会津磐梯山

(単独行)

2019年8月13日(前夜発、翌日14日は車での移動のみ)

 お盆休みですが、いろいろあって以前のようには時間が取れない。今、行って一番楽しいところ。わからないなりに、とりあえず思ったのは、「噴火を起こした山というのは、制限がかかるので、今、制限がないのなら、行くべき」ということで、浅間山に行こうと思ったら、直前に噴火のため、中止。では、近場で、ちょっと噴火の歴史があり現在落ち着いていて、沢・山スキーで行きそうになく、東京からもそれほど遠くなく、登ったことのない百名山、会津磐梯山。

8月12日
夜発、圏央道〜東北道〜北関東自動車道〜22:00 壬生IC→宿

今回のハイキングの大まかな位置図
 赤:登り、黄:下り
今回のハイキングのさらに大まかな位置図(赤丸)

8月13日
天気:晴れ
【コースタイム】5:30 鹿沼IC−7:40 猪苗代磐梯高原IC−8:10 猪苗代登山口着
8:25 猪苗代登山口発−9:40 一合目(天の庭)−10:40 二合目(赤埴山)−11:40 三合目(天狗岩)−12:15 四合目(弘法清水小屋)−12:50/13:00 会津磐梯山山頂−13:15/13:30 四合目(弘法清水小屋)−15:00 裏磐梯スキー場分岐−15:50 噴火壁・火口原分岐−16:40 裏磐梯登山口

7:53 道の駅猪苗代からの磐梯山

 郡山辺りまでは、曇りでしたが、磐越自動車道のトンネルを抜けたあたりから、ほとんど晴れになりました。
 山の価値は、登るだけでなく、下から見るのもある、と思っているので、下からの写真が撮れて良かったです。

8:25 猪苗代登山口からの磐梯山

 登山口にて、スキー場の真ん中に踏み跡が見え、それを追いかけて行ったら、踏み跡はなくなりました。実際のルートは上の8:25の写真で、左に見えるリフトのさらに左でした。左に見えるリフトの右も、進めないことはないですが急登です。踏み跡がなくなったので、右側(北東)に見えた人工物に向かうと、スキーの標識であって、登山道ではありませんでした、スキーの標識通りに行くと藪漕ぎになります。リフト沿いにルートはあるはずなので、方角的には間違っていないので、北北西側に藪の薄そうな箇所を狙って登ったら、登山道に合流できました。
 スキー場付近の登山道は、作業道のように踏み跡ができることがあり、ややこしいです。地形図よりも、最新のエアリアで確認することをお勧めします。
 マムシ、ハチ類とかいると良くないので、単独では、藪漕ぎを控えましょう(もしくはそれなりの準備をしてから行きましょう)。
 8:25の写真のような所に人がいると、なんとなく地形図およびエアリアを出すのがおっくうになり、方角が合っていると、裏付けのない踏み跡を登ってしまうところが、自分にあります。登ろうとする際に、人がいる/どんどんくると、焦りがちですが、出発点の確認は大事です。優先順位を思い出しましょう。

8:50 スキー場の真ん中には登山道はありません。

9:00 902m 1本目リフト終了点
 サングラスをつけたら、「視界がクリアーになり、風景がきれいに見え、がぜんやる気がわいてきて」良し! と思うも、偏光(調光?)サングラスではなく、いわゆるサングラスでしたので、暗いところでは視界が悪くなり、ルートを見落として、すぐ修正・復帰。やっぱ、偏光(調光?)のサングラスでないとダメですね。

10:15 目指す、磐梯山山頂

 夏の(標高)3000mの服装で行ってしまい、暑くて大いに汗をかきました。出会った登山者の中には、ほぼ上半身裸の人もいて、それはそれで良くない(皮膚を守るものがない)のですが、生地が厚めの長袖に加えて、薄めの半袖では、暑かった。せめて長袖の生地を薄めにすべきだった。(後日談)暑いことを考えると、出発時間をもう少し早めておけば良かった。

10:30 猪苗代湖


10:40 赤埴山からの磐梯山(左)と、櫛ヶ峰(右)


フクシマシャジン?

11:03 目指す、磐梯山山頂


沼ノ平からの磐梯山


ナナカマド


アジサイ


櫛ヶ峰


11:27 もうすぐ三合目


ヤマハハコではないかと


11:37 赤丸が西吾妻山、左奥の湖は桧原湖


目指す、磐梯山山頂

ナデシコの道


11:50 黄金清水

 冷たくておいしかったです。

弘法清水小屋 弘法清水

 弘法清水も冷たくておいしい水でした。

12:50 会津磐梯山山頂 山頂からの猪苗代湖、南側

 無事、山頂到着。久しぶりの晴れの山なのですが、暑さと、登る前の体調不良等あり、弘法清水小屋からの最後の500mがきつかった。つかまる枝が豊富にあり、利用したほうが楽に登れます、枝を意識しないと、逆に、ぶつかり邪魔です。

山頂の祠 三角点


自撮り写真(ちょっと疲れていますね)


山頂からの桧原湖、北側 猪苗代湖と那須方面の山々、南西側

 下山してから、カシミール3Dを開けば、どの山がどの山だかわからないこともないですが、エアリアを持ってきているのですから、現地で確認したほうが楽しいです。

東側(真ん中の赤丸が安達太良山、左が東吾妻山)

 登りに続き、下りも、弘法清水小屋までの500mが長く感じられた。登りほどは、バテなかったが
 弘法清水小屋で再度休憩。サイダーを購入するも、水につけてあるだけで(流し水ではない)、無料の水の方が冷たくておいしかった。

13:51 桧原湖


13:52 お花畑と、遠ざかる磐梯山山頂

 

13:55 櫛ヶ峰


13:58 みごとな巻雲


地味な下山道

 周囲が木で覆われて、暑くなかったのは良かったものの、銅沼手前まで眺めの良い場所はわずかで、地味な下山道でした。

15:40 銅沼からの磐梯山(左:櫛ヶ峰、右:磐梯山山頂)

来てよかった。

 15:50 裏磐梯スキー場上部到着


15:58

 北へ進んでも、東に進んでも合流するのですが、自信がなく地図を確認しているうちに、抜きつ抜かれつをした、親子に抜かされる。北で問題ないことを確認したものの、なんか親子に追いつく気になれず、写真を撮りたい場面なども、出てきて、バスの出発時刻が迫っているのに、頭の中は混乱。

16:10 後ろを振り返る(磐梯山)

16:25 沼


16:50 裏磐梯登山口からの磐梯山(左:櫛ヶ峰、右:磐梯山山頂)
南側からだけでなく、北側からの磐梯山の写真が撮れて良かった

 目の前でバスは行ってしまった。冷静になれば、その後喜多方行きのバスが出ており、それに乗るという手もできたが、気づいた時は、遠目でバスが出発していた。しょうがない、次のバスまで食事でもして、時間をつぶすかと思うと、ちょうど売店が閉まる時刻。なんとか開いている店があり、あんこもちをいただきました。

17:25 桧原湖、右奥に西吾妻山


今回のハイキングのルート
A:猪苗代登山口→B:一合目(天の庭)→C:二合目(赤埴山)→D:三合目(天狗岩)→E:四合目(弘法清水小屋)→F:会津磐梯山山頂→
E→G:裏磐梯スキー場分岐→H:噴火壁・火口原分岐→I:裏磐梯登山口

17:52 裏磐梯登山口(バス)−18:20 九軒街角−19:25 猪苗代スキー場(マイカー)−20:45 郡山駅近くの宿
 猪苗代駅から猪苗代スキー場へは冬季はバスが出ていますが、夏は出ておりません。裏磐梯から、(行きに駐車した)猪苗代スキー場に行くには、途中の九軒街角で降車し、そこから歩いてスキー場へ行けば、行けるはずでした。エアリアからすると、九軒街角でバスを降り、次の交差点を右に曲がれば良いはずが、右に曲がった後、道がどんどん右に曲がっていき出てくる風景が違う。戻って確認すると、右に曲がる交差点で真っすぐ行けば良いようだ。エアリアが間違っていたか、理由は不明ですが、コンパスを持っているのだから、エアリアにコンパスを当てても良かったと思います(コンパスを当てるのは地形図だけではない)。
 その後、現在地を確認でき、猪苗代スキー場への案内板も見つかるが、それは車でのルートであり、歩いたらかなりの距離になる(事前に予測していなかった)。なので、案内板に表示されていない、土津神社の入り口を通るルートを選ぶ。その頃には暗くなってきて、さらに雷も鳴ってくる。地形図をみると、ショートカットできそうなルートがあるので、それに行ってみると、いつの間にかなくなる踏み跡。辺り真っ暗なので、単独で突っ込むところではない、やめた。来た道を戻り、事情を説明し、タクシーを呼ぶ。改めて、整理すると、行けた、暗さと雷で焦ってしまったとしか思えない。予定通りの17時40分発のバスに乗れれば、九軒街角からで問題なかったが、乗れなかったこの時間帯では、猪苗代駅までバスを使い、猪苗代駅からタクシーを使うべきだったかもしれない。

J:九軒街角→K:猪苗代スキー場へ車で行く場合の分岐点→L:タクシーを呼んだ地点、A:猪苗代スキー場

 タクシーに乗った後、すぐスキー場に着き(520円)、自分の車も見つかる。雷も鳴らなくなり、結局、大雨はありませんでした。この日は花火大会があり、スキー場からの道路わきは見物客で、いっぱいでした。

8月14日
5:45 郡山駅近くの宿〜東北道〜9:00 久喜白岡JCT〜帰宅

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