(四国)
2014年8月11−14日
単独
何かとヘトヘト、でもどこか行きたい、少しでもコマを前に進めたい。ということで、四国の百名山である、石鎚山に行ってきました。
今回の山行の大まかな位置図(12日:赤、13日:黄)ルートを手書き | 今回の山行のさらに大まかな位置図(赤丸) |
8月11日
【コースタイム】7:09 新横浜駅−10:18/10:34 岡山駅−13:15/14:15 松山駅−15:29 久万中学校前−16:25 面河
瀬戸内海を渡る:船が行き交っていて、奇岩があって、コンビナートがあって、島は絵になりますね。もっと長いかと思っていたら、あっという間に四国に到着、10分ほどだったでしょうか。
松山は、半袖でちょうど良かったです。
岡山から広島の方に行ってから、松山の方に行くかと思っていたら、岡山から香川県に行って(電車でわたるのはこのルートのみ)それから、松山に行くのでした。昨年の反省が活かされていなかったです。
石鎚山だと思います |
久万から面河まで、バスはあるものの、運行数が少ないです。東京を朝出発して、新幹線→バスだと、到着が夜になる、迷ったあげく、タクシーにしてしまいました。
国民宿舎 面河(おもごう) |
国民宿舎 面河に泊まる、客は自分のみか。人の気配がない。
インターネットとテレビの結果、観光地は、完全に勝ち組と負け組に二分化されてしまったのだろうか。人はいるところは大勢いるが、いないところには全くいない。
もっと人が来て 良い所だと思います |
8月12日
【天気】曇り一時雨
【コースタイム】5:00 面河−5:40 面河登山口−8:25 愛大石鎚避難小屋−9:52 二ノ森への分岐−10:05/11:40 石鎚山山頂−12:10 二ノ鎖小屋−13:10 土小屋
5:20 |
登山口まで、ヘッドランプを頭に付けて、つけたり、消したりの行動でした。出発を5時にしましたが、5時半の方が良かったです。
5:30 |
登山届けを、投函してきました |
出発 |
変なキノコが多かったです |
8:15 登山道の崩壊 |
台風一過で、面河ルートは、だいぶルートが荒れていました。でも、通過できないほどの場所はなかったです。山慣れしていないハイカーの方は、ちょっと危険かなと、きちんとした人一人いれば大丈夫だと思います。人が通ることで、さらに壊れなければ良いですが…
シモツケソウが咲いていました |
トラロープ頼りに |
8:25 愛大石鎚避難小屋 |
ガスが晴れて、見えてきました、石鎚山です |
山頂の神社も見えます |
8:43 橋が崩壊していましたが、トラロープがあったので問題なく進めました |
8:50 面河ルートは沢の通過が多いです |
9:04 これも壊れた橋 ちょっと不安になりましたが、仮に下へ落ちたとしてもすぐ止る地形だったので、行ったら、無事通過。 |
9:17 矢印で示した辺りが崩壊していましたが、 近づいたら問題なく通れました。ホールドがありました。 |
左写真を拡大 |
場合により引き返すことも、考えながら登り、8:30〜9:20の登山道が一番崩壊していました。これより上は、特に問題なかったと記憶しています。
なお、面河ルートは、9時半過ぎに、山頂から水をくみに来た方(崩壊したところまでは下りない)一人に会っただけでした。
9:22 山頂は近い |
10:00 もうすぐです |
10:03 これを登れば |
10:04 頂上山荘 |
頂上山荘のスタッフに、「面河ルート」の崩壊情報を知らせようと話したら、こっちの話し方が悪かったのか、「台風が来たからね」とあしらわれる。自分も、カメラのバッテリーが少なくなっていて(最後までもってしまった)、デジカメの画像提供など控えてしまったのも一因かもしれません。
山頂は広い |
石鎚神社 |
天狗岳(1982m) 実際の山頂はこちらです。 到達するのが少し厄介なため、天狗岳に行かなくても石鎚山ピークに登ったことに一般的にして良いことになっています。 |
10:17 天狗岳山頂 |
来た道を戻る |
天狗岳山頂へのルートは、上写真「来た道を戻る」あたりのトラバースが少し難しい気がしました。後から考えると、もう少し下を下りれば楽だったかもしれません。
上から見た三の鎖 |
三の鎖は、入れるものの、入り口には柵があって、正規のルート外といった感じです。登り終えたところも、神社の奥に有り、普通の人は気がつきません。単独行だし、挑戦は控えました。
公称山頂は広すぎて 逆に、「シャッターをお願いします」 等声をかけずらい。 タイミングをうかがってみたものの 上手くいかず、小雨がぱらつきだして もういいや、自分で撮ってしまえ |
11:55 二ノ鎖 | 左端が登り用で、右(2本)が下り用です |
登っている人は多かったです。とりあえず、上から見て左の下降用を下ってみました。クライミングのレベルからすると、難しくないですが、高度感があるうえに、ロープをつけていないので、ずいぶん怖く感じます。そこそこホールドが有り、ないときは鎖に足をのせることができました。体感5.6。修験道の文化といった感じで、クライミングとは別次元です。クライミングをやっている方へ、話の種に一度はどうぞ。
ホラ貝の音は、一度聞きました。白装束のお遍路さんといった感じの方も、10人に一人くらいはいました。挨拶ですが、独特の「登る人には『お登りさん』、下る方には『お下り山』で」という看板もありましたが、普通の「おはようございます」「こんにちは」でした。独特の挨拶をする方は、特にいませんでした。
土小屋ルートは、6〜8人の人に会ったと記憶してます。
13:10 土小屋 |
国民宿舎土小屋に泊まる。そこそこ人がいました。チエックインは15時とのことで部屋には入れず、ロビーにあった「笑うセールスマン」を読んで時間をつぶす。
昨日は、部屋にテレビがありませんでしたが、土小屋はテレビがあり、こういったのもたまにはやりたいです。なお。今回iPadmini(+ルーター)を持ってみまして、宿では問題なく使えました。
山頂周辺の拡大図(A1→A2→A3→A4→A3→A2→A5) |
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12日の山行のルート(A:国民宿舎面河→B:面河登山口→C:分岐→山頂→D:二ノ鎖小屋→E:分岐→F:分岐→G:国民宿舎土小屋) |
8月13日
【天気】晴れのち曇り一時雨
【コースタイム】5:30 土小屋−6:55 二ノ鎖小屋−7:20/7:30 石鎚山山頂−8:20 一軒茶屋−9:15 成就−10:55 西之川−11:05/12:02 石鎚ロープウェー(バス停)−12:55/12:58 伊予西条駅(高速バス)−14:30 大街道駅
松山散策
5:27 日の出前 |
カエルを飲み込もうとしたヘビ |
出発前の準備体操などしようとしていたら、なにやら得体の知れない生き物が動いています。よくよく見たら、今まさに、ヘビがカエルを飲み込もうとして、カエルは逃げようと動いているのでした。こちらがカメラを向けるとヘビは逃げだし、カエルは左足辺りから出血したものの命に問題はなさそうでした。ヘビはどんどん逃げていき、草むらにいなくなりました、それなのにカエルは、「なにが起こったの?」といった感じで動かず、じっとしていました。ヘビの毒が回って動けなかったかもしれませんが、なんか滑稽でした。
国民宿舎 土小屋 |
5:38 日の出 |
こんな時に限って、高度計の電池がなくなっていた。時計の時刻も読めず、携帯の時計と、デジカメを時計代わりにする。
5:55 昨日はガスに覆われて見えなかった |
来た道を振り返る |
5:56 右端が石鎚山山頂 |
6:12 近づいてきた山頂 |
変なキノコ |
6:35 南尖峰と山頂付近 |
二ノ鎖小屋手前 |
6:55 二ノ鎖 | 二ノ鎖は、矢印で示したように、つかめて、足の置き場となる三角形の金属部分が、点々とあります。 |
昨日は、二ノ鎖を下降し、本日は登りました。一箇所厄介なところがあったように感じました。体感5.6(でも、クライミングに換算すること自体、ナンセンスかもしれません)。でも、この高度感と、ロープをつけていないプレッシャーは、大いにありました。改めて、ロープは面倒だけど、とてもありがたいです。
7:10 二ノ鎖を登り切りました |
7:15 山頂まであと少し |
前日も来ましたが、山頂です |
7:20/7:30 石鎚山山頂
こんな時間に、と思うかもしれませんが、9時頃はもうガスに覆われてました。
山頂では、前日、ガスに覆われてほとんど見えなかった、景色が見えました。天狗岳へは、前日行ったのでカットしました。
山頂から(1) |
山頂から(2)南東方向、二ノ森、堂ヶ森 |
山頂から(3)北東〜北西方向 |
7:47 二ノ鎖小屋手前 |
二ノ鎖の下りは、昨日行ったので、この日は巻きました。
7:50 さようなら石鎚山(1) |
8:00 一の鎖 |
一の鎖は、気がついたら、もう登り口まで下りていました。
8:10 さようなら石鎚山(2) |
8:20 一軒茶屋 |
試し鎖 |
単独行だし、これしかルートがないわけでもないし、試し鎖は巻きました。
9:03 遥拝所 |
年配の方など、山頂まで行けない方は、ここで祈願します。
9:14 成就 |
石鎚神社中宮成就社 |
表参道 |
9:18 石鎚山がかろうじて見える | ズームイン |
山麓から見える、山を撮るのも好きです。ガスに覆われそうでしたが、なんとか撮れました。1日ですむ石鎚山に2日とった甲斐がありました。
白いツリフネソウ |
ロープウェーでなく、歩いて下りるルートをとったら、あれほどいた人が急にいなくなり、ロープウェーでない方のルートに入ってからは二人しか会いませんでした。登山道には、「〜古道」とかの表示があって、ロープウェーから外れただけなのに、古道ですか。人の気配がない。
10:55 西之川 |
西之川手前には、廃屋がたくさん。ロープウェーができるまでは、人も通っていただろうに。
ロープウェイバス停に着いたものの、バスが来るまでだいぶ時間がある。バス停前の店のご主人が声をかけて寄って行けと、普段こんなことないので少し話した程度で退散してしまったが、神経質になることもなく、ご主人なりのサービスだったのかと後で思う。でも、そうでないお店もあると思う…
13日の山行のルート (G:国民宿舎土小屋→F:分岐→E:分岐→D:二ノ鎖小屋→山頂→D:二ノ鎖小屋→H:成就→I:分岐→J:西之川→K:石鎚ロープウェー(バス停)) |
14時30分に大街道駅着、当初より予定していた松山城に行ってきました。
14:50〜16:15 松山城
松山城は、ロープウェー乗り場が、松山城登山口と表記されている案内板もあり、これは行かねば、です。
石鎚山だと思います |
松山城へは、リフトに乗るのと、ロープウェーで行くのと、歩いて行くのとがあり、歩いて行く時間はなかったので、行きはリフトに乗り、帰りはロープウェーに乗りました。それほど期待はしてませんでしたが、良いお城だと思います。というか、城自体は小さいのですが、塀とか、門とか、石垣とか、見渡せる風景とか、エンタテイメントの見本みたいです。
松山城の位置図 |
松山城見学を終え、大街道駅に戻って17時、予約したビジネスホテルに向かおうとするも、地図を忘れる。住所はわかっていたので住所で探そうとしたが、東京都区内のように、道路に地図の看板がない。30分ほど右往左往後、無事、見つける。
8月13日
【コースタイム】7:24 松山駅−10:00/10:24 岡山駅−14:33 品川駅
路面電車に乗りたかったが、(路面電車の)始発が遅かったので、歩いて松山駅に向かったら、少し前に(松山駅発の)始発が出た後、仕方ない待とう。山の計画はそこそこできてたけど、街の計画はずさんだった。
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