スポーツクライミング 見学、後程、実際に体験してみました。体験報告はこのページの下部にあります。

2017年5月28日
スポーツクライミングアウトドアヴィレッジカップ(スピードクライミング) (予選)
場所:モリパーク・アウトドアビレッジ (東京都昭島市)

 久しぶりに、ボルダリングに行こうと思ってPLAY(昭島)に行ってみたものの、夕方で時間も少なかった。ふっと隣を見ると、スピードクライミングの大会が行われていた。見たことなかったし、見てみたい、ということで、予定変更。1時間強、観戦しました。選手は別として、会場はイスもなく、とてものどか、もちろん無料。当初は、登りに行く予定でしたので、ガラケーのカメラによる撮影です。

 
 
 後で知ったのですが、「スピード種目が国際規格に則ったクライミングウォールで行われるのは、一般大会として日本初」とのことです。

 オートビレイによるビレイでした  左写真拡大
 右の写真で、黄色い矢印で指している所にタッチすればゴールで、赤矢印がオートビレイの器具です。別に良いけど、なんでオートビレイなんだろう。他の動画も見てみましたが、スピードクライミングでは、オートビレイが一般のようです。人によるビレイ操作だと、早すぎて、ビレイが追い付かないのでしょうか。

 ユース男子、ユース女子、一般女子の部、一般男子の部があり、ユース男子、及びユース女子の部は、ルートの一番上まででなく途中まででした。一般女子の部とユースの部は、予選は、スピードクライミングというよりは「普通より少し早いクライミング」でした。
 一般男子の部は、さすがにスピードクライミングらしく、ものすごい勢い(?)で登っていき、15秒で登っている選手もいました。たいていの人が30秒でゴール。
ゴールに到達できない人や、フライイングして失格となってしまう人もおりました。
ユースの部は、途中(赤矢印)まで

 遠景  
 

 速いのと、遅いのどっちと言われたら、当然、速い方が見ていて楽しいですが、普通のクライミング(リード、ボルダー)の方が、見ていて楽しいと思う。
 2017年6月1日より、一般の方もこのスピードクライミングの壁を登れるとのことです。(500円、日曜 14:00〜15:15、あと木と金ですがそれはいくらなんでも自分は行きません)
(後日談)下記に実際に体験した、報告を載せました。

スピードクライミングの
イメージのために
 (自分の撮った動画ではありません)
 YouTubeで検索しました。

スピードクライミングの壁がある大まかな位置図(赤丸)

2017-12-24 (日) 14:00〜15:15
スピードクライミング【モニタープログラム】
に参加してきました。参加者:3人、スタッフの方1名
(必要装備)クライミングシューズ、ハーネス、動きやすい服装、(チョーク)(あれば便利)飲料(喉乾きます)

 オートビレイに、ねじれがあると、からまって引き上げてくれないので、登る前にねじれがないかよく確認。3mぐらいの高さまで登って、オートビレイが効くか、確認。問題なし。
 スタート前に笛?が鳴り、2回目の合図でスタート。1回目の合図で出発はフライング。スピードを計測せずに、とりあえず登ってみました。簡単かと思ったら、遠いホールドがあり、難しく感じる、結局、ゴール4手前ほどでout。

 スタッフの方の話ではデシマルで5.10cから5.10dとのこと。自分にとって未知の世界でした。登れなくて当然です。さらに、詳しい話を聞くとホールドが2種類で、ルートが全て同じ、つまりはこの壁に4つルートがあるように見えるが、全て同じルートでホールドも同じとのこと。気がつきませんでした。ということは、オンサイトでは確かに、5.10cから5.10dですが、ホールドが2種しかなく、しかも、1種のホールドは補助程度で、基本的には1種。なので、この情報を知ってしまえば、登る前にガバがどこにあるかわかってしまう。基本的に、ホールドの片側はガバです。

 これを聞いた後、気が楽になり、再度挑戦しまして、ゴール一手前まで行けましたが、それから先は腕の力がありませんでした。

 さらに、その後の観察で気がついたのは「基本的に正対、難しい所もジャンプして、かけ上がる感じ」です。他の二人の参加者はちゃんとスピードクライミングをしていた。自分がしたのは、体験スピードクライミングでした。

【まとめ】
 競技の公平性は、とても高い。オブザベ(事前の観察)がいらない。ボルダリングのコンペでは、別の課題を登って、それで得点を競い合って、???ということがありましたが、このスピードクライミングというのは課題の全てホールド、傾斜、ルートが同じとのことで、それはそれで特殊な世界で、クライミングの練習にあまりならない気がして、これはこれで???でした。スタッフさんには申し訳ないですが、個人的には「特殊な世界で、他に応用が効かない気がします」。個人的には、1度体験すれば、十分です。三鷹にあるクラックのジムの方がまだ、様々なクライミングに展開できる気がします。

 逆に言うと、この「スピードクライミング」が上達しても、外岩で、スピードの速いクライミングができる可能性は、非常に低い。例えば、室内でのボルダリング、リード、トップロープ、クライミングをすることは、外岩で必ずしも登れるとは限らないけど、訓練にはなる。だけど、この「スピードクライミング」という競技は、クライミングという手段で、公平にスピードを競う方法でしかない。(方法が変われば別ですが)訓練には、ほとんどならない。

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