11年12月つづら岩・アイゼントレ

2011年12月4日
【天気】 晴れ

 本来なら、八ヶ岳に行く予定でしたが、天気が悪く中止。代わりとして、広沢寺に行くことも考えられましたが、混んでいることが予想され回避、ということで、またまたつづら岩に行ってまいりました。

今回の山行の大まかな位置


L:F川さん、メンバー:S木さん、自分
【コースタイム】7:10 武蔵五日市駅−7:30 本宿役場前(バス停)−8:05 車道終点(いつもの駐車場)−8:40/9:05 いつもの水場−9:25 つづら岩着
14:30 つづら岩発−14:50 いつもの水場−15:20/15:55 千足(バス停)−16:20 武蔵五日市駅

里はまだまだ、紅葉

正面は大岳山

【他のパーティー】つづら岩に着いた時は、誰もおらず、貸し切りか?とも思いましたが、10時ごろからか4名ほどのパーテイーと7名ほどのパーテイーが来て、東面は結構なにぎわいでした。お昼頃、7名ほどのパーテイーが帰ったか南面の岩場に移動するかし、昼食後登り始めるころは4名ほどのパーテイーもいなくなり、東面は昼食後、再び貸し切り状態でした。

さわがに(車道終点手前にて)

【今回の服装】訓練中は長そで山用下着+長袖山シャツ、山ズボン。今回も、クライミングシューズ、チョークは出番がありませんでした。

8:30 綾滝 冬枯れの季節は、視界がとても良いです

 冬は落葉して、視界が良いです。

つづら岩南面 つづら岩東面

10:20 東面の岩場にロープを張り、訓練開始
 東面の岩場の真ん中のルートにロープを一本、東面の岩場のさらに左側のごく小さな岩場にロープを一本たらして、自分もS木さんもアイゼンワークに慣れていないので、まず手始めに左側のごく小さな岩場でアイゼンワークの確認です。ちなみに左側のごく小さな岩場のセットは自分がしました。セルフビレイを取り、2点にヌンチャクをセットし、流動分散の長さの調節に少し時間がかかったものの、無事完成。

左側のごく小さな岩場で
 登るS木さん

 まず手始めに、上写真の「左側のごく小さな岩場」の左側を登って、クライムダウンする。その後、「左側のごく小さな岩場」の右側を登り、下りは左側をクライムダウン。アイゼンの登り方の基礎として
 アイゼンのつま先の2本の爪で登る(基本)。
 それが難しい時は、つま先の1本と、その隣の1本(内側はさらに内側の1本、外側はさらに外側の1本)で登る。
 かかとはフラットにして、上げない。
 正対で登る。
で、自分も挑戦。きちんと靴ひもを締めたはずなのに、脱げそうに感じることが何度かありました。かかとが上がっているから(×)、無理な力が加わってということでしょうか。それでも落ちることはなく、訓練のルーチンを消化。「アイゼンで岩場を登る」訓練をするのは初めてではないですが、サブ程度で、メインとしては初めて。「いざ、現場で岩場が出てきても慌てず、取り組める」くらいのことはしたと思います。
 次に、最初は素手で登っていたのですが、今度は軍手で登るということを。素手に比べて大味な作業しかできないので、先ほどよりも難しかったです。

登るF川さん

 一通り、登り終えたところで、今度は長めのルートに、東面の岩場の真ん中のルートを登り(素手)、クライムダウン。
 下のF川さん動画よりも、もう少し出だしが右のルートを登りました(東面の岩場の真ん中のルート)。クライミングシューズならなんてことないルートですが、慣れていないアイゼンなので(自分にとって)ちょうど良いレベルでした。足を使って登るべきなのに、普段よりも腕で登ってしまいした。

12:15−12:45 昼食
 登る前に、「オートロック機構付きのビレイディバイス」の解除操作の確認を、先日教わった「45度の角度で」をしたら、問題なく解除できました。それを見ていたS木さんが「良い方法を知っている」とのことで、ハンマーを取りだして

てこの力で、ぐいっと

 ハンマーを解除用の穴に入れて、てこの力を利用して、ぐいっと、解除できました。ハンマーは(最近の自分は)岩・沢に頻繁に持っていきますし、解除用につけた小さなスリングがビレイ中、何度もひっかかり邪魔に感じていたので、とてもありがたいです。あと、「45度方法」は上に支点を取らねばならず、それも面倒(不安)でした。この方法で試行錯誤したいです。

東面の岩場をアイゼンで登るF川さん

 再度、東面の岩場の真ん中のルートを
 今度は同ルートを、登りは軍手で登りました。そこそこガバがあるのでなんとか登れました。下りまで軍手で下りる勇気はなかったので、下りは素手でクライムダウンいたしました。
 最後に、「左側のごく小さな岩場」のセットを回収するために、今度は「軍手+オーバー手袋」で登りました。もっと難易度があれば違いがわかったかもしれませんが、オーバー手袋を加えたところで大きな違いはなく、特に問題もなく回収。
 技術的な意味で大きな進歩があったとは思えませんが、「いざ、現場で岩場が出てきても慌てず、取り組める」くらいのことはしたと思います。
 南面の岩場に、「登る出だしの部分だけ」確認しに行きましたが、南面の岩場は混んでいて、入り込めず。やることはやったので帰ります。
14:00 訓練終了

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