2012 奥多摩 つづら岩

2012年5月27日
【天気】 晴れ

今回の山行の大まかな位置


L:F川さん、メンバー:S野さん、Ta田さん、Y和さん、Y田さん(遅刻)、自分
【コースタイム】7:05 武蔵五日市(バス)−7:30 本宿役場前−7:55 千足−8:10 林道終点−8:55 いつもの水場−9:30頃/14:50 つづら岩−15:30 林道終点−15:45 千足(バス停着)

払沢の滝(バス停)からの、大岳

【今回のルート】午前中は東面の岩場でトップロープで、午後は南面でリードクライミングでした。午後のルートにつきまして、自分はTa田さんと組んで一ルート(一般ルート)を、F川・S野ペアは二ルート(左ルート)、Y和・Y田ペアは三段ハング?(違うかも)ルートを、今回は1本登った時点で、残り時間は少なく、Y和・Y田ペアは二ルート(だと思います)を途中まで、他の人間は先週した、「ビレイ点の近くに良い支点がない場合のビレイ方法」のおさらいをしました。

8:35 綾滝

【他のパーティー】他につづら岩で登っていたのは6名(2パーティー?)ほど、通りすがりのハイカー5パーティー20人ぐらいか

流動分散 セットロープを岩角まで伸ばして 青い部分がセットロープ

 東面の岩場にて、前回日和田でもしたトップロープのセット作業の確認後、懸垂下降で下り、各自トップロープで登りクライムダウンで下りるということをしました。
・トップロープのセット作業:基本は前回と同じですが、「今回は支点が木なため、前回のボルトよりも強く特にバックアップの支点は要らないのでは?」ということと、前回はスリングをつけ足すことで対処した岩角への対策がスリングではつづら岩は長さが足りず、10mのセットロープを追加するという方法で対処しました。
 上から見た時は、セットロープ1本追加で良かったのですが、(下から見て左側のルートは)実際下から登ると、さらにもう一段岩角があり、途中でもう1本セットロープを追加しました。
・懸垂下降:トップロープセット後、懸垂で下りました。シーズン初めというのは何かと緊張しますが、無事シーズン初めをこなせました。
 下の写真のように、右、左と2本ロープをセットしました。登るのは左の方が少し、難しかったです。クライムダウンも簡単というわけではなかったですが、一歩、一歩、一手、一手、確実に進めば問題なく通過です。

 一通り、登った後、ロープを外して回収です。自分が担当したのは、途中でもう1本セットロープを追加した左側で、セットロープを2本外して、流動分散をといて、木にロープを巻きつけて、懸垂開始と思いきや、岩角で擦れるのが気になり、岩角まで下りて、岩角からもう1回懸垂のセットをして、としていていたらずいぶん時間がかかってしまいました。後になって考えてみれば、「ロープが行ったり来たりするトップロープと違い、懸垂下降はロープの移動がなくトップロープほど、岩に擦れない」。ここら辺の扱い方が自分の中でばらばらできちんと整理できていなかったと思います。

登るS野さんと、下るF川さん

【今回の服装】山用(長袖、ズボン)+ヘルメット、山用半袖を着てきたものの、暑いのでつづら岩で脱ぎました。

午後より、南面の岩場でリードクライミング
 Ta田さんと組み、一ルートへ、(初心者には勧められませんが)ベテランTa田さんがクライミングシューズでなく運動靴なので、自分が全部トップで登りました。一ルートは初めてではないですが、自分の記憶力が悪いせいか、途中で少し不安になりましたが、間違えずきちんと登れました。つづら岩はある意味そういう場所ですが、途中の支点が、今にも錆びて支点としての役割を終えそうでした(それにはクリップしませんでした)。ダブルロープで登る場合、支点に2本のロープを交互にかけていくのが基本だと思いますが、交互にかけるとロープの流れが悪くなってしまうので何箇所か同じロープに連続してクリップしました。そうしたところ、屈曲するルートなため、以前は途中支点(ビレイをする)手前でロープが非常に重くなってしまうことがありましたが、今回は問題なく登れました。長いシュリンゲを使う等、答えは一つではないと思いますが、いろいろと試行錯誤していきたいです。
 途中支点(ビレイをする)にたどり着き、登ってくるTa田さんをビレイへ、もう知識としては頭の中に入っている 「ビレイ時に、登ってくる人が落ちた場合、どちらに振られるか考え、ビレイヤーとして振られても良いように」ですが、現実に、限られた条件下で(当然ですが)するとなると理解の甘さが出てしまうことがあります。左記を除けば、今回のつづら岩での自分のリードは大きな時間のロスはなく、3ペアの中では一番遅かったですが、大差はつかず、無事登攀完了。

ビレイ点の近くに良い支点がない場合のビレイ方法

 当初は省く予定でしたが、バスの時刻を逆算すると、微妙に時間が余っており、「ビレイ点の近くに良い支点がない場合のビレイ方法」を確認しました。
1.ビレイ点の近くに良い支点がない場合、良い支点まで行ってそこに支点を作成の準備(固定はまだ)→2.目分量でビレイ点までのロープを繰り出したのち、インクノットで支点を作成(固定)→3.ビレイ点まで移動→4.ビレイ点でビレイするための支点をセット(ビレイ側のロープをインクノットで固定、固定した点にカラビナをセット、登ってくる側のロープをカラビナにセットして半マストでビレイ)

【次回へ】自分の理解は、少しずつ前進している気はしますが、歩みがのろいです。次回はもう少しましになりますように。

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