広沢寺 クライミング

 前回の岩トレで、時間もかかり、ミスもあり、それでも最低限のことはして一段落したと思っていましたが、F川さんから「マルチピッチの再確認・時間の短縮」で誘われて、「これは参加しないと」と感じ、行ってきました。今になって思うのは、あれだけミスをしたのなら自分から誘わねばならなかったのではということ。でも、動画を見るまでは、具体的に何を改善すればいいか、わからなかった。方向性が見えた。本に出てないからで止まっていたが、動画ってすごい。それなら、再度、岩に行っては、すいません、それよりはスキーがしたいです。

2020年12月6日

今回の山行の大まかな位置(中央●広沢寺、右●本厚木駅)

12月6日
L:F川さん、メンバー:Y原さん、、I井さん、自分
天気:晴れ
【コースタイム】8:10 本厚木駅−8:30/8:40 広沢寺温泉の駐車場−9:00/15:40 広沢寺・弁天岩−15:55 広沢寺温泉の駐車場
 本厚木駅に7:45に着くものの、落ち着いて止める場所が見当たらず、駅前を自分がうろうろしてしまった、自滅。日曜の広沢寺は混むことを考えたら、自分ももっと早く行くべきでした。
 広沢寺温泉の駐車場は、ほとんど停まっていました。Y原さん、I井さんはすでに来ていました。

8:50 車止めの林道入り口
  扉は手で開けられます


弁天岩着

固定分散の動画流動分散の動画」の確認
 固定分散:鈴蘭の人は、終了点に着いてセルフビレイをとったら、ビレイ解除のコールをしているが、この動画のように、確保器を支点にセットしてからコールをかけても良いのでは。
 流動分散:確かに、これまで学んだ中で一番説得力のある、固定分散・流動分散の使い方ですが、「結びコブを作ってしまうと、通常より弱いし、結びコブの位置もこの動画のように、ぴったり力がかかるような位置に作るのは難しいのでは? 片方の支点が外れた場合に衝撃を最小限にすることはできるけど、言うほどの違いはないのでは? 」といった意見が出されたと記憶しております。
 非の打ちどころのない動画ではないですが、バラバラだった知識がずいぶん整理できました。

午前:弁天岩(プレゼント・ファイブ 5.7、シャドウ・パートI 5.9)(F川・I井ペア、Y原・自分ペア)
 動画の確認をしたので、実際に登ってチエックといきたかったですが、岩場が混んでいて、この時期はアイゼントレに使う方も多く、マルチピッチの操作訓練は、ほぼできませんでした。

10:10 プレゼント・ファイブ 5.7を登るI井さん

 プレゼント・ファイブの本来の終了支点は使われていて、使われていない途中支点を使って登り、終了点が木になったので、動画にあるような、二つの支点での方法は必然性がなくなってしまいました。
 トップY原、セカンド自分で登り、懸垂で下りました。懸垂はトップ自分、ラストがY原。

11:50 すだれ状態

シャドウ・パートI 5.9(上写真は別)(トップ:自分):F川さんのように、空いている支点を使って登る気はとてもおこらず、弁天岩右わきのシャドウ・パートI 5.9が空いていたので、登りました。下部は、前日の雨が残っていて、滑りやすかったですが、陽の当たる上部は問題なく登れました。Y原さんより、「トップロープにして、隣のルートも挑戦しよう」とのこと、なるほどと思い、トップロープにして、隣の10dのルートも挑戦しましたが、二人とも登れず。

岩場をご利用の皆様へ

(上記掲示)新型コロナウイルス感染症対策として、地元の要請により広沢寺の岩場の使用を自粛していましたが、この度地元と協議の上、岩場の使用を再開できることになりました。当面の間は岩場をご使用になる時には、
 @発熱や咳など軽い風邪時症状がある時には岩場に来ない。
 A岩場では、飛沫防止のマスクを着用し、社会的距離(2m)を取り密集密接を避けるなど、感染防止にご留意の上、ご使用ください。

なお、(公益社団法人)日本山岳ガイド協会は今回の新型コロナウイルスにつきまして
 @ウイルスは咳やくしゃみの飛沫と共に、口や鼻から粘液として発し、水分の重さで2m以内に落下をする。
 Aその一部はマイクロエアロゾルとして4.5m飛び、約3時間浮遊する。
 B人の後に飛ぶストリップストームでは、前の人からウォーキングでは4.5m、ジョギングでは10m間隔を置く必要がある。
この様な飛沫等からの感染対策として、野外ではマスクとサングラスの着用を勧めています。
 Cまた、木製ベンチや岩や鎖等に付着したウイルスは、2日程度感染力を保持すると考えられる事から、岩場でもロープやボルトや岩(ホールド)等から手を介しての感染リスクを排除する事はできません。
この様な感染の対策として、その都度手洗いと手の消毒を行うことを推奨しています。
★岩場での感染対策の参考にして下さい。

 12:04 弁天岩 遠景  

午後:対面の岩場(小ハングルート?)、弁天岩(プレゼント・ファイブ)(F川・I井ペア、Y原・自分ペア)

13:05

 昼食後、空いている支点があり、登れるかもと思ったものの、F川さんのように、支点と支点の間を登らなければ登れませんでした。そういえば、道路から弁天岩に入るルートの所に岩場があったのを思い出す。偵察に行くと、なんとか登れそう。弁天岩にいても、登れそうにないので、「対面の岩場」に活路を求める。
 一番登れそうだったのが、小ハングルート 5.7だったのでそれに挑戦。まずは自分がトップで登ってみようとしたものの、下は前日の雨でぬめっていて、乾いていればなんてことないのに難しい。一つ目の支点にクリップしたところで、文字通り手も足も出なくなり、Out。Y原さんに交代。むむむむむ、(自分が手も足も出なかったところを)登られてしまった。直上するのが本来のルートなのですが、このぬめった状態ではさすがに、リードでは難しいということで、左に迂回して、無事終了点。自分の登る番ですが、この状態では、登れそうにないので、トップロープをセットしていただく。2回目(トップロープ)、自分、先ほどリードでは登れなかった箇所は、勇気の問題だったか、トップロープで登ったら、無事突破できました。ただ、左に迂回する所で、手も足も出なくなり、一つ上の支点にヌンチャクをかけ、それを掴むことで突破し、無事ゴール。2回目トップロープ、Y原さんは、直上し、無事、5.7を登っていました。上手くなったね。3回目のトップロープの自分の挑戦では、先ほど、何が登れなかったのかというくらい、ヌンチャクを掴んだ地点を通過できました、これも勇気の問題か、しいて言うなら一度登ったことで、次のホールドの状態がわかるので(手を出して、悪かったらどうしよう)、安心して突っ込めるというのはあります。

14:13 対面の岩場(小ハングルート?)
 左へ迂回する自分

 弁天岩に戻ると、相変わらず混んでいました。仕方がないので、今度は自分がトップで、プレゼント・ファイブを。これが小ハングルートと同じ5.7、やはりグレードはわからない、それとも隣のルートかな。
 無事終了すると、隣ではロープがからまったとかで、F川・I井ペアが混乱。I井さんは、急遽参加したので、仕方がないと思います。

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