対処。久しぶりなので、行く前に確認しておけばよかったし、強引(といっても、かかっているヒモを設定どおり横にスライドさせたのですが)に、オーバーパンツを下ろさなければ良かった。(後日談)前のチャックを開けてから、背中のレールを左右に寄せてから、オーバーパンツを下ろせばよいのでした。直営店に修理に出したら、交換部品があったとかで、無料で修理していただきました。
 リフト代購入の際、オーバーパンツの件で慌てていたのか、財布を取り出そうにも、なかなかポケットに手が入らない、ウエストポーチを装着しているのを忘れていた。ウエストポーチを外したら、簡単に手が入るのでした。

8:45 月山リフト乗り場

 カメラを忘れて、携帯での撮影。慣れないので、撮れたことは撮れたけど、一々確認が必要でした。

9:21 月山リフト終点


リフト終点からの姥ヶ岳 リフト終点から月山山頂

 

9:35 姥ヶ岳には向かわず、トラバースをして、月山に向かいます

 多くが姥ヶ岳経由で、トラバースをする人は少なかった(1割くらい?)です。

10:05 月山山頂方面


10:25 牛首のコル
 姥ヶ岳を経由してきた人達とも合流

 風が強い予報で、行ってみたら、牛首から山頂手前までは、風が強く吹きましたが、行動には問題なかったです。なお、小屋に泊まってからの、夜は、再度、風が強くなりました。

 斜度がきつくなり、アイスバーンが出てくることが予想されたので、この地点からクトーをつけました。念のため、アイゼンを持参しましたが、今回、アイゼンの出番はありませんでした。

 I井さんよりいただいた写真(以下I)  Y田さんと、I井さん


11:10 1890m付近で一旦雪がなくなり、
 板を外してかつぎました。写真は雪が復活した地点です

 10mほど板をかついだら、再度、雪が復活しました。

11:12 再度、雪が復活


 11:23 再び、雪がなくなる  

 再び、板を担ぎました。

 11:24 鍛冶稲荷神社  板を担ぐI井さん


11:25 山頂は近い


11:33 分岐地点からの山頂(山頂はちょっと先)

 (明日に頂上に行く予定だから)頂上に行ってきて良いと、言われたので、自分一人頂上へ。それほどバテていなかったし、(何が起こるかわからないので行けるときに)月山山頂行ってきました。

11:43 左が登ってきた尾根

 簡単に写真を撮って帰るつもりが、慣れない携帯での操作で、手間取ってしまいました。

11:44 月山神社


月山山頂より(南西〜北東側の風景)


東〜南西側の風景

11:47 分岐地点に戻る

 今回、地図読みに課題が多く見つかりました。自分の方向確認は、方角の目印に具体的なモノを設定せず、ただ、手で方向を示してこっち、というだけでした。いろいろあったのですが、理解が足らなかったのは事実です。

 コンパス、目的の方向に対して何度の向きで進むか(コンパスの方位確認作業において、「コンパスの回転盤の中の矢印を磁北に合うように回す」作業を忘れてしまった。)
 GPSは山スキーに持って行くのなら、(ザックのアマブタの中に入れて)家に帰ってからトラックログを確認するために使うのではなく(当然ですが)行動中に現在地を確認できる形で使用すべき。
 (今回のように)一面、目印の少ない雪面では、ガスったりしたら、GPSを取り出して現地確認に使った方が良いのは、当然です。
 地図はA4サイズ以上のクリアケースに入れる(書いてみて、当然だが、魔が差したように、小さいサイズのジップロックを使っていた)。山行終了後、A4サイズとB4サイズのクリアケースを大量に購入しました。

     
12:19 滑る自分(撮影Y田さん、以下Y)、ありがとうございます。 

 慣れない携帯のカメラで、自分は滑降時の撮影に自信がなく、Y田さんに撮影していただきました。
 雪質:ザラメ、滑りずらい雪ではありませんでした。今回、滑れたからといって、次回も滑れる雪質ではありません。

滑るI井さん(Y)

今回の寒さ:自分の場合、上は、雨具上に、長袖用山シャツ+半袖用山シャツ+オーバー手袋(中身無し)、登りはニット帽、下りはヘルメット
                下は、オーバーパンツ+山用パンツ
通常、GWで、この格好ですと、暑くて仕方がないのですが、さすが月山、風もありましたがが、ちょうど良かったです。

 12:21 (Y)  

 月山は滑れる斜面が広大で、木も出ていなかった。斜度も、滑るのに多くの斜面がちょうど良かった。

12:24 (Y)

ようやくゲレンデ外でも、テレマークターンができるようになり、今後は、滑りも地図読みに、余裕を持って取り組める可能性が高くなる。写真を撮る余裕も出てくる。

12:25 滑るI井さん(Y)


 12:26(Y)  


12:42(Y)


12:45 動画(9秒)(Y)


12:51(Y)


12:51(Y) 本日の宿泊小屋、見えました(赤矢印)


12:56(Y) トラバースして小屋に向かいます
 動画(28秒)


12:56(Y) 


13:02 清川行人小屋(Y)(無人避難小屋)


3日のルートのトラックログ(赤:登り、黄:下り)
A:リフト下り場、B:牛首のコル、C:鍛冶小屋跡、D:月山山頂、E:清川行人小屋


追加:山頂付近を抜粋
1:板を担ぐ
2:再度シールで登る
3:板を担ぐ


今回の山行の「速度/時刻グラフ」(3日)
(区間1:登り、区間2:下り)(縦軸:速度、横軸:時刻)


小屋内での自分(Y)
 なんか、おばさんみたい

 小屋には自分らの前に、5人ほどのパーティー。それから、17時半くらいまで、ぱらぱらとやってきて、合計5パーティー小屋に泊まったと思います。ちょうど良い混み具合でした。
 2階に、個人部屋のような部屋があり、そこを使わさせていただきました。
 布団、毛布が使え、水場もあり、小屋利用代は、一人1,000円でした。

16:18 清川行人小屋からの月山(Y)


水をくむ自分(Y)


19:00(Y)

 20時を過ぎたら、消灯。

5月4日
天気:晴れ
【コースタイム】8:30 清川行人小屋−11:00/12:45 月山頂上(荷物をデポして、東斜面を150mほど滑り登り返す)−14:20/14:45 姥ヶ岳−15:15 姥沢駐車場
 15:30 姥沢駐車場−16:00 道の駅 西川 (5月5日 2:20 道の駅 西川−7:25 浦和IC)

7:50 出発しましょう(Y)

 朝早く出発しても、アイスバーンなので、遅めの出発です。

清川行人小屋、2階への階段(Y)


清川行人小屋(Y)
 快適でした、ありがとう。


8:20 出発前に(Y)


8:35 出発
 動画(Y) 21秒


8:40 斜面をトラバース(I)


9:26 岩場で休憩(I)(標高1610m)

 ここまで傾斜が急でしたが、この岩場を過ぎたら、傾斜がだいぶ緩やかになりました。ここまで風も強かったので、岩と小低木に風が遮られ、ほっと一息でした。

10:05 (I)


 10:06 一面の雪(Y)


 10:49 (Y)  


11:04 月山神社(山頂)(Y)


11:20 月山山頂からの鳥海山(I)


 ピーク写真(Y)   ピーク写真(I)

 このピーク写真で明瞭になったが、I井さんのスマホの方が明らかに画像がきれいだ。

 このまま戻っても…ということで、荷物をデポし、山頂から念仏ヶ原の方へ、東の斜面を200m滑って登り返そうということになりました。
 基本的に、3日と同じ雪質で、悪い雪質でなかったはずです(雪質に敏感になるのも、今後の課題です)
 11:38 出発

11:41 動画(15秒)


11:43 動画(40秒)

 まだまだ滑れることに夢中で、ターン一つ一つ、ゆっくりなペースで滑ってしまった。その後のY田さんのテンポが速い。

11:43 動画(15秒)


11:46 動画(32秒)


11:45 150m滑って、その先は傾斜が緩いので、ここまでとする。

11:56 ここから登り返します

12:00 登り返し・出発
 クライミングサポートを使うべきでは、との指摘。前日、クトーを使ったときは、敢えて使わなかったのですが、使えるものは使うべきです。こんなことで、バテたら、バカバカしいですし、到着時刻が遅れるなどして事故のもとになったら、さらにバカバカしいです。
 この後クライミングサポートを使って登ったのですが、何か違和感を感じたものの、クライミングサポートを使っているためと思ってしまった。実は、ビンディングのモードが、滑りモードでした。落ち着け!
12:20 デポした地点に戻る

12:47

 山頂から、スキーで滑っても、すぐ先で雪が切れるので、山頂からは板を担ぎました。

12:55 (Y) (I)


13:04 鍛冶稲荷神社 (Y)
 登りのときの写真は、雪山の景色だったのに


13:21 (Y)ここから滑ります
 雪はここ以降、つながっていると思いこんでいた


 
13:22(Y)  

 滑った先で、雪が再度なくなっていて、板を外して10m程進んで、再度雪が復活しました。

13:33(Y)  13:34(Y)  13:36(Y)

 ここ結構、急な感じがして、唯一、あまりテレマークターンできませんでした。あと、ケガ後でまだ、(できるのですが)スキーの着脱がぎこちなく、ちょっと恐るおそる、でした。

13:47(Y)

 姥ヶ岳までトラバースして一直線で行けるかと思いきや、1688m小ピークと1729小ピークの間の、小ピークより雪が切れていて、標高差50mほど下に滑って、そこから再度登り返しました。
 I井さんとY田さんは、スキー板を外して板をシュリンゲとカラビナでザックに結び、引きずる方法で登り返し、自分はカラビナを持ってこなかったので、シールで登り返しました。

14:20/14:45 姥ヶ岳

14:28 左が湯殿山

 雪がつながっていれば、姥ヶ岳から、湯殿山へ行き、石跳川を滑り、県立自然博物園に下りる予定でしたが、姥ヶ岳より確認すると、湯殿山へは雪が切れているし、リーダーが前回行ったとき、藪が濃くて大変だったことを聞き、沢も雪が少ないことが予想され、姥ヶ岳から、姥沢駐車場に向かって下山することとなりました。

14:29 (Y)


14:38 姥ヶ岳山頂(I)


14:40 月山山頂と自分(Y)
 良い写真、ありがたいです。


14:49(Y)

 姥ヶ岳の中腹に、Tバーリフトがあり、多くの人が並んでいました。

14:51 動画(44秒)(I)

14:52 動画(11秒)(Y)

 この後、モモが少し痛くなりましたが、ちょっと休憩を入れたら、なんとかなりました。

4日のルートのトラックログ(赤:登り、黄:下り)
E:清川行人小屋、F:休憩した岩場1610m、G:月山山頂、H:登り返した1830m、I:シールで登り返した1690m、J:姥ヶ岳、K:姥沢駐車場

 ケガ後初の、会の方と行く山スキーでしたが、大きく遅れることもなく、地図読みは様々にボロが出てしまいましたが、テレマークターンはほぼできて、今シーズン、最後の最後に間に合ってよかったです。

今回の山行の「速度/時刻グラフ」(4日)
(区間1:登り、区間2:下り、区間3:参考データ・空身で滑り・登り返す)(縦軸:速度、横軸:時刻)


15:45 さようなら、月山

 車を止めていただき、月山にお別れの写真、ありがとうございました。こういう遠景も好きです。

18:27 道の駅で、乾杯

 渋滞が予想されるので、道の駅で仮眠をとり、翌朝早く、出発しました。

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