2006 つづら岩

2020年6月14日

コロナ明け最初の、久しぶり山行なんてこんなもの
今回、事前の天気予報より良い天気でないことが予想され、リーダーからの、「雨でも登りたい人、いますか」に、手を挙げたのですが、ちょっと二人の中で前提が違っていたし、前日が予想以上の雨だったので、行く気はあったものの、「どんなことをするか」について相談したかったのですが、(リーダーは前日より山に入っており、自分とはつづら岩で合流する予定で)、リーダーが泊まった箇所は、電波が通じないところだったとのことで、意思疎通はとれず、(この時点では)メールの返信もなく、中止の連絡もないので行ってきました。

自分としては
 コロナで山に行けないのに、ストレッチ以外、これといった運動はしておらず、本格的な山行で「体力なくなっていました」は避けたい、雨みたいなつぶしが効くときに行っておきたかった。
 コロナ対策でいろいろある。最初の山行で、大混雑・大混乱、というのは避けたかった。雨なら空いているので
という理由で「雨でも」登りたかった。

今回の訓練の大まかな位置図

6月14日(日)
L:I永さん(つづら岩手前で合流)、メンバー:自分
天気:9時半ころから13時ころまで雨、それ以外は曇り。11時半ころから12時半ころが本格的な雨。土砂降りはなし。
【コースタイム】7:40 駐車場ー7:53 林道終点ー8:25 綾滝ー8:40 水場−9:20/14:30 つづら岩−14:55 水場−15:00 綾滝−15:45 駐車場

7:40 ここは駐車禁止の掲示はありません 7:44 道路陥没の恐れがあるため通行禁止
以前はもう少し上まで上がれたのに

 リーダーより返事がないので、おそらくはありえないが、「ひょっとして岩場で事故を起こしていたらどうしよう」「コロナで寝込んでいて連絡がとれず、入山していなかったらどうしよう」それぞれありえないが、1%くらいはあり得るかもしれないと思いながら、入山。

山行中で会った人たち:ハイカー2名、目的が岩なのは自分たちのみ、天気がこんなだから。

7:54 登山道に入ってすぐの所にあった掲示
 ハチの巣とのことですが

リーダーより、この件については、駆除されたとのことです。

7:58 念のためのマスクで、メガネが曇る

 登山道に入って、メガネが曇りだしましたが、マスクの上端を折るなどしたら、問題なくなりました。曇りとはいえ、やはり暑く、何度もマスクを外しました。最近、マスクを毎日つけているのですが、こんなにつけたり外したりすることはなく、翌日、久しぶりに耳が痛くなりました。

8:25 綾滝

 綾滝手前の登山道は一部崩壊しておりましたが、通過に問題はありません。昨年の台風19号の影響とのことで、だいぶ良くなったようです。

9:12 ギンリョウソウ

 ギンリョウソウの写真を撮った数分後、物音がし、リーダーと無事合流。

東面の岩場にて
 真ん中のルートに自分がリードで登り、ロープセット、クライムダウン。そのあとは、ロープのセットはそのままで、真ん中のルートを登って、クライムダウン。真ん中のルートの左右のルートを登り、真ん中のルートをクライムダウン。
 雨が予想されるので、クライミングシューズではなく、沢靴を持っていったが、乾いた岩場の登り方しかせず、沢靴の長所を活かせなかった。

 真ん中のルートをリードで登って:この時は小降りの雨、ホールドは濡れていて、普段なら楽勝なのに、久しぶりの外岩というのもあり、ちょうど良いレベルでした。2番目の中間支点が見つからなく、どうにもならなくなり、上も何度も登ったルートなので上がるしかないと体を上に持っていったら、すぐに2番目の中間支点が見つかりました。さらに、トップロープをセットする際、ATCガイドを落としてしまった、ハーネスにセットしたカラビナの向きが反対だったのが落としてしまった理由だと思う、反省。トップロープのセットの際、これまで懸垂で下りたが、下で待っている人のことを考えれば、ロープを上げる手間があるので、クライムダウンがロアーダウンで下りた方が早いのでした。
 リードでクリップするとき、自分は口にくわえる癖があるし、他のクライマーはいないし、ホールドが濡れていて余裕があまりないので、岩場ではマスクを外していました。
 2本目は左のルートを、普段なら登れるのに、ホールドが濡れて、沢靴では普段のように直上できず2回のフォール、直上はあきらめ、左側の凹角を上がったところで、右に移る方法で登る。
 この後、ビレイするも、雨が強くなってきて、目に雨水が入ってきてビレイしずらい。
 3本目は右のルートを、ホールドが濡れてなければなんてことないはずなのに、クライミングシューズなら登れるのに、微妙な点で登れず、真ん中のルートでお茶を濁す。

懸垂で下りるI永さん


12:40 東面の岩場の、隣の岩場に場所を移して、再度懸垂

 隣の岩場で、懸垂1回、懸垂での仮固定1回
 「初心者でないのだから、この傾斜で懸垂しても、訓練にならない」とも思うし、「シーズン初めは、一つ一つの動作を確認」とも思いました。

12:55 懸垂の仮固定


 
北面の岩場 南面と東面の分岐から歩いて、10分ぐらいのところに北面の岩場

 南面の岩場は、この天気だと、とても登る気になれないので、「どうしようかと」リーダーに相談すると、北面の岩場を知っているという。せっかく来たので、行ってみました。南面と東面の分岐から歩いて、10分ぐらいのところに北面の岩場はありました。東面の岩場くらいの大きさかと思ったら、南面よりは小さいものの、思ったよりも大きな岩場でした。支点等もあり、傾斜は緩いので、今回のような天気だと、むしろおススメでは。フリークライミングというよりは、岩トレです。
 左から二つ目の凹角ルートを登ることにしました。傾斜も緩いし、岩場も濡れていて、初めての岩場なので、こういった場面では、自分よりもリーダーが登った方が良いだろうと、リーダーにトップをお願いしたら、互いに意思疎通がうまくいかず、リーダーは、登ってからクライムダウンすると言い出し、自分としてはその後セカンドで登るつもりでいたので、???でした。後になって思えば、ここにトップロープを張って登ろうとリーダーは思っていたのか、ここはそういうルートではないと思います。今回のような天気の場合、出だしと、中間部がちょっとてこずりました。

終了点も広いです

終了点も広いので、ちょっとした新人講習にも向いていると思います。ただ、残置カラビナはO型で、時代を感じさせるものだったのは仕方がない。

懸垂で下りるI永さん

下りでは、マスクをずっと付けていて、問題はありませんでした。

 コロナにより外出を制限していたが、話にならないほど、自分の体力は落ちていない。
 コロナ対策:混んだ状態だと問題があるので、雨の日でも行ったが、雨の日は雨の日なりにしなければならないことがあり、そちらに気が行ってしまい、マスクしか体験できなかった。

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