大常木谷(途中敗退)

日付:2014年7月13日
L:自分、メンバーF川さん、N井さん、S野さん、S林さん

今回リーダーをつとめました。その際に反省としてあったのは
 例会の際、行く場所は当然として(「どこか」も時には有りですが)、集合場所、およそのルートなどはガイドを見ずに説明できるべきでした。泊まりの沢なら、締め切りを早めにしないと準備が追いつかないけど、それほど準備の必要ない「前夜発日帰りの沢」「日帰りの沢」は、できる限り締め切りを早めにしない。集合場所・時刻は、きちんと裏付けのある内容を、土曜の夜は平日よりも制約が少なく、時刻を早めにしても問題ない場合は確かに多いけど、きちんとした裏付けのある時間、場所を。

 
今回の山行の大まかな位置(赤:行動したルート) 今回の山行のさらに大まかな位置図(赤丸) 

天気:曇り

【コースタイム】6:30 駐車スペース−6:50 入渓点−7:30 大常木谷出合−8:05 五間ノ滝−8:55 大常木谷出合−10:50 竜喰谷出合−11:15 駐車スペース

6:30 さあ、出発

【今回の寒さ】沢の中では、自分のいつもの格好(ファイントラック下着に、沢用ズボン、厚めのネオプレーン渓流ソックス、スパッツ、リストバンド、軍手)に、山用長袖を、泳ぎ用長袖(泳ぐ箇所があるとのことでしたので)に変更でした。

6:50 一ノ瀬川に下り立つ 確かに急でしたが

 一ノ瀬川への下降は、確かに急でしたが、ガイドに書いてあるのを見ると、もっと恐ろしいところかと思ってました。たぶん、よくあることですが「知っている」とこれほどではないですが、予備知識なしに行くと、これくらいに感じてしまうかもしれません。

6:55 入渓

【今回の水量】水量は多く、徒渉訓練に来たみたいでした。2日前ほどに来た台風は、ほとんど直撃しなかったので、なんとかなると思っていましたが、台風直撃前の長雨が引かなかったようです。

徒渉の連続

【今回のロープワーク】6mm×10mは、細かい部分の通過に何度か使った記憶があります。F川さんより、「6mm×10m」は束ねた後、末端を8の字で結び、カラビナにかけると、扱いやすいことを聞く、なるほど。

7:05 東京の近くにこんな場所があるなんて

 この頃だったか、目の前を、名前はわからないけど大きな猛禽類が飛んでいった。トビ?、トビだとちょっと興ざめか、たとえトビだとしても、久しぶりに猛禽類に会って、奥深い所に来た気がしてうれしかった。

7:18


7:20


7:22 苔むした岩


7:30 大常木谷出合


【今回の読図】駐車スペースから、入渓点、大常木谷出合、短い行程でしたが、問題なかったと思います。

8:00 8:05 五間ノ滝

 ここまでは特に難しい箇所もありませんでしたが、この滝を見て、一堂動きが止る。N井さんによると、昨年よりかなり多い(昨年は幅が半分程度)水量とのことです。「ここを突破できたとしても、その上を突破できるか。引き返すならここかもと言うことで」5分程度の議論の末、撤退決定。それでも、とりあえずはせっかく来たのだし、偵察ぐらいはということで

 
自分とN井さんは水流近くまで行きました てきぱきと通過する伝Y野井夫妻 

水流近くまで行きました。水流間際でルートを見たら、「登れないこともない」でした。でも、その上もあることだし、撤退は変更なし。ルートも確認したし、それでは引き返すといいうところで、自分はへつりでちょっと戸惑う。振り返ると、どこかで見たような方が、「あれ?」と思っていると、N井さんから「誰だかわかる?」と聞かれ、まごついていると「Y野井夫妻」とのこと、もっと年を取っているかと思っていました。自分が戸惑ったへつりをてきぱきと通過した、Y野井夫妻でした(もちろんY野井夫妻は撤退せず)。責任は持てないので、伝「Y野井夫妻」としておきます。
 自分たちは来た道を戻ります。

【他のパーティー】伝「Y野井夫妻」の他は、道の駅で、竜喰谷に行くという5−6人パーティーに出会い、その後は会いませんでした。沢屋さんでなく、釣り師は大常木谷〜竜喰谷間で7〜8人は会ったでしょうか。できる限り、ローインパクトになるよう通過を心がけましたが、彼らには違う風景が見えていたかもしれません。

8:55 大常木谷出合

 駐車スペースに戻って、別の沢にという声も聞かれましたが、時間的に無理なため、当初下降する予定でした、竜喰谷の入り口まで行くことにしました。

9:40


10:00

大常木谷出合〜竜喰谷出合(下のおおよその位置図で、B〜E間)は、特に難しい箇所はありませんでした。

10:25


10:45


10:50 竜喰谷出合滝(下から) 竜喰谷出合滝(竜喰谷側から)

10:55 遠景(幅広5m)

竜喰谷出合滝と、幅広5mは、なかなかで、わざわざ来た甲斐がありました。

11:00 一ノ瀬川本流をスクラムで徒渉

 自分と、N井さんは、スクラムを特にせず、通過。

今回の山行のおよその位置図
(A→B→C→D→C→B→E→A、
A:駐車スペース、B:入渓点、C:大常木谷出合、D:五間ノ滝、E:竜喰谷出合)


11:40 駐車場近くにいた不思議な虫 陸に上がったシャコ?、カゲロウの幼虫?

 F川さんより不思議な虫がいると言われ、カメラに納めました。木などで刺激すると、尾を上げて威嚇します。体長2−3cm。陸に上がったシャコ?、カゲロウの幼虫? わかりません。

【使わなかった装備(結果論として)】共同装備:ロープ8mm×30m、ツエルト、個人装備:ハンマー、ハーケン(2枚)、防寒着、タオル、予備電池、ナイフ、ホイッスル、細引、マッチ、応急パック、テーピングテープ、医薬品、メタ、新聞紙、金属製食器、巻紙、エイト管、

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