1501 湯の丸山・角間山

2015年1月18日(前夜発)
L:自分、メンバー:N井さん、T村夫妻、M田さん

 自分が山スキーでリーダーをしてこなかったこともあり、簡単な所から、リーダーを始めたく思って、今回の山行を計画してみました。皆さんの助けもあり、今回山行にこぎ着けました。当日は、天気が良くて助かりました。段階を追ってリーダーをしていきたいです。

今回の山行の大まかな位置(赤:登り、黄:下り) さらに大まかな位置

1月18日
【天気】晴れ 
【コースタイム】0:20 T村夫妻、M田さんと合流−8:15 湯の丸自然学習センター出発−8:25/8:45 湯の丸スキー場(1回足慣らしに滑る)−8:55/9:15 1840mコルにてシール装着−10:20/10:40 湯ノ丸山山頂−11:30/12:00 1650m林道−12:55/13:10 角間峠−13:40/13:55 1940mにて下山開始−14:35 鹿沢−14:40/14:50 すぐ近くの駐車場(デポしていただいたN井さん車で出発)−15:00/15:30 湯の丸スキー場

 湯の丸自然学習センターの仮眠室は、ただで、予約がいらなくて、暖かい。利用するのは3度目になるだろうか、今回も利用できて良かった。朝の6時起きると、大部屋に20人くらいの人が入っていて、寝る前に確認しておけば良かったが、誰が誰だかわからない。前日も遅かったし、仕方ない。自分の伝達ミスでもあります。それに今回は入門山スキーで、朝、急がなければならない日程でもない。そうこうしているうちに他の方も、起きてきて、N井さん、T村盛さんが鹿沢まで車をデポしに行っていただいて、湯の丸自然学習センター出発です。

 当初は、湯の丸スキー場のリフトに乗って即出発の予定でしたが、今回は入門山スキーということもあり、ゲレンデもあるし、足慣らしに、ゲレンデ1本滑ることにする。9回分の回数券が発売されていたので、さらに1枚1回券を購入して5人分2回とし、さあ、出発と思いきや、メンバー一人のビンディングのセットが上手くいっていない様子。N井さんが同じタイプのTLTテックビンディングだったので、セットに様々な指摘をいただく。TLTテックビンディングは、軽くて最近使用者が増加しているが、慣れるまではビンディングの穴に雪が入るなどして、セットに手間がかかるようです。そして、自分にも経験ありますが、新しい道具を手に入れ、家で試しにやった時は問題なくできたりするものなのです。さらに自分も、昨年てれまくりでテックビンディングを使ってみたら、なかなかセットできなかった、ということを思い出す。最近、テックビンディングに気持ちが傾いていたが、いろいろ問題点はあるが、慣れている自分のテレマークビンディングも捨てたものではないのかもしれない。これはこれで良い経験でした。
 足慣らしのゲレンデ1本、特に問題なく滑降。大丈夫だ。

9:10 シール装着

8:55/9:15 1840mコルにてシール装着(下のトラックログでA地点)
 リフトから下りて、シール装着のつもりでいたら、N井さんより、もっと先と言われ、リフトトップから少し下りたコル(下のトラックログのA地点)でシールをつけました。シールをつけて滑ることになるので言われてみれば、確かにその通りです。リフトを下りたすぐ下で、シールを着けていたら、一般スキーヤーの邪魔になるというのもありました。

 9:38 ちょっと強引な合成写真

【今回の寒さ(服装)】ヘルメット、アウター、山用長袖、山用ズボンに、山用下着(長袖)、ネックウォーマー、湯ノ丸山山頂近くで風が強い時フェィスマスクを装着、暑い時はアウター上のファスナーを開けるなどして調節。

9:38

 湯ノ丸山への登りでは、天気も良く、浅間山などもよく見え一時はダイヤモンドダストも少し見え、「計画して良かった」でした。斜度も直登にちょうど良い斜度で、たまに斜めに進むことはありましたが(それはそれでキックターンの確認になりました)、ほとんど斜面をまっすぐ登れ、入門山スキーにちょうど良かったと思います。他の方も、問題なくついてきて、入門山スキーにしては上出来です。

10:00 天気が良く、来て良かったというものです。

 一度、自分が、シールをうまく効かせられず、「ズルッ」がありましたが、他は問題なく行けました。

10:16 浅間山


10:19 もうすぐ山頂


 10:20 湯ノ丸山山頂からの眺め(東側)

10:20/10:40 湯ノ丸山山頂(下のトラックログでB地点)
 湯ノ丸山山頂はかなりの風(ゆっくり休憩できるほどの風<今回の山頂の風<体が飛ばされるほどの風)で、のんびりはできないけど、写真を撮り、問題なく下山体勢に入れるほどの風の強さでした。ただ、不用意に、帽子など置くと、飛んで行ってしまう強さではありました。山頂は、雪が少ないので、すぐ手前までスキーで来れますが、直前でスキーを外した方が何かと、という感じでした。風がなければ、360度の景色なので、山座同定などゆっくりしたかったですが、そこまで穏やかな風ではなく、早々に下山です。

 
  10:21 湯ノ丸山山頂からの眺め(南側)(ちょっと無理のある合成写真)

 入門山スキーなので、メンバーの体調がそれほど良さそうもなければ、予定通り湯ノ丸山から北上し角間峠へ行き、調子が良さそうなら湯ノ丸山から鹿沢温泉に向かい、再度角間峠へ登り返しを考えていまして、皆さん、問題なくついてきたので、湯ノ丸山から鹿沢温泉に向かうルートをとりました。

 10:21 湯ノ丸山山頂からの眺め(北側)(ちょっと無理のある合成写真)

 ウエラブルカメラを持ってきて、使えそうだったので、使ってみました。時間がゆっくり進むような映像は、撮影者のスキー技術不足というのも確かにありますが、そもそも、今回の山行のテーマが入門山スキーだったので、いかにも山スキー動画という映像は、無理です。でも、撮らなければ、いつまで経っても良い動画が撮れないと思い、撮ってみました。次につながるだけの動画は撮れたと思います。
 次回は、「自分が先に滑って、5秒後ぐらいに他の方に滑ってきてもらって、滑ってくるのを撮り、一緒になったところで、並走(ついて行けなかったりして)」しばらくしたところで止まり、また同じ事をというのが一番面白い映像が撮れる気がするので、それでやってみたいです。

 湯ノ丸山山頂からの滑降(動画)

 湯ノ丸山山頂直下・東南東側は(遠目にはわかりませんが)雪が少なく、はまると抜け出るのが大変でした。滑り始めた頃は、自分が先頭で行きましたが、藪ではないものの、遠くまで見渡せるような斜面はほとんどなく、とはいえ、互いに見える範囲で行動するのが基本なので、滑っては止まり、滑っては止まりでした。自分のルート取りが悪いのか、それともこういうルートなのか。ルート範囲内での、微妙なコースどり、という点でも、自分の次回への課題でした。途中から、トップをN井さんに変わっていただきました。
 標高1850mで左に行く辺りから、低木が多くなりましたが、ツリーランといった感じで、ちょっと滑りづらいところはあったものの、問題なく通過です。登りは、そこそこ読図できましたが、下りは滑るのと、はぐれる人が出ないように距離をとりながら滑るのと、シーズン初の(そういえば)山スキーとで、様々に気を取られ、ずいぶん大雑把な読図になった感じでした。次回こそ、事前に下りの読図を重点的に考え、きちんと把握できるようになりたいです。GPSは記録用として使っていたので、見方を把握していませんでした。当然ですが、わからなくなってからGPSは良くないです。登りで余裕のある時にきちんと確認しておきましょう。

11:30/12:00 1650m林道(この地点から登り返し)(下のトラックログでC地点)
 標高1650mで平らになり、林道と合流、ここで滑降一段落、休憩、再度、シール装着で、こんどは角間峠に向かいます。

12:15 角間山

【今回の雪】雪質は良かったです。

12:15 湯ノ丸山

【今回の(自分の)滑り】リーダーとして、最後尾をつとめて(トップも半分ほどしました)、下手に転ぶわけにも行かず、安全策をとってしまい、転びはしなかったけど、時間がゆっくり流れるような滑りになってしまっていた。メンバーとして行く時に、果敢に挑んでみたいです。

滑るところだけでなく、登るところも動画で撮ろうと思いましたが、カメラの角度が微妙に曲がっていました(1)

 登るところも、動画で撮ろうとスイッチを入れましたが、カメラの角度が曲がっていて、(先日、F川2さんにアップした動画がありましたが)、自分はアップを控えました。F川2さんのは、滑っているところですから、滑っているとスピード感があってごまかせますが、登っているのはごまかせそうにありません。

 滑るところだけでなく、登るところも動画で撮ろうと思いましたが、カメラの角度が微妙に曲がっていました(2)

 湯の丸への登りはトレースがありましたが、角間山へは角間峠まであったにせよ、ラッセルが多く、「歩幅を狭くしないと疲れる」でした。とはいえ、ラッセルと言っても、スキーの板が隠れる程度で、ラッセルの時によくする「つま先を上げるようにして進む」ほどではなかったです(ラッセルというと、なんとなくつま先を上げたくなってしまう自分がいますが、当然、上げなくて済むのなら、上げない方が良いのです)。

13:05 角間峠

12:55/13:10 角間峠(下のトラックログでD地点)
 特にバテている方もいなかったので、角間山に向かう。ネットにも出ていましたが、角間山山頂近くは樹林が密になって、スキーで行っても楽しめない場所なので、1940mコルで下山決定。

13:40/13:55 1940mにて下山開始(下のトラックログでE地点)

 14:15 奥が東篭ノ戸山

【他のパーティー】湯の丸山頂までは、下りてくる4〜5人パーティー、山頂で一人のテレマーカー、シールをつけたところで二人のパーティー、に会いました。1650m林道(下のトラックログC地点)でも、二人ほどのパーティーが3パーティーほど遭遇。角間山へは角間峠までトレース有りでしたが、その上はなかったと思います。

 14:28 もうすぐ鹿沢

 最後は、建物が見えたら、10mほど急な斜面を下り、ほんの少し登り返して、道路でした。道路からすぐの所に、デポしていただいた、N井さん車があり、このコースは車2台で来ると、便利です。車を出していただいた、T村さん、N井さん、ありがとうございました。
14:35 鹿沢(下のトラックログでF地点)

 14:35 車道に合流

【使わなかった装備(結果論として)】共同装備:ツエルト、コンロ、燃料、コッフェル(小)、個人装備:防寒具、替え下着、予備電池、ナイフ、ホイッスル、細引き、マッチ、メタ、巻紙、応急パック、ローソク、シュラフカバー、シャベル、プローブ、目出帽、サングラス、ガムテープ

今回のルートのトラックログ
(A:シール装着地点、B:湯ノ丸山山頂、C:1650m林道、D:角間峠
E:下山を開始した1940m、F:鹿沢)

今回の山行の「速度/時刻グラフ」
(区間1:湯の丸山頂(B)まで、区間2:1650m林道(C)まで、区間3:下山を開始した1940mまで、区間4:鹿沢まで)


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