大渚山大滑降大会 2013

2013年3月20日(水)(春分の日)

主催:大渚山大滑降実行委員会
大滑降参加者:40名ほど、ヒルクライムレース参加者:11名ほど

 「強い人に会いたい、少しでも近づきたい。」との思いで参加してきました。もちろん、自分の身の回りにも強い人はいるのですが、こちらにもいるので。今回、参加できてよかったものの、自分は、(強い人に)思うように声かけられず。結局はどんなに強い人がいようと、自分がしっかりしなければだめということ。それでも、試合を壊すことなく、行っただけのことはしてきました。この集まり(山岳スキーのこと)は、この集まりで大切にしたいです。

 今回、ヒルクライムレースと大滑降の両方に参加してきました。

 視野が狭くなることがなく、こういった大会に出て、「山スキーに生かしたい」という気持ちはあります。でも、レースそのもののために、特別な装備を使い、特別なことをしてという気持ちは申し訳ないですけど、ありません。目的は、より良い山スキーです。

スタート地点高度(自分のGPS) ゴール地点高度(自分のGPS)
ヒルクライムレース 895m 1315m
大滑降 1520m 1325m

今回の山行の大まかな位置(赤:登り、黄:下り) さらに大まかな位置(赤丸:今回の位置)

3月19日
23:10 新宿西口(高速バス)

3月20日
【天気】曇り
【コースタイム】5:10/6:12 信濃大町駅−7:15/7:35 南小谷駅−8:10 大凪下(軽トラ)−8:20 山田旅館
9:45 山田旅館の裏手からヒルクライム開始−10:50/11:05 湯峠より少し上の平地(ヒルクライム終了)−12:00/12:50 大滑降開始地点(下のトラックログで黄の字でS)−12:55/13:25 大滑降ゴール(自分の場合)−14:15 大草連の車道−14:20 山田旅館
16:20 山田旅館(Yさんありがとうございます)−16:40/17:06 田中下(バス停)−17:37/17:48 南小谷駅−18:46/19:00 信濃大町駅−19:52/20:00 松本駅−22:14 立川駅

無事到着

 (この部分もそうですが、報告者の主観が多く含まれた内容で、下記は個人的な報告です)
 バスはこの時期、少し下の大凪下まででした。大凪下を出発して後、向こうから軽トラが、主催者の山田誠司さんが来てくださいました。「大凪下⇔山田旅館」間は送ること可能と聞いてはいましたが、ご本人に来ていただくとは。山田旅館に着き、他の参加者のいる前で、山田誠司さんと一緒に車を下りるのが照れくさくってしかたなかったです。自分が、そんなすごい人間でないのに(では、裏口から? 冷静になれば、それはそれで変な状況ですが)

 受付をすまし、(今回のゼッケン番号は3番)、開会式が始まるまで準備。

8:30 開会のあいさつ

 開会のあいさつが終わると、ヒルクライムレース参加者は残り、そうでない方は出発です。

9:40 ヒルクライムはもうすく開始

【今回の服装】いつもの基本装備に、登りでは、ミトンを薄手にし、ゴーグルをサングラスにし、ウエア―のファスナーを開けることで対応しましたが、ヒルクライムの際はちょっと暑かったです。もう少し工夫が必要でした。下りは、サングラスをゴーグルに戻し、ネックウォーマーを装着でちょうど良かったです。

 ヒルクライムレース開始、最初の4−5分は真ん中にいたものの、クライミングサポートを使った方が良いと思い、ちょっと脇に移動したら、それより最後尾争いになってしまいました。

10:40 大渚山山頂

【今回のルート・登り】出だしに傾斜があり(登るのに難しくはない)、1080mを越えたあたりから緩やかになります。その後、林道合流手前で再度傾斜が出るものの登るには問題なく、その後緩やかになり、山頂手前の最後の登りが急だったものの、ジグザグで行けば登れる斜面でした。最後の登りで、先行者の人のそばから、小さい雪崩のように雪が下に流れていき(幅50cm、深さ5cmほど)(故意で、チエック?)、5mほどで止まる。

先発隊は赤矢印の地点にもう着いていたようです

【今回の(自分の)登り】自分がそれほど遅かったとは思えないです。他のヒルクライムの参加者が速すぎたというか、もう少し自分くらいのレベルの人が参加しているのかと思いきや(ヒルクライムの募集広告は、「ただ登るだけでは物足りない方は是非ご参加ください。」)、山岳レースの装備の方が多く(自分は何も考えない通常のツアー装備)、同じくらいの装備の方と、ビリ争いをしてしまい、ヒルクライムの結果は、ほぼ同着ビリでした。自分のザックは明らかに大きかった。作戦という点でも、もう少し考えればもう少し良い成績が出せたと思います。2回目の参加なのだから「参加することに意義が…」から、抜け出そう。
 前回と比べて、ビンディングの使い方も向上したし、クライミングサポートの使い方も向上しました。でも、その程度では、足りないということでした。大きな迷惑はかけなかったものの、同着ビリということでした。

 ヒルクライムレース後の登りでは、特に遅れることなく、問題なく登れました。

お待たせしました

雨飾山

 今回、ヘルメットを始めてスキーで使ってみました。ちなみに、ヘルメットには大きく分けて、スキー用と、クライミング用があり、スキー用は暖かく(暑い)、クライミング用は涼しい(寒い)ようです。クライミングの方を購入し、問題なく使えましたが、サングラスをすると、(サングラスの)着脱が面倒というのはありました。
 クライミングサポートは、上手くいかないこともありましたが、慣れればうまくいく範囲内だと思います。

【他のパーティー】山頂近くで、2、3名の人に会いましたが、そもそも参加者全員を把握していないので、他のパーティーかどうかは正確な事はわかりません。集合写真を撮ろうとするときに、、「あの方は別のパーティー」というのがありました。

11:50 

 大滑降スタート地点より、少し上がった所の方が眺めは良いです。

【今回の雪】重い雪でしたが、この時期なら当然かもしれません。 

山頂はさらに先

 山頂は、それほど遠くもなかったですが、先ほどのヒルクライムでだいぶ遅れをとったので、自分に「山頂に行く」という発想はありませんでした。今回は、そういう趣旨ではないので。

【風景】大渚山は、西に北アルプス、東に妙高、北に雨飾山と、晴れていれば、素晴らしい景色のようです。もう少し天気が良ければ、もっと良い眺めが得られたのですが、前回来た時よりは楽しめました。

                                       多少強引な、パノラマ合成写真

 大滑降スタート地点より、少し高台の地点でシールを外す(自分の場合)。せっかくなので山岳スキーレースの、スキー板を履いたまま外す方法を、シールが新しかったせいか、はがしずらかったです(訓練不足かも)。

大滑降開始

【今回のルート・下り】900mより上の斜面は、山スキーのためにあるような見事に広くて傾斜のある斜面で、900mより下は、広さこそないものの、滑るのにちょうど良い斜度でした。大滑降の斜面は、緩くなく、急でなく、滑るのにちょうど良い斜面でした。

スタート地点から
赤い旗の下を滑り、スタッフの方が立っているので、その上を滑ります(細かなルート選択は自由)

 今回の大滑降は、寒さで体が冷えないようにと、二人もしくは3人ずつでの大滑降となりました。順番は特に決まっておらず、滑りたい人から滑って行きました。自分のスタート順は、大滑降の様子を少しは撮りたかったし、ルートを把握してから滑りたい、などしているうちに、中盤になりました。

ゴール地点から
 基本は赤枠内ですが、ゴールが決められているだけでコース取りは自由です。

【今回の(自分の)滑り】 こんなに長い距離を一気に滑ることは、スキー場以外でほとんどなく、この重い雪で最後の方はずいぶんと足が痛くなりました。

 自分の大滑降の成績は、一緒に滑った人には大きく差をつけられましたが、転んでもすぐ起き上がる、ラストスパートをぬかりなく、をしていたら、そこそこの結果が出せました。重い雪を一気に滑ったので、大滑降の時はテレマークターンどころでなく、最初以外はずいぶんとアルペン滑りで処理してしまいました。大滑降以外は、半分くらいはテレマークターンができました。前回よりは、テレマークターンができたと思います。

大滑降の様子(下部のみ)
 撮影自分(イメージのために)

【今回の事前予習】自分は、今回で2回目の参加なのですが、その割には、前回の経験があまり生かせませんでした。南小谷駅からのアプローチに、車の手配を他の方に依頼するなど、(バスが大凪下まで来ている。今回は時間的にも間に合う)、むしろ前回の経験におぼれてしまったところがありました。

赤矢印上部は、昨年滑降に使われたバーン

14:10 車道が見えてきました


14:15 大草連の車道に下山

 車道に出ると、もう車が来ていて、スキー板とストック、ザック、をそれぞれ別々の車に乗せ、ほとんど待つことなく山田旅館まで移動させていただきました。

今回のルートのトラックログ(赤:登り、黄:下り)
赤S−G(ヒルクライム)、黄S−G(大滑降)

【使わなかった装備】防寒着、帽子、ヘッドランプ、応急バッグとその中身、ホイッスル、ナイフ、ライター、巻紙、新聞紙、替え手袋、スコップ、プローブ(結果論として)
ちなみに募集案内の装備は「ビーコン、シール、防水防風ウェアー、行動食、水分、帽子(ヘルメット可)、バックパック」

今回の山行の「速度/時刻グラフ」(区間1:登り、区間2:下り)

 山田旅館に戻って、お風呂へ、着替え等をしているうちに、本館の方は満員と聞き、別館のお風呂に入る。いい湯でした。

今回のレースのデータ

大滑降 ヒルクライム(単位:分)
1位 0.45.60 31
2位 0.46.50 33
3位 0.51.92 38
自分のデータ 2.52.76 59

最後に、表彰、など

ありがとうございました。


お風呂にて、ヒルクライムレースの前、着替える所、声をかけていただき、ありがとうございます。こんど来るときは、もっと強くなって来たいです。

 表彰等終わって、主催者である山田誠司さんは忙しそうだ。大凪下までのほんの少しの時間だけど、送迎してもらうのは悪い気がするので、何回かメールのやり取りもしたYさんに、バス停まで頼んだら、急な頼みなのに、了承してくれて、どうもありがとうございます。もっと他の人に気軽に声を、かければ良かったです。自分というものを変に作り上げ、自分の作った像に、自分ではまっていたかもしれません。

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