2022年 5月 奥多摩・つづら岩

 1週間前より、14・15日は悪い予報。15日(日)はなんとか実行できるか、なんとかなるか。クライミング要素の強い南面をあきらめ、比較的初心者向けの東面の岩場なら、天気が多少悪くても実行できると思い、時間が余ったらロープワークの確認をすればよいと、他の方には案内。中止になった場合は、錦糸町T-wallで室内トレをすることも案内。水曜くらいになり、実行の可能性の方が高いことが判明。悪化した場合、他の人の都合もあるので土曜日の午前中には、実行か中止を連絡することを伝える。

 天気が微妙なので、飛び入りの案内をしました。「ロープの手配、つづら岩までの交通手段(自身の車で行くか、同乗するか)」をすれば、飛び入り可の連絡。M谷さん、K村さん、N田さん、参加。このことは、自分でも良かったと思うが、前日になって、自分の手元に会ロープがないことが判明(別の人の手元にありました)。飛び入り可の条件に、「ロープの手配はご自身で」と案内した割には、当初からの参加者に使用してもらうはずのロープがないのは恥ずかしいことでした。それでも、飛び入り参加の方がロープを持参していただき、会ロープの件で慌てたのがなんだったのかというように、当日の岩トレは順調に行われました。ありがとうございます。
 自分の反省:振り返って、様々な点で、推測(オブザベ)が足らなかった、甘かった。指示・伝達という意味でも、足りませんでした。

5月15日(日)
天気:曇り時々晴れ
L:自分、メンバー:M井さん、G藤さん、Yさん(この時会員外)、M谷さん、K村さん、N田さん
【コースタイム】8:30 駐車場−9:05 水場−9:35/16:20 つづら岩−16:40 水場−17:20 駐車場

9:00 綾滝

 会ロープのこと、天気の判断のこと、いろいろあって、混乱で、つづら岩へは、黙々と登る自分。自分はフレンドリーにふるまえなかったが、G藤さんが積極的に話しかけていただき、助かりました。

9:35 乾いていたつづら岩南面

 つづら岩に到着すると南面の岩場が、思ったよりも乾いていた、2日くらい前は、何とも言えなかったが、当日の状況から、予想できた。
 つづら岩に向かう途中追い越した人の中に、クライミング装備の人がたくさんいた。「この人たちも登るなら、早めに登っておいた方が」と思い、まだ空いている南面を登ることにする(結局、この時追い越した人以外は、つづら岩を登る人はおらず、予想したよりも混まなかった)。

M谷さんと一緒に登りました(シングルロープ1本)。

午前
・二ルート(下部:M谷リード、上部:自分リード・左側)
 登り口で岩を触ったら、確かに乾いていたが、シーズン初めだし、いきなりリードは抵抗があった。M谷さんは、数日前、登攀済みということで、最初、リードしていただきました。シーズン初めなので?仕方がないといえば仕方がないのですが、自分のロープワークは時間がかかってしまいました。といっても、隣のK村・N田ペアはどんどん登っていく。K村・N田ペアが登った三段ハングはぬめっているところがあったらしいが、自分たちが登ったところは、ほぼぬめってませんでした。トポを頼りに登れるというのは、自分はできそうにない、もしくはグレードを下げないとできる気がしない。頂上部分でビレイしましたが、何とも体勢の悪い自分のビレイでした。
・右クラック(下部:自分リード、上部:M谷リード)
 思い出した、先シーズンも、流動分散のスリングが長すぎて、うまくビレイできなかったのでした、忘れていた。致命的なミスはなかったものの、思い出しながらのロープワークでした。

11:35 自己脱出

午後
自己脱出
 ATCガイドの仮固定は、ワンターンしたロープを環付きカラビナに通す、それから巻く。自分は、ずっとエイト管で自己脱出をしていましたが、現実問題として、エイト管でビレイをすることはほぼない、エイト管は懸垂下降の道具です。

一ルート終了点ビレイの備忘録的図


・一ルート(下部:自分リード、上部:M谷リード)
 二ルートで頂上部分のビレイをした時に、なんとかビレイしたものの、岩角の対処が強引だった。下部で自分がリードすれば、上部頂上でM谷さんのビレイを確認できる。どうするのだろう。二ルートの頂上部は岩角が連続するのですが、一ルートは以前木が生えていた部分が凹状になっていてそこを使えば形になるのでした。様々な別解あると思いますが。
・一ルート(下部:M谷リード、上部:自分リード)
 できる人は一日で10本登るという、何が違う? とりあえず気がついたのは、ヌンチャクの回収(セカンド)で、余裕のある場面では支点とロープから外してハーネスにかけますが、難しい場面では支点から外すだけにして余裕のある場所でロープから外して、ハーネスにかければ、ということでした。馬鹿正直に全てその場でハーネスにかける必要はない。時と場合にもよりますが…
 またもやスリングが長すぎて調節に余計な時間がかかりましたが、それ以外は頂上部でのビレイできました。
・右クラック(下部:M谷リード、上部:自分リード)
 ヌンチャクの数が残り少なくなり、頂上手前で立派な支点があったのであと少しで頂上という場所でビレイ体勢に入ってしまった。頂上まで2m程度、傾斜のないスラブですが、M谷さんには念のため肩がらみビレイをしていただきました。

15:30


新人の二人が、良く登れる二人で、良かった。
M谷さん 様々に、指示のできる人でした。もっと自分も考えながら、登らなくては。
 下山中に、綾滝を過ぎたあたりから、小雨が降ってきました。

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