1410 鳥屋待沢とやまちさわ(右俣遡行、左俣下降)

日付:2014年10月26日
天気:曇り

L:自分、メンバー:F川さん

 リーダーで行って、慣れていないことをしたせいか、車の中に、行動食・非常食を忘れてしまう。F川さんより、食パン2枚(ジャム)、および飴(1個)をいただく、ありがとうございます。こんなこと初めて、午前中は良かったものの、午後になるとどうしても「忘れてしまった行動食」のことを考えてしまう、パン2枚もらったのですから、それほど空いていないはずなのですが…、そんなこんなで下山していたら、あるはずの所にカメラがない。「無くした」と思い、下山してみると、ポケットの奥の方に入っていた。良かった、リーダーも早く慣れるようになりたい。
 非常食につきましても、行動食とは別に扱うべきでした。F川さんより、非常食は、「バテた時と一日過ごすための食料」と聞き、改めてなるほどでした。

今回の山行の大まかな位置図(赤線) さらに大まかに位置図(赤丸)

【コースタイム】7:35 厚木IC−8:15/8:30頃 権現橋−10:50 525m二俣−12:30 尾根にのる−12:45/13:00 三峰山山頂−14:45 525m二俣−15:50 権現橋

今回の ルートの下調べ
(1)集合地点から、高速まで
 登戸駅から、左(北西)に行くと、3号にぶつかるので左折、根岸陸橋を左折、13号に入る、清水台を左折
(2)高速道
 川崎IC→厚木IC
(3)高速道〜県道
 厚木IC→129号に乗る→水引から二つ目の信号で左折→412号に入る→吾妻団地前を左折、60号に入る→尾崎で64号と合流→煤ヶ谷(清流の館を過ぎた所で左折)
(4)県道〜駐車場
 煤ヶ谷から、3つめの橋が、目的地権現橋(左に登山道)

 前回、入渓点を間違えただけに、いつもより交通ルートを調べました。自分なりに用意していきましたが、F川さん車(新車)は、きちんとしたナビがあり、集合場所からのルートなどは、一々ナビすることもないと思ってしまったし、知らないよりは知っていた方が良いが、高速道に入ってしまえばあまり必要ない気がしました。集合場所については、車の持ち主の方が熟知していることが多いです。高速を下りてからの道については、自分が用意していった道とは別の道をカーナビは案内していて、いくつも経路があることはわかっていたし、自分のルートをごり押ししてもしかたないので、F川さんのカーナビに従った。煤ヶ谷から、二つの橋はすぐ出てきたが、3つめがなかなか出てこず、しばらくしてようやく出てきて、ここに違いないと、停車。左に登山道という情報は有力かと思っていたが、そのようなのは見当たらなかった。橋についている名前を探したが、見つからず、しばらくうろうろ。カーナビも、権現橋周囲までは行ってくれるが、特定することになると、心許ない。どうしようかと思ったそのとき、「ここに書いてある」とF川さんが、橋の欄干の途中に「権現橋」の文字を発見。合っていました。

自分なりのナビ感想を書くと
 (1)集合地点から、高速まで 運転手に任しても良いのでは、知らなくてもなんとかなるが、時間があれば知っておくべき。少なくとも運転手に下調べしたルートを強要しない。重要度:低
 (2)高速道 (1)に同じ
 (3)高速道〜県道 高速道を下りてからは、(1)(2)よりは知っておくべきですが、概略で良いと思う。いきなり(4)で地図を見始めるよりも、前段階として、準備しておく。県道から外れた時に、現在地を把握していないと、せっかく(4)をきちんと準備していても役に立たない。重要度:中
 (4)県道〜駐車場まで メンバーとして参加するなら知っておくべき。カーナビは、到着地点についての細かい場所までは案内できないことがあります。重要度:高
です。へたにアプローチを全て理解しようとするよりは、重要度の高いところから、把握すべきです。 

9:55 10m大滝

 大滝は、右?を巻きました。

10:02 

【今回の寒さ(自分の場合)】沢の中では、自分のいつもの格好(ファイントラック下着に、沢用長袖(こちらの方が暖かいかと泳ぎ用の方を持って行きました)、沢用ズボン、厚めのネオプレーン渓流ソックス、スパッツ、リストバンド、軍手)。 もっと寒いかと思っていましたが、ちょっと暑いくらいでした。ちなみに、これまでで一番遅い日に入渓した沢でした(これまでは10月24日が一番遅かった)。

10:11 トイ状 10:13 

 一枚岩:この辺りの、左側の岩が一枚の岩でできていて、確かに、3枚、4枚もあるよりは、一枚の方が見栄えが良いです。でも、それだけのことです。

10:25 小滝

【今回の水量】平常よりも、少なめだったと思います。腿くらいまでつかるところはありましたが、腰まで来るような個所はなく、通過できました。水の冷たさは、思っていたよりは冷たくなかったというか、この時期にしては冷たくなかったと思います。

10:28

 入渓点から、10m大滝付近まで登山道が続いている沢のようです。入渓点から、しばらくは左岸に登山道がついていて、途中で右岸になります。登りはそのことがわからず、登山道に入ったり出たりをしましたが、帰りはお腹の空いている自分を後ろに、F川さん先頭で、登山道をつなげて、時間をロスすることなく、駐車場に到着でした。

10:28
 倒木も何カ所かありましたが、嫌になるほどではなかったです。

【今回のロープワーク】 ロープは、登りでは小滝で一度使用、下りは懸垂で3度ほど使用。12mハングの滝で懸垂をし、次の10mスラブ状で30mロープでは足りず、10mロープを連結しての懸垂下降、結び目の通過に少し時間がかかったものの、慣れてはいないけど体験したことのあることなので、問題なく通過。二俣の手前でも、10mロープで小さく懸垂。

10:29
支沢の向き(南、南西)もきちんとCheck
(F川さんより指摘)

【今回の読図】支沢の向きまでチェックしなくてもどうにかなってしまうことがありますが、知識は使わなければ意味がないですし、自分達のしていることは「真剣な遊び」なのですから、支沢の向きまで調べた方が本当の本当は楽しめます。きちんとイメージ、「地図を読むことを楽しむ」、慌てない、面倒がらない。

10:32 5mの滝
10:34 さすが!

 左からも登れそうでしたが、微妙に難しそうで、どうしようかと思っていたところ、右にいたF川さんより、「こっちから行ける」とのことで、少し濡れた程度で突破できました。
 ちょっと間隔が空いたときの、室内壁もそうでしたが、自分の足の置き方は荒く、姿勢も岩に突っ込みがちでした(初心者か?)。もう一回、「沢を楽しむ」ことを思い出して、雑に登らない。

10:40 525m二俣、7mの滝 左を巻きました

【他のパーティー】山頂で2名のハイカーに会いました。沢の中では誰にも会わず。

12:52 三峰山山頂

 山頂から、登山道を下りるか、予定通り左俣を下降するか、しばらく迷いましたが、山頂から900mコルまでは、困難なく左俣下降に入れそうだったので、左俣を下降することにしました。でも、確かに地形図もそうなってましたが、その後、すぐに急になりました。進めないほどではなかったので、下降を続けたら、これも地図通りですが、急傾斜ではなくなりました。
 カメラはなくなったと思っていたので、下りの写真はありません。

今回の山行の行程の図(A:入渓点、B:525m二俣、C:登山道に合流、D:登山道を外れる)
 A→B→C→D→B→A

【使わなかった装備(結果論として)】共同装備:ガスヘッド、燃料、コッヘル(小)、ツエルト(1−2人用)、個人装備:雨具、防寒着、タイツ、タオル、ヘッドランプ、ナイフ、ホイッスル、細引、救急装備、新聞紙、巻紙

(後日談)なぜ、この時期に行ったかというと、夏はヒルがいるからなのでしたが、山行の翌日、荷物の整理などし、机に向かって写真の整理などをしていると、指に小さな痛みを感じ、見てみたら、1cm弱のヒルでした。まさかいるとは。

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