2011 奥多摩・つづら岩

2020年11月7日
L:I永さん(前日より入山し、つづら岩手前で合流)、メンバー:F川さん、N方さん、自分

今回の訓練の大まかな位置図

11月7日
天気:曇り時々晴れ
【コースタイム】8:20 駐車場ー8:40 林道終点ー9:10 綾滝ー9:05 水場−9:45/15:35 つづら岩−15:50 水場−15:55 綾滝−16:25 駐車場

8:23 駐車可能な場 8:30 通行止め

9:05 綾滝

・午前(東面の岩場・ピラミッドフェース)(I永さんと)

9:45 つづら岩 南面

・ピラミッドフェース
 東面の岩場とピラミッドフェースの間を抜けて、ロープセット。両端を結んで、ロープを手繰っていったら、中間に二つも結び目ができていた。I永さんにも手伝っていただき、解決。ロープをしごいてから、セットすれば良かったか。セット後、懸垂で下りました。厄介な、ピラミッドフェースの出だしは、登る前にホールドを観察し、エイヤで登ったら、登れました。下りはクライムダウン、難関箇所を下りれるか、やはり難しそうなので「I永さん張ってください」と言ったらキツキツになってしまい(仕方ないか)、下りたものの、ロープで下りたか自分の力で下りたかよくわからなかった。
 今度はI永さんの番、I永さんに「猿のように登るんだ(ここは一気に登る)」と言ったら、皆さんうけてくれました。I永さんも、30年ぶりとかで、無事登り切って、クライムダウン、難しい箇所をどう処理するかと思ったら、右に逃げてました(下図)。この動きは想定外でした、でも、フリークライミングではありえませんが、岩トレならあり得る行為です。

ピラミッドフェースでI永さんがクライムダウンしたルート
 (A面、B面というのは言い過ぎかもしれません)

・東面の岩場
 東面の岩場の右側は、3人パーティーが使っていたので、自分たちは左側を使用。問題なく、登れ、クライムダウンできました。登り終えたら、ピラミッドフェースのロープセットが、凹角に挟まれ、ロープが岩にこすられる形になっていたという、う〜ん、I永さんが本来のルートから外れた下り方をしたので、ロープのセットがずれてしまったのでは? と山行翌日に思う。→セットロープを使い、長く伸ばしていれば解決でした。東面の岩場は、屈曲点に立派な支点があるのでセットロープの必要はないですが、ピラミッドフェースはセットロープがあった方が良かったのでした。

 12:03 懸垂で下りるI永さん

 岩場を登り下りしている写真は、一枚しか撮れなかったが、写真を撮ろうとすると、どうしてもだれてしまう傾向があるので、仕方がないと思う。

・午後(南面に移動、自分はN方さんと、一ルート(一般ルート)、右クラック)
・一ルート(1ピッチ自分リード、2ピッチ目N方さんリード)
 久しぶりで、だいぶ忘れていましたが、なんとか突破。その中でも、ヌンチャクを使うか、スリングにカラビナ1枚で対応するか、大いに迷う。スリングにカラビナ1枚だとどうしても長くなってしまい、セットしたものの、ヌンチャクでやり直した箇所が3箇所ほど。ロープが交差しないようにと頭ではわかっているものの、気がつくと交差していた。安定する場所まで下りれたので、体の向きを反転することで対処。最後の方で、カラビナが足りなくなってしまったと思ったが、実はハーネスの後の方にヌンチャクが隠れていました。
 アンカービレイは最終的にできたものの、ああでもないこうでもないと、時間がかかってしまった。

・右クラック(1・2ピッチ共に自分リード)
 一ルートを登った後だったからか、両方のピッチがずいぶん短く感じた。50mロープなら、ピッチを切らずに行けたと思います。2ピッチ目は、最初、中間支点が見えなかったが、登りだすと、見えてきた。自分の手の長さもあるが、「探すとあるガバ」といった感じである。二ピッチ目の終了点は、つづら岩のてっぺんではなく、少し下りたところでした。2ピッチ目の終了点から、つづら岩のてっぺんまで5〜6m程度、屈曲するので、2ピッチ目の終了点で一旦切っておいた方が無難。時間もなかったので、2ピッチ目の終了点で終わりにしました。2ピッチ終了点から登山道まで、気を付けていればなんともないトラバースが1mほどで、合流です。アンカービレイ作成は、一ルートよりは問題なく時間もかからなかった。

 今回の自分の傾向:ボルダリング能力はそこそこだったものの、ロープワークがずいぶんと足らなかった。

 ロープを束ねる:N方さんより、肩の上で巻くより、両腕を使って左右に振り分けた方がきれいに巻けるとのこと。家に帰ってやってみる、沢用30mなら肩でなくてもできるが、ダブルロープでも50mになると肩ではないかと(ただ単に自分の知っている方法が悪いかもしれない。要確認です。からまないロープのたたみ方という点では、このページかこれはアルパイン向きか、通常タイプだとこのページか)。確かに、肩はまとまりがなく、きれいに巻けない。その他、いつも束ねるとき3回くらいしか巻いていなかったが、5〜6回巻いた方が良いようです。

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