2009 小黒川本谷

2020年9月21−22日(前夜発)
L:F川さん、メンバー:N方さん、I永さん、自分
 今回の自分の目的:「泊まりの沢に行く」 「久しぶり」の沢泊まり、自分にとって確かにそうでしたが、N方さんもそうだったはず、全てが完璧だったわけではないが、N方さんは、経験でカバーしていた。自分は「久しぶり」に、とらわれてしまった。

9月20日
20:00 八王子JC−21:50 伊那IC−22:20 桂小場駐車場

今回の山行の大まかな位置図
 赤:21日、黄:22日
今回の山行のさらに大まかな位置図

9月21日
天気:曇り時々晴れ
【コースタイム】6:40 桂小場駐車場−6:53 入渓点−8:20 1590m二俣−10:35 1770m二俣−14:25 2200m二俣

6:53 入渓点

ここで林道が崩壊し、入渓点となります。

7:00 堰堤

2段の堰堤です。

7:02 下段の階段  F川さんよりいただいた写真(以下F)
ありがとうございます。

下段は右岸に階段があり、それを使わなければ上がれなかったです。

7:05 上段(右岸にある階段) 上段のスリット


7:07 後半は深いです 7:09 突破

上段のスリットにつきまして、通れないことはないですが、後半水深が深くなります。腰にまで達しますが、肩まではいかないです(人・水量にもよる)。

7:25 5m滝 滝の右を登りました

滝の右を登りました。トップでF川さんが登り、次にI永さんが、途中でズルズル、ドボーン。続いて自分、(I永さんが進めなかったことによりお助けが出されたのですが、登りの途中でロープを渡されたので、体勢が整っておらず、お助けをカラビナにセットできず、なんとかカラビナのゲートが開いたと思ったら、その瞬間バランスがくずれ)ズルズル、ドボーン。安定した所からお助けをカラビナにセットして登ったら、落ち着き、無事登りました。

7:35 4m(F)

この滝の手前まで、ずっと川原歩きで、この二つの滝を越えた後は、再び、川原歩きになりました。

 
7:44 休憩 (左岸) (右岸) 

休憩した場所の、右岸、左岸、両方に赤テープがありました。

8:14 合成写真

 陽があたっていない近景に合わせると、遠景がぼやけ、陽が当たっている遠景に合わせると、近景が真っ暗になったので、合成してみました。

8:20 1590m二俣

 この写真が1590m二俣だと思います。でもこの写真を撮った時は手前の1560mの二俣かと思っていて、その後の連瀑帯の手前で、リーダーより「1590m二俣を通りすぎました」と言われ、「え〜」と思った記憶があります。見過ごした場合の修正力も、大切ですね。

8:29 3m、8mの連瀑


8:35 8mの滝
 
  ハーケンにて途中支点をとる

F川さんが、空身トップリードで登り、次にI永さん、二人上がったところでF川さんのザックを上げて、その後、自分、ラストN方さんで登りました。
ザック上げは、最初、最上部で引っかかり落ちてしまい、再度試すも最上部を越えられず、下からもロープをつけて引っかからないように(下からも)引っ張ったところ、越えられました。
久しぶりのタイブロック登りでしたが、問題なく扱えました。I永さんが、A0でずいぶん登っていたので、自分も警戒しましたが、思ったよりも楽に登れました。もろい岩でした。

9:37 8mの滝(8:35の8m滝のすぐ上にある滝)下から 上からの写真
   
   10:01 ラストで登るF川さん

 3段目の滝はN方さんトップで、2番手自分、次にI永さん、ラストF川さん。下から見たときには、難しそうもなかったのですが、ゴール手前のトラバースが足、手とともに微妙で、下もスパッと落ちていて、スラブが苦手な自分は通過こそできましたが、ずいぶん時間がかかってしまいました。他の方は、問題なく通過していました。

10:35 1770m二俣


10:56 10:57 少し上がった


10:59


11:21


11:24


11:42 すぐ近くに赤テープ(1900mの作業道でしょうか)

 何カ所かエスケープしやすい地点がある、沢のようです。

12:01 階段状の踏み跡(GPSの標高は1945m付近)

 「西駒山荘が上にあるんで、水持っていった方が良いかな」と漠然に思って、1リットルの水を持参したら、皆さん空でした。西駒山荘は営業していませんでした。(沢の水を直に飲むか否かの)明確な基準、なんてあるわけないか。

12:16


 
12:18 2段12m 登る自分(F)  12:23

右を登りました。2段になっています。

12:24 直線路


12:27 4m

右を巻いたと

2段9m(F) 12:38


12:45


12:47


(F) (F)


 
12:53 15m滝  13:09 滝の左を登り

滝の左を登り、さらに左側を行こうとしましたが微妙に登れず、さらに左にトラバース気味に進むみそこから上がろうとしましたが、逆層が多くうまくいかず、滝の落ち口から20mほど下流に戻り、右岸を大きく巻きました。

 
14:17 (F) 2段5m?と5m滝  14:19

過去の2段5mと5m滝のずいぶん違う気がするのですが、位置的にこれしかないと思います。渓相が変わってしまったか。

14:22 遠景と近景


 14:25 2200m二俣  

テン場に到着です。

15:33 今回の寝床


15:33 15:57

 毎度ながら、F川さんは、テン場に着いて、休憩せずに、焚火の準備ができるのはすごいと思う。私はどうしても、安堵で、一休みしたくなってしまうのです。
 何はともあれ、久しぶりの焚火です。「焚火ができて幸せです」なのですが、一休みしたい感情を抑えて薪を集めて、気分的に疲れて、焚火の時は、無言になってしまうのです、これも自分の悪い癖です。

16:14 16:25

 @2年ぶりの沢泊まり、ちょっと感覚がズレていて、お米1合持参してしまいました。そうか0.7合くらいで良かったか。頑張って完食。
 A焚火があっても、16時頃から、温度が下がってきて、(標高2200mのためか)とても寒かった。
 B久しぶりの沢泊まりで、慣れていなかったか、座る席を適当にしてしまい、その結果、いちいち姿勢を変えないと、足がしびれるわ、お尻が痛いわ、でした。
@+A+Bにより、自分の体調悪化。久しぶりの焚火なのに、早々に寝る。
 「沢用半袖+山用長袖、山用ズボン」(行動着)に、防寒着上(フリース?)・タイツ下・雨具(上・下)、夏用シュラフ・シュラフカバー、エアマット・シートに加えて
 F川さんの用意した防寒用ビニールシートで出入口を塞いでいただいて、寒気がおさまりました。

防寒用ビニールシート
 この写真は翌朝


9月21日の行動の位置図
A→B→C→D→E
A:桂小場駐車場、B:入渓点、C:1590m二俣、D:1770m二俣、E:2200m二俣

21日の速度・時刻グラフ


9月22日
天気:曇り
【コースタイム】8:00 2200m二俣−10:30 登山道に合流−10:45 西駒山荘−11:30 将基頭山−11:40 西駒山荘−13:30 避難小屋−15:25 桂小場駐車場

5時半起床、調子は元に戻ったが、いろんな衣類を着込んだせいで、脱ぐのにひと手間。皆さん、準備が早く、失礼しました。

 5:55  ありがとうございます


6:55 スパゲッティ


8:04 さあ、出発

左を行く報告もありますが、今回2200m二俣は、右を行きました

 
8:19 2270m二俣 振り返る  振り返った遠景


8:21 (F) 8:33 8:37 


8:41  


8:56 振り返って


8:56 2330m二俣

この二俣より先は、目だった目印が見当たらないので、高度計と距離感が頼りです。

9:04 近づいて

 リード1本もできなかったが、今回の自分の目的はそれではない。

9:17 紅葉始まりました  

9:37 水を汲む(標高2465m・帰宅後GPSデータより)

9:52 もう少しで稜線

10:05 水枯れる(GPSの標高2535m・帰宅後GPSデータより)

10:11 ヤマハハコ

 帰ってから、図鑑で調べました。ヤマハハコだと思います。

10:28 高度計の標高からすると、あと20m程度は登ると思ったら 登山道に合流でした

高度計の標高からすると、あと20m程度は登ると思ったら、登山道に合流でした(GPSの標高2633m・帰宅後GPSデータより)。

11:11 西駒山荘(F)

 西駒山荘から、将基頭山山頂へは、現在、植生保護のため、迂回路を通らねばならないようです。

11:26 西駒山荘が小さく(左側)


11:30 将基頭山山頂(F)

ピーク写真

11:58 紅葉始まりました
 2646mの小ピーク付近

室内壁で試した、「マスクの3Dフレーム」を下山路でも試したいと思い、用意しましたが、バテてはいなかったけど、バテ気味で、とても実験する余裕はなく、ザックの中にしまったままでした。

12:00 コケモモ 実と花

あちこちで咲いていました。コケモモだと思います。

13:35 避難小屋

下りのルートは下山路で、特に眺めの良いところは、ありませんでした。

13:55 1966m分岐

 最後の下りでこける:休むと治るが、下り途中から肩が痛くて仕方がない。ザックのストラップ(ウエストとチエスト)を引くと、だいぶ楽になったが、それでも時間が経つと痛くなってくる。足の方に疲れはなかったが、最後の下り(15時頃か)でこけて、上半身の疲れのせいか、手も出ず、顔面から登山道に突っ込む。突っ込んだ登山道に、岩や硬いものがなく、全くの無傷、ただその時、ちょっと足がつってその後はゆっくり歩く。白毛門沢でも、広河原の手前で顔面ダイブをしてしまったし、体力と、ザックの背負い方、もう一度整理しよう。→ザックの背負い方についてはこれかな それとも デジャブか、以前にも調べたような気がしてきた。今度は忘れませんように。
 ザックの背負い方結論:ザックの重さにより重心が異なるので、重さが変わるごとに、ザックのベルトを緩め、ウエストベルトから、上のベルトを順に閉めていくべき。

9月22日の行動の位置図
E→F→G→H→G→F→I→A
A:桂小場駐車場、E:2200m二俣、F:登山道との合流点、G:西駒山荘、H:将基頭山、I:避難小屋


15:40 桂小場駐車場−16:40 小黒川スマートIC
 コンビニ等寄りたい場合は、伊那ICの方があります。温泉が見当たらなかったので、諏訪湖SAで入浴。

22日の速度・時刻グラフ(区間1:登り、区間2:下り)


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