2012年 秋の岩トレ

2012年11月4日
【天気】快晴

 今回、リーダーを担当しました。「恒例行事の岩トレなので、リーダーと言ってもそれほどすることはないだろう」と思っていたら、配車はすんなり決まったものの、ロープの手配に右往左往し、気がつけば、せっかく自分の中で記録を残しているのに、過去の失敗事例まで、復習する時間がなく、まだまだ自分の課題は山積みです。

L:自分、メンバー:Y口さん、M・Hさん、U村さん、N片さん、F川2さん、I井さん、Y和2さん

今回の山行の大まかな位置


【コースタイム】 7:10 武蔵五日市駅−7:30/7:45 駐車場−8:45/15:40 つづら岩−16:25 駐車場−17:00 武蔵五日市駅

7:45 ここより上は通行止め

8:15 綾滝

午前中:東面の岩場
 東面の岩場にトップロープをセット:岩場頂上から少し下りた中央部に、立派な支点があるので、そこで支点作成です。支点までたどり着き、「さあ支点作成」というところで、下から声が、「今来たパーティーが、使用するから別の支点で」とのこと。仕方ない。少し左まで戻って支点作成。流動分散を作って、バックアップの支点がないので少し遠めの木から取り、支点作成完了。でしたが、M・Hさんより、
 「ロープが岩角にあたって擦れてしまうので、流動分散にスリングをつけてさらに伸ばし、岩角よりもロープの先端が下の位置に来るように」
です。言われてみればもっともです。それではスリングをつけて伸ばそうとするころ、1匹のスズメバチ襲来。自分のセット作業が遅かったというのは認めざるを得ませんが、このスズメバチさえ来なければもっと早く終わっていたのです。肩に止ったり、なかなか離れないのでしたが、5−10分くらいでスズメバチよりの威嚇作業終了、その後は、現れたということを聞きませんでした。
 懸垂で下りて、そのあと、他の皆さんは登る準備ができていないというので、セットしたルートで2本登りました。1本はクライムダウン、もう1本はロアーダウンで下りました。
 登り終えたのち
 こんどはY口さんより
 「トップロープの支点で、終了点に管付カラビナ1枚は何かあった時よくない、もう一枚追加すべき」
 自分の復習が足りませんでした。

当面の岩場の左側の岩場を登るM・Hさん

 忙しくて、疲れて、山にかける時間がなくなると、
 どうしても山に「快適」だけを求めるようになる
 自分にとって挑戦をしなくなる。
それは誰にだってあることだと思う。でも、それは得るものもやはり少ないと思う。
 絶えることのない挑戦と工夫。「考えなくて良い」正解などない。

今度はアイゼンで

 11時ころ自分はN片さんと南面に行き、一番右の右クラックを途中のテラスまで行き(トップ自分)、そこから懸垂で下りるということをしました。

登るN片さん

 「リーダーを務め、F川さんも、M井さんも、S林さんも、K林さんも、S野さんもおらず、パートナーはN片さんという状況の中ではやることはした」という気持ちと
 「そんな状況を自然は知らないよ、ロープは、岩は、配慮してくれないよ。
やはりきちんとロープワークはしなければいけないよ。」という気持ちが自分の頭の中を行ったり来たり。
 N片さんは、昨年と比べてずいぶん上達しました。H・Mさんより、様々なご指摘ありがとうございました。

12:00 懸垂で下りるN片さん

 午後は、二ルート、右クラック(途中の支点まで)
 二ルートをトップ自分、セカンドN片さんで登り、登山道を下りました。二ルートの1本目の途中に気がつく、「そういえばこの穴は」、なんと自分はATCガイドをATCのように使っていました。ロープを挿入する向きは確認していたのですが、向きがきちんとしていても意味のないことです。久しぶりに使うときは、事前に以前の記録などを見て、よく確認。
 二ルートの後半部分は、以前とても怖かった記憶がありましたが、今回はすんなり登れました。少し左に上がった後、直上し、最後で右に上がる。ルート的には木の右側から行くのがよさそうに見えますが、そっちはホールドが少ない。楽に登れるのは左側ですが、どっちが正しいのでしょう。
 ロープは1回ずつ、ほぐす、絡まってからでは遅い、絡まるのを防ぐにはこの方法が一番手短、急がば回れ。

14:15 つづら岩のてっぺんより

ビレイするM・Hさん

二ルートを無事登って

ビレイするF川2さん

 最後に、もう少し時間が余っていたので、右クラックを、今度はN片さんトップで、
 (1)N片さんをビレイする際、末端のロープを自分に結ぶのを忘れる、というか省略可と思ってしまう。(2)懸垂で下りる際、右手の位置が高い、腰より下に、(3)使わないロープを首に巻いて下りたが、引っかかることがあるので落とせるなら落とすべき(午前中は、ロープをたたまずに落とす、今度はロープをたたんだので、首にかけて下りても…と思ったが、たたんで落とせば一番良かったようです)。(4)N片さんをビレイ中、ロープ交差、もうすぐゴールとなる支点に着くので、問題ないと思ってしまうが、やはりきちんと指摘すべき

戻る