2011年12月24−25日
そもそもは、2日目に赤岳から、硫黄まで縦走する予定でしたが、天候悪化等あり、今回の結果となりました。
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今回の山行の大まかな位置(A:美濃戸口、B:赤岳鉱泉、C:赤岳山頂手前2740m分岐) |
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L:F川さん、メンバー:A部さん、自分
初の雪山ハーネス:おそらく自分にとって初の雪山ハーネスです。ウエアを着る分、着ぶくれするので入らなかったらどうしようと、行く前にためし履きしたら、無事入りました。2日目装着いたしましたが、出番はありませんでした。
12月24日
【天気】 晴れのち曇り
【コースタイム】7:15 国立府中IC−8:50 小淵沢IC−9:05/9:45 美濃戸口−13:15 赤岳鉱泉
14:30−15:30 アイスキャンデー付近にてアイゼントレ
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9:45 美濃戸口出発 |
美濃戸山荘手前にて
赤岳 |
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【他のパーティー】普段人気(にんきでなく、ひとけ)のない所が多いので、それに比べたら、何人の人に出会ったでしょう(当り前か?)。学生と思えるパーティーと、中高年のパーティーが多かったと思います。あとは、単独の人も多かったです。
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11:00 美濃戸山荘 |
美濃戸山荘にて休憩、山荘の方から、温かいお茶をいただけました。
【今回の服装】行動中はウエア上下に、上:山用長袖+山用長袖下着、薄手の手袋に+厚手の手袋、山用帽子、ゴーグルが今回の基本で、寒い時はネックウォーマーをつけたり、フェイスマスク(目出帽の鼻から下があるタイプ)(スキー場で多く見かけられる)を着けたり、ウエアーのファスナーを開けたりして調節。下は山用ズボンに、厚めの靴下一枚(二日目は2枚にしました)。今回の装備で寒くなかったです、ただ足の指先と、手の指先が何度も痛くなりました。カイロを使うという手もあったかもしれません。
テント内(テントマット+マット)では、上は防寒着のダウンジャンパー(?)を追加、下は山用下着を追加して、寝るときは3シーズンシュラフにシュラフカバーでちょうど良かったです。
なお、今回、赤岳鉱泉から上は、テント内に荷物を置いて、出発するので大きなザックは邪魔かと思い、40リットルのザックで行ったら(かろうじて詰め込みましたが)40リットルにはぎりぎりで、赤岳鉱泉より下は、ウエストポーチ(腰用)に、ウエストポーチ(胸用・グラブバッグが正式名称?)とのように2つのウエストポーチを使って補いました。岩場の通過には少し邪魔なところがありますが、ただの登山道でしたら問題ないです。これで調節するというのもありかもしれません。
美濃戸山荘からの赤岳 |
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【今回のルート・全体】行きは、美濃戸山荘まで登山道わきに雪が見える程度で登山道自体にはほとんど雪はありませんでした。美濃戸山荘を過ぎたあたりから、登山道にも雪に覆われた部分が多くなり、凍結している個所も多々ありました。24日夜に雪が降り、5cmほど積もりました。
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樹林帯の中を進む(1) |
沢沿いのルートなので、小橋も多くありました |
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そびえ立つ横岳(大同心、小同心)(1) |
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そびえ立つ横岳(大同心、小同心)(2) |
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【今回のルート・登り】1日目行動中はアイゼンを使わず、2日目はアイゼンをつけて、赤岳鉱泉を出発。行者小屋を過ぎ、分岐を過ぎた辺りまでは樹林帯の中を進む、それから先は木が点々とで、しかも大きな木がなくなりました。鉄の階段も多く、その上をアイゼンで歩くのは少し歩きづらかったです。
樹林帯の中を進む(2) |
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13:15 赤岳鉱泉に到着すると、立派なアイスクライミングの設備が |
アイスクライミングをしている方が大勢いました。アイスクライミングについては興味はありますが、今挑戦したら、共倒れになるのは目に見えているので、手は出しません。
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アイスクライミング |
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赤岳鉱泉、赤岳、阿弥陀岳 |
今回、水は小屋からいただきました。
本日のテント(一番手前) |
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・アイゼントレ
歩幅は小さく、つま先を着くことを意識して、(特に自分は)前のめりで歩き、特に下りは膝の屈伸で勢いを調整する。
足の置き方は逆ハの字でも、足の左右の幅は広げない、普通に歩くように。
トラバースは、下りの時は、谷足を斜めに置き、山足は進行方向に
登りの時は、山足を斜めに置き、谷足は進行方向に
ピッケルは、前に着く、手の持ち替えができるよう、胸にかけたスリングにカラビナでピッケルバンドに通しておく。
●12月25日
天気:曇りときどき風強し
【コースタイム】5:00 起床、7:20 赤岳鉱泉−9:30 赤岳山頂手前2740m分岐で引き返す−11:10/12:00 赤岳鉱泉−14:30/14:50 美濃戸口−15:10 小淵沢IC
朝、2回もトイレ(大)に行きたくなってしまい、何かと時間がかかってしまい、他の方を待たせてしまいました。
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8:00 行者小屋から見た阿弥陀岳 |
前回の日光白根だったか、風が冷たいので目出帽をかぶったところサングラスが曇って前が見えなくなってしまいました。今回はそれをふまえて、
(1)(リーダーより)曇り止めをゴーグルとサングラスにきちんと塗布。
(2)フェイスマスク(目出帽の鼻から下があるタイプ)の使用。暖かさは目出帽に及ばないと思いますが、着脱が簡単にできることや、目出帽より穴があいている部分があるためか、息で曇ることが少ないようです。本当に寒い時は目出帽ですが、ちょっとくらいの時はフェイスマスクをお勧めします。問題は、「フェイスマスクをつけていて、本当に寒くなって、風が強くなってさあ目出帽」という交換がうまくいくかという、疑問があります。これについては試行錯誤していくしかないと思っています。
いずれにせよ、今回は、ゴーグルが曇ることなく山行を終えられました(実は一瞬、曇ったのはありましたが、休憩し息を整えたら解消しました。問題にはならなかったということです)。
8:20 目指すべき、赤岳 |
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今回、行動食として、「コンデンスミルク」のチューブを持って行きまして、寒い中でも凍ることなく(例:基本的に雪山では、おにぎりは凍って食べられない)、おいしかったです。
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8:20 冬の阿弥陀岳 |
9:25 山頂は近付いてきましたが… |
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山頂も徐々に近づいてきて、これは、ひょっとしてなんとか赤岳登頂できるかもしれないと思ったのもつかの間、分岐手前で今までになく風が強くなってきて→撤退決定です。
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赤丸の示した地点
(赤岳山頂手前2740m分岐)まで行きました |
【今回のルート・下り】下りは標高1949mの地点までアイゼンをつけて、それから先は外しました。
10:40 再び、行者小屋を通り過ぎる |
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11:10 赤岳鉱泉に戻る |
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今回の山行の位置図(A:美濃戸口、B:美濃戸山荘、C:赤岳鉱泉、D:行者小屋、E:赤岳山頂手前2740m分岐)
A→B→C→D→E→D→C→B→A |
共同装備:テント、ポール:当然、使いました。
【使わなかった装備】個人装備:軽アイゼン、予備電池、ホイッスル、ナイフ、細引き、ライター、巻紙、ローソク、メタ、応急バッグとテーピング、医薬品、新聞紙、サングラス(以上、結果論として)
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