軍刀利沢遡行+熊倉沢左俣東沢下降

2014年8月3日
天気:晴れのち曇り、一時雨
L:自分、メンバー:Y和さん

 メンバーのY和さんには、申し訳ないですが、今回初めて、「(かじる程度に行った単独行を除けば)初めての『自分以外のメンバーが自分より経験のない方』」での沢リーダー、行ってみて思ったのは、自分にちょうど良いレベルでした。1回きりで判断するのもなんですが、とりあえず、この時はそう感じました。

今回の山行の大まかな位置図(沢:赤線、登山道・林道:黄線)(手書き) 今回の山行のさらに大まかな位置図(赤丸)

【コースタイム】7:35/8:00 落合橋手前の駐車スペース−8:40 入渓点−12:10 三国山−13:05 下降点−15:00 505m二俣−15:30 落合橋手前の駐車スペース

8:40 入渓点


軍刀利沢に入る

8:57 ゴルジュ

【今回の暑さ】沢の中では、自分のいつもの格好(ファイントラック下着に、沢用ズボン、スパッツ、軍手)に、山用長袖を以前の古いタイプのに変更でした。厚めのネオプレーン渓流ソックスを、山用のソックスに、リストバンドは、水をくむ辺りで外し、その後は着用しませんでした。

9:00 幅広2m


 9:01 3×4mと、2条4m  2条4mは右を登りました


【今回の水量】少し少なめ

9:15 逆くの字
 左を登りました


9:32


9:35 CS滝(右を巻き、上から眺めている) 8mナメ(右から巻き、上から眺めている)

【今回のルート(登り)】基本的にY和さんトップで行き、水が枯れた頃Y和さんの疲れが見えてきたので、自分が先頭を行きました。単なる沢歩きの部分もそこそこありました。

 
10:00 大滝(2段15m) 右を巻きました 残置トラロープに沿って 

イワタバコ
 家に帰ってから図鑑で調べました

 イワタバコが多くの場所で咲いてました。

10:10 炭焼釜跡

 気をつけてみないと、通過してしまいます。ここら辺に「炭焼きがあるはず」で探していたら、発見。

【今回の読図】入渓点も1発で当てて、炭焼釜も時間のロスなく見つけられて、ガイドの通り、「藪漕ぎなしに三国峠に飛びでる」ことができ、沢登りの最中はほぼ問題なし。下降もそれほど問題なかったと思います。ですが、登山道に出てから、下降点を探すのに少し戸惑い、確認のため、熊倉山まで行くということをしました。予想通り、熊倉山で、迷ってはいませんでしたが、登山道に出てから下降点まで、あんなにアップダウンがあるとは(もっと平らな道かと)予想しておらず、等高線の読みが、まだまだ足りないかもしれません。
 それと、視界の悪い中での尾根の判別に戸惑ったというのもあります。尾根を2つ通過した後のコルから下降で、視界が木に覆われていると、尾根かどうかわからない。以前、「枝尾根はちょっとしたピークから発生していて、登りの途中から枝尾根が出ることは尾根の性質上あり得ない」ということを聞いた記憶があります。無雪期の尾根の判別は、ピークを頼りにするというのも手かもしれません。

10:11 5×6mの滝


10:15 チョックウッド滝

 水流沿いを登りました。上部が厄介でしたが、落ち口の木がガバで、それを利用したら、自分は難なく登れました。

10:30 6mの滝

【今回のロープワーク(登り)】10時半の6mの滝で用い、他にはトラバース用にサブロープを少し使いました。
 右壁途中に支点があり、クラックを利用してそれほど難しくなく登れたのですが、右岸にしか良い支点はなく、「セカンドが見える位置での確保」を試みたら、またも混乱してしまいました。
 これは、
  方法1:行く前に再確認する、方法2:通常のビレイの応用なので、きちんと意味を理解
とでもしないと、頭の良くない自分はダメそうです。
 良い支点で半マスト(a)(インクノット(b))でセットしたら、その支点から2本のロープが出ることになります。
 (a)半マストでセット:2本を8の字で結んでセルフビレイ、および支点作成
 (b)インクノットでセット:そのうちの1本で支点作成、もう1本(登ってくる側のロープ)で確保(半マスト)をする。

11:02 4mの滝 右を登りました


11:05 10mの滝 右を巻きました。


11:23 

11:30 高度計の標高755mで水をくみました。

11:42 CS


11:46 830m二俣


11:50 小滝の連瀑


11:55 水枯れる
 高度計の標高835m

12:05 登山道に合流(高度計の標高935m)

12:10 三国山 山頂からの眺め

 犬を連れたハイカーが2名いて、なんとなく居づらかったので、写真だけ撮って出発。少し下りたところで休憩しました。
12:30出発

12:40 軍刀利神社 元社

【他のパーティー】沢の中では、どなたにも会いませんでした。12時05分に登山道に合流してから、13時5分に外れるまで、10人ぐらいの人と会いました。

13:00 熊倉山

 12時50分 高度計の標高930mにて、沢の下降を開始したのですが、どうも自信が持てず、念のため(自分のみ)登山道を登り、熊倉山まで行き、現在地を確認、再度下降しました。

13:50 水が現れる
 高度計の標高 695m

 下降を開始してから、なかなか水が現れませんでしたが、この地点からこんこんと水がわき出ていました。

14:10 この滝で懸垂下降

【今回のロープワーク(下り)】下りでロープが使われたのは、懸垂下降の時のみでした。ロープが絡まっていて、きちんとするのに時間がかかってしまった。

14:12 2段4m

【今回のルート(下り)】最初の滝で、懸垂で下りたものの、その後はロープを出すこともなく、クライムダウンできました。

14:40


15:00 


15:04


15:05 木橋(登山道に合流)

15:10 林道
15:30 落合橋下の駐車スペース

今回の山行の位置図
(A:落合橋→B:入渓点→C:三国峠→D:下降点→E:505m二俣→A)
水線(薄い青)の一部、尾根(黄線)を手書きしました。

【使わなかった装備(結果論として)】共同装備:ツエルト、個人装備:防寒着、ヘッドランプ、ホイッスル、細引、マッチ、巻紙、応急パック、メタ、食器、ハーケン

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