正沢川 幸の川

日付:2015年7月20日(前夜発)

 幸の川は、良い沢でした。だいぶ増水してましたが、天気は良く、連瀑帯、に次ぐ連瀑帯で、水が枯れる前に、登山道合流でした。

19日 19:10 国立府中IC−21:20 伊那IC

 
今回の山行の大まかな位置
(赤:沢登り、黄:登山道)
今回の山行のさらに大まかな位置図(赤丸)


天気:晴れ時々曇り
L:F川さん、メンバー:I井さん、I永さん、自分

【コースタイム】6:50 駐車場−7:35/8:00 入渓点(標高1600m)−10:25 標高1850m二俣−11:25 標高2000m二俣−13:40/14:05 2400m登山道−14:20 避難小屋−15:50 入渓点−16:25 駐車場

6:50 出発
 右奥が木曽駒(幸の川)


6:55 左奥は、御嶽山

 
 7:35 入渓点  登山道は対岸、増水すると渡るのが難しくなります


とりたてて珍しくもないホタルブクロですが  

【他のパーティー】行きは林道でトレラン風の男性1名、帰りはもうすぐ林道に合流の頃、単独行の男性1名、沢の中では誰にも会わず。

 ここに苔が生えているから、通常の水量はこれくらい(入渓時)  下山時の水量(15:52)

【今回の水量】通常よりは、多めで、上の写真を見ると、それほど増水していない感じですが、滝については集約されるのか、上の写真での違いが、2倍くらいになっている感じでした。

堰堤です、左を巻きました。


8:03 堰堤を越えて

【今回の寒さ(服装)】沢の中では、自分のいつもの格好(ファイントラック下着に、沢用長袖、沢用ズボン、ネオプレーン渓流ソックス、スパッツ、リストバンド、軍手)。

8:07 最初の滝


最初の滝は、右を巻きました 巻き終わったと思ったら、間髪入れずに、また滝


 8:12 左を巻きました、もう少し水量が少なければ

 左の巻きは、(自分の場合)シーズン初めということもあり、微妙な傾斜の処理に時間がかかってしまいました。特に、自分は、室内壁ではありえない60度前後の微妙な傾斜の処理に普段から、弱いところがあります。

 小滝 右を登りました  


8:25 突っ張りで登る滝

 つっぱりで登る滝は、通常より水量が多く、悩みましたが、意を決して自分が登ったら、登れて、途中のテラスにハーケンを打ち、そこでビレイ。実際は、テラスの上にもまだ上があり、他の方は、そこまで上がられていました。テラスの上は、お助けを出していただき、念のためそれを付けて登りました

 
Webカメラより  

 最初は、ラストのみがビレイで、それ以前はフィックスかと思っていたら、セカンドも、ビレイしてほしいとのこと、なるほど。

 今回、Webカメラ(頭につける)を持ってきて、入渓点から9時半ころまで撮ってみました。頭につけていても、行動の妨げにはならず、ちょっとぐらい濡れても問題はないが、バッテリーが自分の動作環境ですと、2時間しかもたない。それと、仕事が忙しくなければ問題ないが、忙しいと編集に膨大な時間がかかって、とても動画をアップできない。その他、スマホ等できちんと撮れているかチエックする方法があるようですが、(今回の趣旨は入渓点から撮影して使ってみることでしたので、そこまで手が回らず)、手元部分の大事なところが映っておらず、せっかくの撮影が…、というのはあります。

Webカメラより
 (テラスの上にもまだ上があり)
 滝の左を登る

 8:58 左から枝沢  


Webカメラより
 右を登りました


9:00 連瀑帯
 連瀑帯(下部) 左を登りました 自分が 左に行きすぎて、戻るのにI井さんの肩を借りることになりました
ありがとうございます(Webカメラ)


 
 9:08 左を登りました  


9:13
9:13 さらに続く連瀑帯

 

左を巻き気味に登る

 I井さんは、お腹に来たようでしばらくの間停滞、他の3人はゆっくり気味に登る。途中のテラスからは、当初は水流左でなく、だいぶ水流から離れた地点を巻く予定でしたが、難しそうなのであきらめる。そんなこんなをしているうちに、I井さんが追いついて、水流左を登る(トップ:F川、2番手:I永、3番手:自分、ラスト:I井)。

空身で登るF川さん ロープFixで登る

 シーズン初のロープFIx、滝上に上がる手前が難しく、ああでもないこうでもないを自分がしていると、上からの、「ごぼうで登っちゃえ」と言われて、一個所ごぼうで登ってしまったが、もうちょっと試行錯誤をしてもよかった、いや、すべきだったかもしれない。F川さんのザックは、自分が登った後、メインロープで引き上げられました。その際、自分はロープを引き上げ安くするために屈曲点まで下降し(別ロープでセルフ)、I井さんの合図と共にロープを引き上げたら、日帰り装備で軽いということもありますが、いとも簡単にザックを引き上げられました。

10:05 Fixで登った滝の上部

I井さんをビレイ 登るI井さん(難しかったのはここら辺だと記憶)

【今回の読図】メンバーとしては読めていて、ポイント、ポイントでは読めている。もっと自信が持てるように。地図読みは、サッカーみたいなものなのでしょうか、大雑把に言ってしまうと、手を使わずボールを蹴って相手のゴールに入れれば良い、単純ですが、いろんな戦術を使って深めようと思えば深められるし完成度を上げることができる。地図読みの作業としては、そんなに難しくない。でも、読める人と、読めない人の違いは、如実に表れる。尾根と谷とかそういうレベルは、とうに超えているのですが、精度の細かい地図読みを。
 (後日談)視力の問題で、細かい部分が読めていないということもあるかも、地図を拡大することは問題ない。ただ、拡大することで統一しないと、距離感が狂うので良くない。

10:25 

 二俣は、左を行きました。

10:28


10:29 標高1850m二俣


 10:32 雪渓の残骸  

 10:32 休憩


10:44 左を巻いた? 10:45 さらに近づいて

11:00 この辺りから水量も少なくなってきて

 この辺りから水量も少なくなってきて、水流の中を進めるようになる。

 11:00 その上も小滝  左を登りました


 
11:04 間髪入れずに、滝 下部は、右左どちらでも 11:10 


11:14


11:20


11:25 標高2000m二俣

2000m二俣は、左を行きました

右を登る

11:30 休憩した地点に、コゴミが、ウルイが(残念、ウルイではなくバイケイソウ)でした。でも、コゴミは大丈夫。


11:45 連瀑帯は続く 11:47

11:48  
     
11:50     


12:00 肩がらみビレイ 手は半マストでのビレイと同じような形で


12:10 


12:13 自分とF川さんは右を、他の二人は左を
どっちもどっちでした

12:14 振り返る


 12:21    


 
 12:44 東京はこんなに暑いのに  


12:46


13:10


13:15 雪渓  

 登山道合流手前に雪渓百メートル、左側(右岸)を通り、右岸にはだいぶ踏み跡がついていた感じでした。リーダーより、「そんな簡単に雪渓は崩れないので、雪渓をつかんでバランスをとって進んで良い」ということを言われる。それもそうですね。

13:26 雪渓左を通過


13:28 13:30

13:40 登山道に合流

 登山道は、横切るまで気づきませんでした。無自覚で登れば、通り過ぎてしまうかもしれません。登山道より上流も、水は流れています。

登山道より下の部分 登山道より上の部分


防虫ネットがないと、虫がまとわりつく

 登山道合流地点で特に、虫が多く、出発後、徐々にいなくなりました。

14:20 避難小屋

【今回のルート(下り)】視界が良いところはほとんどなく、林道に合流するまでは、樹林帯の中の急な道を下りる、といった感じです。

14:25 木曽駒ヶ岳
 視界が良いところは、ほとんどありませんでした。チャンスを逃すな

今回の山行のルート図
(A:駐車場→B:入渓点→C:1850m二俣→D:登山道と合流した地点→E:避難小屋→B→A)

【使わなかった装備(結果論として)】共同装備:ガスヘッド、ガスボンベ中、コッフェル小、個人装備:雨具、フリース、タイツ、予備電池、ナイフ、細引、マッチ、巻紙、テーピングテープ、医薬品、新聞紙、タイブロック、雪渓があるとのことでしたので、個人的にチェーンスパイクを持って行きましたが、使いませんでした。

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