越後奥利根山スキー(平ヶ岳)

2015年5月2−5日
 今シーズン、行ってみたかったのが、富士山と平ヶ岳、その一つがかなって良かったです。ガイドブックを誤読していて、自分の解釈に誤りがあったのですけど、それはそれとして、平ヶ岳に行けて良かったです。

5月3−5日の山行の大まかな位置(赤:3日、黄4日、緑:5日) 5月2日ルートの大まかな位置(手書き)

L:S野さん、メンバー:自分

今回の山行(赤丸)の周囲の山々

5月2日
【天気】晴れ
【コースタイム】9:05 六日町駅ー9:37 シャクナゲ湖観光センター−10:00 三国川ダム−11:15/11:45 はちえもんトンネルを出た所で(目の前で)2度の雪崩、来た道を引き返す−13:00/13:26 シャクナゲ湖観光センター−14:00/14:45 六日町駅−15:46/15:53 水上駅−16:10 沼田駅

8:45 巻機山(六日町駅より・中央奥)

 今回、軽量化のためにテントは持ってこず、ツエルトでした。初日の目的地は、丹後山避難小屋、時間的に微妙で、たどり着けないかもしれないが、初日からツエルトはできれば避けたい。避難小屋に泊まれば、とても楽。8時35分に六日町駅に着き、バスの出発まで時間があり、シャクナゲ湖まで2000円くらいならタクシーで行ってしまおうと、リーダーに持ちかけるも、タクシーの人に聞いたら5,6千円だって、バスでしょ。
 自分もS野さんも、軽量化をしようとしていたが、部分的な事しかしておらず、「軽量化」にはまだまだだったと思います。
 越後湯沢までは、何回も来たものの六日町は初めてです。

9:38 

 十字峡小屋がシャクナゲ湖の北側にあるので、シャクナゲ湖へのルートは当初、北側を取りました。

三国川ダム

 三国川ダムに着くと、北側ルートは、「通行禁止で、徒歩もダメ、工事関係者のみ」で、近くにいた人に聞くと、南側ルートは、「トンネルが多く、良くないのでは」とのこと。でも、「徒歩もダメなルート」をわざわざ通りたくないので、遠回りになるけど、南側ルートを取りました。対岸に渡って、最初のトンネルに入ろうとすると、「通行禁止」の看板。こっちもかと思うけど、北側ルートほど、厳しくない感じだったので、行ってみました。

10:50 阿寺山

  南側ルートは、一番最初のトンネルを抜け出たところに雪があり、「靴を出そう」とS野さんに言われ、スキー靴に履き替えたら、S野さんは、担いでいたスキー板にスキー靴をセットしただけでした。その後も、雪はあるものの、くるぶし未満の深さで、普通の靴で問題なく行けました。そろそろ十字峡というころ、大きなトンネルが現れ、入り口で、「ヘッデンが必要かも」と思い、取り出して歩き出したら、出口の光が見え、ヘッデンは必要ありませんでした。

 11:20 はちうえもんトンネルを出た所で雪崩 左写真上部を拡大 

 トンネルの出口を出ると、これまでになく、雪がたまっていて、自分はスキー靴で歩いていたから良いようなものの、S野さんは履き替える必要があるので、「履き替えた方が良いですよ」と声をかけました。S野さんが、履き替えている間、どういうルートで行こうかちょっと偵察に出かけようとし、5、6歩進んだところで、「ドドド」と音がして、イヤな予感がして出口に戻って振り返ったら、雪崩でした。ブロック雪崩、1mくらいの雪の塊が、2,3個、その他小さいのがどどっと落ちてきたのを見ました。起きたのは、7m先くらいで、幅は5mくらいの雪崩でした。カメラを構えたものの、わずかの残骸と、湖に浮かぶ雪塊が撮れただけでした。

 規模自体は大きな物ではないが、直撃したら、雪塊共に湖の中へ  雪崩の起きた場所(赤丸)

  今回の雪崩のイメージ図
(簡略しすぎかもしれない)

 初めて見る雪崩に、だいぶ動揺していましたが、リーダーは、ロープで結び合って、ピッケルを使ってもう1回、行ってみようとのこと。6mm×10mのロープを出し、ピッケルの用意をし、出口を慎重に出た所で、先ほど同じ場所で再度雪崩、規模は2回目の方が小さかった気がするが、気のせいかもしれない。戦意喪失、退却決定。

11:40 2度目の雪崩の跡

 道の脇には、ふきのとうがたくさん生えていましたが、それどころではありませんでした。

【この日の他のパーティー】行きのバスで、三国川ダムを経由して巻機山へ行くという単独行の男性1人(彼は最初から南側ルートを行き、その後会わなかった)、シャクナゲ湖観光センターで10人ほどの観光客、三国川ダムで10人ほどのハイカー、観光客。12時20分頃、三国川ダムの手前で、同じく南側ルートを通行しようとするパーティー(3名、アイゼン、ピッケル)に会い、雪崩が起きたことを伝えると、彼らは南側ルートをあきらめ、北側ルートを行ってみるとのことでした。

 2日のルート(トラックログを取っていなかったため、手書き)
(赤:行きおよび引き返したルート、黄:帰りのみ通ったルート)

 シャクナゲ湖発のバスを把握していなかったが、戻ってきたらちょうど良い時間にバスが来た、次のバスまで時間があり、間に合って良かった。思ったほどの時間のロスはなく、沼田駅へ。でも、本日中に尾瀬に行けるバスはないとのこと。リーダーより、近くにカプセルホテルがあり、空きもあるというので、行ってみた。以前利用したカプセルホテルは、非常に狭かったが、今回のカプセルはゆったりとしたスペースがあり、カプセルホテルというと泊まる気にもならなかったが、この広さならOKです。ただ、カプセル内に、テレビは「配線とリモコン」しかなかった。0時頃、首につるっとした違和感を覚え、明かりをつけると姿形もなかった。見たわけではないけど、ゴキブリの可能性が高い。ゴキブリ?の件で目が覚め、それ以降はうとうとでした。

5月3日
【天気】晴れ
【コースタイム】6:20 沼田駅−7:35/7:50 戸倉−8:20/8:55 鳩待峠−10:00/10:25 山ノ鼻−12:05 奥の二俣−14:15 岳ケ倉山−14:40 標高1780mを本日のテント場にする(C1)

 「沼田駅6:20発のバスが鎌田に着く2分前に、鎌田発のバスが発車で、次のバスは1時間後、またもやタクシー交渉か?」と思っていたら、鎌田に着くと、鎌田発のバスがまだ発車していなくて、時間をロスすることなく、バス出発(乗車は自分たちのみ)。だけど、気がついたら、バス料金がどんどん上がっていて、自分の懐は「タクシー交渉」など考えたのが懐かしくなるような状況。予定していなかったルートとはいえ、「車でないときは、多めに料金を持っていくべき」でした。

7:45 戸倉(対岸の駐車場は、車でいっぱい)

【今回の寒さ(服装)】行動時は、山用長袖、山用半袖下着、山用ズボン、雨具下、インナー手袋、寒いときは、雨具上、ヘルメット、オーバー手袋、で調整。寝るときは、個人用ツエルトに、シュラフカバー、シュラフ、スキー靴のインナーで、ヘルメットとオーバー手袋を外して寝ました。

9:25 少し急で、距離の短い個所は、スキー板をザックにくくりつけるまでもありません

 スキー板をストック代わりにして通過、そういえばそうだ。前日の雪崩のこともあり、二人とも滑りが上手なわけでもないので、「滑降」というと違和感がありますが、進む。

9:47 至仏山

そういえばM上さん達はどうしているだろうか、と頭の隅にはありつつも、携帯を見る発想はありませんでした。

10:00 山ノ鼻

【3日の他のパーティー】山ノ鼻までは数えきれないほどの人がいましたが、山ノ鼻から尾瀬ヶ原を抜けて平ヶ岳へのルートに入ると、人の気配がなくなり、奥の二俣近辺で2〜3パーティー設営があり、奥の二俣より上部では、テントを設営した地点で岳ケ倉山に幕営しているテントを一つ見たのみです。

10:30 尾瀬ヶ原(上田代)

10:33 所々、沼が顔を出していました

 所々、沼が顔を出していましたが、この時はまだまだ雪の尾瀬沼という感じでした。

10:46 燧ヶ岳

 雪の少ない燧です。

11:10 見えてきた平ヶ岳

11:20 柳平(ルートがルートだけに、山頂まで指導表がなければ、赤テープもなし、このプレートも、小さかった)

12:05 奥の二俣
 この辺りで2〜3パーティー設営

 奥の二俣から、道は急になり、トレースもなくなりました。5日の朝の登りでもそうでしたが、ちょっとでも通過に難しい部分があり、慣れないことをすると意識がそっちの方に行ってしまい、「しまった、現在地は」となる傾向が自分にある。おおよそは把握できてましたが、後から考えると、その後の地図読みはずいぶんずれていました。自分ほどではないと思いますが、誰にでも少しはこういった事はあると思います。地図読みの本流にはずれていますが、様々な事があるので、山に入れば、地図読みばかりできないはずです。とりあえず、今までは無自覚でしたが、『こういうときは地図読みのギアチェンジをする。細かい地図は読めないので、大枠だけとる。意識が地図読みに戻ったら、慌てない。「来たか」と思い、修正することを考える。』でやってみようと思います。
 沢地形の中は、できる限り早めに通過が基本だろう。総合的に判断、一筋縄ではいかないな。シールで登っていましたが、尾根に上がる最後の部分で、シールをあきらめ、スキー板を担いで登る(S野さんは、板を担がず、ストック代わり)。

13:10 尾根に上がる手前の最後の登り

 尾根に上がった後は、シールで登るのにちょうど良い感じでした。

13:25 だから何だ、といわればたいしたことないですが、なんとなく面白かったので撮りました

13:35 至仏山

14:10 雪庇(もうすぐ岳ケ倉山)

 うわあ、雪庇だ。できる限り外したいな。尾根に上がった後はだいぶ落ち着いた傾斜でしたが、雪庇手前で、先ほどではないにしろ再び急に。左へトラバースしようとしたら、あと一歩の所で、5mほどズルズル。ちょっと雪庇側に行ってしまうけど、右の方が緩い傾斜なので、少し右へルートを撮り、無事通過、稜線へ。

 燧ヶ岳と景鶴山

 14:15 尾瀬の山々

 この時は天気も良く、尾瀬の山々が、見えました。

15:50 ツエルト設営(手前が自分のツエルト)

 岳ケ倉山への登りで二人共に疲れて、過ぎた後、テン場に良い場所があり、幕営決定。至仏も見え、ツエルトを張る木もあり良い場所でした。ツエルト設営ですが、当初、ストックをツエルト入り口の先端に接地する形でやろうとしたら、どうも不安定で、S野さんが、ロープを張るのを見て、「そういえばそうだ」と思い、自分もロープを木と木の間に張ったら、ツエルトらしい設営になりました。自分の一人用ツエルトは、入って寝る分には問題ないですが、荷物装備を入れるとなると、とても狭く、次回ツエルトで寝るときは、ツエルトの外に荷物を出すことを考えてでした。

3日のルートのトラックログ(赤:登り、黄:滑り)
A:鳩待峠→B:山ノ鼻→C:奥の二俣→D:板を担ぐ→E:担いだ板を下ろしてシール登降→F:今回の標高1780m、幕営地

5月3日の「速度/時刻グラフ」(区間1:滑り、区間2:登り)


5月4日
【天気】明け方雨、曇り、夜雨
【コースタイム】6:50 C1−7:45 スズヶ峰−8:35 大白沢山への分岐−10:10 白沢山−11:30/12:00 平ヶ岳−12:35/13:20 白沢山手前のコルにてシールを着けようとしたところ、スキー板裏に油分の層が−15:15 大白沢山への分岐−17:05 C1

 慣れないツエルトでうとうとしていると、雨の音が、天気予報でも夕方から悪くなることは聞いていたが、朝降るとは予想外。でも、雨はすぐやみました。

7:02 スズヶ峰

 S野さんのツエルトを張ったままにし、その中に宿泊装備を入れて、必要なものだけ持って空身で出発です。出発した頃は、夕方天気が悪いので、「ピストンし、ツエルトを撤収して奥の二俣辺りまで下りれれば」と思ってました。

7:07

7:36 左奥が平ヶ岳

7:37 遠くなっていく至仏

7:37 大白沢山、景鶴山、燧ヶ岳

 7:48 見えてきました、平ヶ岳  


8:10 スズヶ峰からの滑り

 スズヶ峰からの滑り、標高差100m、シールを外すべきだったか。もし、外していたら、やはりここでもスキー板裏に油脂がたっぷり付いたのだろうか。

8:17 多少巻き気味に進みました


8:31 少し近づいた、平ヶ岳

【4日の他のパーティー】テン場出発前に、目の前を通り過ぎていく二人組、8時半頃だったか「山頂からここまで片道2時間」という二人の登山者、山頂手前で二人組の登山者、山頂近くで二人組の登山者(大白沢山付近幕営)、3人の登山者(山ノ鼻の小屋泊り)、大白沢山への分岐手前にテント3つほどテント有り。

8:31 先ほど燧ヶ岳の左にあった景鶴山が
 今度は右に

8:35 大白沢山への分岐

8:47 大白沢山への分岐、すぐ後の小ピーク1920mは、ピーク2mほどのみ雪がなくなっていました。

 大白沢山への分岐、すぐ後の小ピーク1920mは、ピーク近辺のルートにつきまして2mほど、雪がなくなっていましたが、他の個所はまだまだ雪が残っていて、通過しづらい個所は、西側に少しルートを外れることで、問題なく通過できました。

9:37 30分ほど平ヶ岳山頂が、ガスに包まれて見えなくなってしまいました

 このままずっとガスに包まれたままかも、と思うくらい山頂の周りはガスで覆われてしまいました。

9:38 来た道を振り返る

 仕方がないので、来た道を振り返り、写真を撮る。

10:10 平ヶ岳復活

 どうなることかと思ったが、ガスがなくなって良かった。

10:35 巻機山、苗場山も見えました

 ガスよ、出るな〜。祈るような気持ちで進む。

   
10:44 10:52  11:00  11:04

三角点はこちら 三角点はピークの奥に

 山頂には、気象データを取っているような人の背丈より少し高いくらいの機器がありました(写真なし)。三角点はさらに奥で、山頂周辺は風が吹いていましたが

11:30 平ヶ岳山頂(三角点)(自分) 平ヶ岳山頂(三角点)(S野さん)

 三角点周辺は樹木に覆われ、視界は悪いものの、風はほとんど吹いていませんでした。2010年の9月に恋ノ俣から沢登りで平ヶ岳に来たときは、ここに何人もの人がいたことを思い出す。沢と山スキーで両制覇。百名山で初めてです。

12:00 山頂からの眺め(東〜南側)

 ガスが消えて本当に良かった。

 
12:07 ぼんやりと武尊山も(南側)

12:07 北側


12:10 平ヶ岳からの滑降

 滑りが悪い、雪質のせいか?

12:45 スキー板の裏に黒い粘着物が コンパスで樹液をそぎ落とすも

 平ヶ岳山頂から、標高差約150m、距離2kmほど滑り、白沢山の登りでシールをつける段階で異変に気づきました。スキー板の裏に樹液?がこびりついていたのです。シールが着けられないので、約1時間コンパスなどで樹液?をそぎ落としましたが、本来のシールの接着力には及ばず、でもいつまでも落とす作業をしていられないので、出発。どちらかというとS野さんのシールの方が、接着力が悪かったですが、バンドで止めるなどして対応しました。なお、シールだと雪面への圧力が異なるのか、シールで行動しているときには、外しているときのように、樹液?はつきませんでした。
 「ブナの実」という説もありますが、平ヶ岳〜白沢山のコル間に、ブナは見当たりません。風で実が飛ばされた? なお、スキー板の裏に樹液?というのは、平ヶ岳だけでなく、このゴールデンウィークで、いろいろな場所で見られた現象のようです。PM2.5によるという説もあります。北朝鮮で起きた山火事という説もあります。現在の所、原因不明です。

14:00 大白沢山とスズヶ峰

 アップダウンの連続、スズヶ峰の辺りでだいぶ疲れが出てきたので、こんな時のために、用意しておいたショッツを飲む。プラシーボかもしれないけど、元気が出てくる。テン場から見えた風景を思い出しながら、ツエルトを探しながら進み、無事、テン場に戻る。「板の裏に脂」が、誤算でしたが、戻れて、一安心。(後日談)山行後、疲れがなかなか抜けなかった。ショッツは一時的に疲れを取ることができるが、本当に疲れがとれるわけではないということでしょうか。

4日のルートのトラックログ
(登り:赤、下り:黄、シール使用)(下りでシールを外して滑った部分:緑)
(F:今回の標高1780m、幕営地→G:スズヶ峰→H:三叉路→I:白沢山→J:平ヶ岳→K:シールを外した地点→I→H→G→F)

 テン場到着後も、いつ雨が降るか気が気でありませんでしたが、夕食を食べ終わるまで、雨は降りませんでした。食べ終わった後、雨が降ってきたのは、仕方がない。ツエルトの中に装備を入れたら、寝返りもできず、ずっとウトウト、眠れなかった。ツエルトで寝るというのは、こういうことでした。

4日の山行の「速度/時刻グラフ」
(区間1:行き、区間2:帰りでシールを外して滑った部分、区間3:帰りでシール着用)

【今回のルート】鳩待〜平ヶ岳は、鳩待から30分ほど滑り、道が平坦になり、山ノ鼻。猫又川に沿って進み、奥の二俣から急な登りになり、尾根に上がった時点で斜面が緩み、稜線に出た2日目からはアップダウンを繰り返しながら、平ヶ岳へ、帰りは基本的に来た道を戻りました。

4日のルートの断面図(区間1:行き、区間2:帰り)


5月5日
【天気】明け方雨、曇りのち晴れ
【コースタイム】6:55 C1−10:05/10:25 山ノ鼻−12:00/12:40 鳩待峠−13:05/13:15 戸倉−14:35 沼田駅

 朝、起きると雨が降っていたので起きるのを遅らす。5時頃には、やんだので、出発の準備をする。

7:03 左に雪庇なので、左側には行かないように


7:27 至仏山


7:27 傾斜もあり、雪も緩んでいないので、板を背負ってツボ足で行動

 最初は、シールで登りましたが、10分ほど進んだところで、傾斜もあり、降った雨の影響もあり雪も緩んでいないので、板を背負ってツボ足で行動となりました。標高1630mコル(下の、5日のトラックログでM地点)より、基本的に沢沿いをシールで下りる。もう少しで猫俣川左俣に合流するところで、傾斜がきつくなり(滝あるかも?)、尾根に上がり気味にトラバースし、少し下りたところで猫俣川に合流。
8:50 猫俣川左俣に合流

9:50 燧ヶ岳


10:00 2日前ここを通ったときは真っ白な雪面だったのですが、雪解けが進んだか

【5日の他のパーティー】テン場〜猫俣川左俣間は人に会わず、猫俣川左俣〜山ノ鼻間で数人の人に会い、山ノ鼻〜鳩待峠は数え切れないほどの人、でした。

10:05/10:25 山ノ鼻

10:30 


 
10:36 何を撮ったかというと 木の芽吹きでした 左写真を拡大 


10:40 川上川


10:50 数秒前、カップルが、ポーズを撮りながら写真を撮っていました
不審に思いながら近づくと
ミズバショウでした、なるほど

 鳩待峠への最後の登りで、シールが外れる。それに対し、それまでシールの調子が悪かったS野さんですが、最後は問題のないシールでした。本来なら、雪を取り除いて、再度シール装着ですが、登山者の往来が激しく(でもスキーで来ている人はあまりおらず)、シール再装着などしていると見世物になってしまう気がしたので、板をザックにつけて(それはそれで別の意味で見世物か?)、最後の登りを無事終える。

12:00 鳩待峠に到着

 鳩待峠からは、時刻表以外に乗り合いでマイクロバスが出ており、「出発までまだ時間がある」と思っていいたら、S野さんから、「出発する」とのこと。

5日のルートのトラックログ
(F:今回の標高1780m、幕営地→L:標高1630mコル→M:標高1450m→B:山ノ鼻→A:鳩待峠)

 1日で往復してしまう人もいると聞くけど、行ってみたかった平ヶ岳。実際に行ってみて、今回板の裏についた油脂のトラブルはあったにせよ、1日で行くというのはすごいと思う。油脂のトラブルを除けば、大きなミスはしていない。ということは、渋滞にたとえると、「事故渋滞は起こしていないけど、自然渋滞は起きてしまっていて、細かい事がつもりに積もって、3日もかかってしまった」のだろう。それでも、平ヶ岳山頂にはきちんと到達できた事は、うれしく、行って良かったです。

5日の「速度/時刻グラフ」

【使わなかった装備(結果論として)】共同装備:ガスボンベ中1(余ったということ)、スキー修理具、個人装備:タイツ、予備電池、ホイッスル、細引、医薬品、メタ、替え手袋、替え靴下
 今回の忘れ物:高度計、なぜだ。熊鈴探しに時間をとられ、忘れてしまったか。

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