1409巻機山(米子沢改め)

2014年9月21日(前夜発)
L:自分、メンバー:Y和さん、S木2さん

9月20日 22:30 湯沢IC−23:30 駐車場

9月21日
【天気】晴れ 

今回の山行の大まかなルート図 今回の山行の大まかな位置図(赤丸)


【コースタイム】7:10 出発−8:20頃 引き返す−9:10頃/9:45 駐車場、米子沢をあきらめ登山道を使って巻機山に変更(沢装備を外す、飲み物を確保)−12:05 避難小屋−12:20/12:30 巻機山山頂(自分、S木2さんのみ)−12:35/13:10 避難小屋(Y和さんと合流)−15:15 駐車場

 7時10分、出発の際、米子沢の入渓点を間違え、別の沢に入ってしまった。遡行図の説明にある「桜坂駐車場の手前の道を10分ほどたどり」で出発したものの、駐車場は一つでなく、自分らが駐車したのは米子橋より下流の駐車場(下の図でA)で、遡行図の説明が意味していた桜坂駐車場は、米子橋より上流の駐車場(下の図でF)でした。自分らが米子橋だと思っていたのは手前の沢の橋(B)で、さらに100mほど奥が実際の米子橋でした。自信が持てない中、林道に入って、沢に出てさらに一つ左隣(北)の沢に移ったので、米子沢に入ったと勘違い(実際はそもそもスタート地点から、さらに南に小さな沢があり、そこから隣の沢に移っただけだった)。下の図でD地点に来たところで、眼前に見えるの沢の向き、傾斜があまりにも米子沢と違い、右隣の沢によく似ているので、ルートを間違えたことに気がつく。
 自分でも自信を持って進んだルートではなかったので、多くを自分がトップで進んだ。本当に、現在地が確認できたところで、当初の予定通りS木2さんにトップを行ってもらおうと思っていた。不安ながらも、引き返すだけの理由が見当たらず、引き返すまで1時間ほど登ってしまった。正しいルートには戻れたものの、時間的に微妙なため、米子沢はあきらめ、巻機山登山に変更。

 8:40 米子沢の文字  米子沢

A考えうる原因
・間違えた原因
(1) 地図読みが、「仮説、検証」の繰り返しである以上、一番厄介なのは、出発点。単独で行く場合、たいていバスで出発点がわかりやすく、自分が車を所有していなく、車使用で、リーダーの経験があまりなく、経験の浅さが出てしまった。人工物のある場合は、固有名詞をきちんと確認。今回、「駐車場、橋、林道」で、進んでしまった。「桜坂駐車場」、「米子橋」とのように、固有名詞のある場合は、名前をきちんと確認。
(2) 駐車場、Cの林道、Bの橋は、2万5千図には出ていない。2万5千図に出ていない内容の整理。
(3) 前夜発で夜に登山口に到着すると、暗いので周囲の状況がわからない。当然ですが、出発前には余裕をもって、周囲の状況を確認すべきでした。 

・気がつくのが遅れた原因
(4) 自分が、広い範囲を見て、現在地の把握ができていない。
(5) 時と場合によりますが、「今回、自分より経験のある方がおらず〜」などということを言うくらいなら、GPSを持って行けば良かったです。沢で、GPSが威力を発揮するのは入り口と出口くらいですが、大事な入り口と出口であります。

桜坂周辺の図(上の図はカシミールによるもので、山行の時は2万5千図を使っていたので、少し違うところはあります)
A(今回駐車した地点)、B(もう一つの橋)、C(間違えた林道、この林道は2万5千図には出ていません)、D(引き返した地点)、E(米子沢に戻った地点)、F(桜坂駐車場)、G(入るべきだった林道)
 今回、AをFと勘違いし、Bの地図上に出ていない橋を米子橋(Fの下の橋)と勘違いし、CをGと勘違いして登って行ってしまった。

B今後の対応案や提案
(1) 余裕のある出発。
(2) 慣れていない、車での移動などは駐車場の位置、周囲の把握をきちんと、人工物のある場合は、固有名詞をきちんと確認。メンバーとして参加する場合も、リーダー任せにしない。
(3) 地図読みで、近くだけでなく、意識して遠くもきちんと見る。「もし別の場所にいたとしたら」を視野を広くして検討する。
(4) 場合により、GPSの携帯。

   左端が登山カード提出口

 行く前に、2万5千図に標高100mおきに印をつけ、300mおきに数値を記入しておけば、高度計の現在地が把握しやすいと思い、進路に800mから、100mおきに印を付けておいたが、利用されることなく、終わってしまった。

 

 8合目付近で、Y和さんは、山頂に行ったことがあるので、避難小屋までで良いとのこと。

12:00 九合目 12:05 避難小屋

 9合目手前で、避難小屋に着いたら、荷物をデポして、空身で行こうと思ったが、9合目からの下りが快調に進めて、避難小屋を通過した後にデポするのを忘れたことに気がつく。仕方ない。

巻機山山頂(公称)

 山頂と書いてある所までは来ましたが、実際の山頂はさらに奥なのですね。(公称)山頂まで行ったけど、巻機山は沢か、山スキーで本当の山頂に達したい。今回の山頂到達は、自分の中での百名山の数から外します。

山頂からの眺め(東側)


山頂からの眺め(南〜西側)


 
池塘と巻機山山頂  

避難小屋でY和さんとも無事合流。

黄の沢に入ってしまっていたけど、正解は赤の沢

 避難小屋近くの水場が米子沢源頭でした。水が少なくなったので、水を補給しに水場に行く。避難小屋から10分未満で水場、「遡行してここに突き上げたら、気持ちいいだろうな」と、思いたくなるような良い場所でした。

今回の山行の行程の図(H:割引沢コースとの分岐、I:避難小屋、J:山頂)
H→I→J→I→H


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