2011年秋 つづら岩

2011年11月5日
【天気】 晴れのち曇り

今回の山行の大まかな位置

L:F川2さん、メンバー:A部さん、N片さん、Y和2さん、自分

【コースタイム】7:13 武蔵五日市駅(リーダー車にて)出発−7:50 いつもの駐車場−8:20 いつもの水場−8:45 つづら岩
今回は西面(?)の岩場で支点作成などの確認
15:20 つづら岩出発−16:10 いつもの駐車場−16:15/16:30 駐車場−16:50 武蔵五日市駅着

7:25 道路が通行禁止になっていました

 道路が通行禁止になっていました。リーダーとA部さんは車を置ける所を探しに、下まで降りる。

9:10 ハーケンの使い方

・ハーケンの使い方
 ハーケンは「あご(穴があいている部分)」が下になるような形で、ハンマーでたたく。ハンマーが完全に入らない場合は、タイオフ(ハーケンのあごと岩の間にスリングをセット)するという手もある。
・流動分散の作り方
 支点を3点作成(2点も可)、支点にそれぞれヌンチャク(カラビナ)をかける。支点にかけたヌンチャク(カラビナ)に、スリングを通し、通したスリングを下方に引き、端をねじる。ねじってできた輪に管付カラビナをかける。この時のスリングの角度(下写真の矢印で示した角度)が60度以内にする。

9:15 流動分散について

・半マストで懸垂、ムンターミュール
 半マストで懸垂ですが、自分の操作に微妙に自信がないです。簡単な所を少し通過ならこの覚え方で問題ないですが、難しい所や、人に教えるとなると、再確認です(リーダーはその時、N片さん、Y和2さんの方へ行ってしまっていた)。(以下個人的な考え)ムンターミュールですが、これで覚えた人はそれでいいと思いますが、変にうろ覚えで覚えるよりは「ぐるぐる巻き」で良いと思います(ここまで個人的な考え)。
・ホイッスルコール(ビレイ解除→解除しました→ロープいっぱい→ビレイ準備OK→登ります)
 鈴蘭山の会では、「ビレイ解除」「解除しました」が長音2回笛で、以下「ロープいっぱい」「ビレイ準備OK」「登ります」が長音1回笛です。何かの癖で長音2回なのに、気がつくと、長音+短音にしている自分がいました(2度目は長くを意識して)。一番最初は、笛の音がかすれてしまいました。最近取りいられ始めたので、まだまだ慣れていない所はありますが、訓練あるのみです。
・半マストでビレイ
 半マストでビレイするための、セット方法は本にもずいぶん出ているので問題なく行えました。ただ、K林さんの言う、「半マストのビレイの時における、手の位置」について、話し合った記憶はありますが、その後のATCガイドの印象があまりにも強く、具体的には忘れてしまいました。

テンションがかかった場合の解除

・ATCガイドでアンカービレイ→テンションがかかった場合の解除
 自分は、「オートロック機構付きのビレイディバイス」を扱うのはATCガイドが初めてです(実際に体験としては自分の中で理解できておらず、テンション後の解除は今回、正式には初めて挑戦)。以下は経験浅い者の、行動、感想です。
 ATCガイドでアンカービレイをし、登っている人にテンションをかけてもらい、上の「テンションがかかった場合の解除」のようにスリングを矢印の方向に引けば解除されます。理論的にはそういうことなのですが、手で引いたくらいではびくともせず、スリングにロープをかけ上の支点でワンターンさせて、ビレイヤーが体重を掛けることによって解除させます。
 実際の場では、このことは頭ではあったものの、テンションをかけたロープが8mmで少し変な食い込み方をしたというのもありますが、体重をかけてもびくともしませんでした。後になって思うのは、時間短縮のため、A部さんの使った支点を使いましたが、意図を理解せず使ってしまうこともあるので、支点作成から自分で作れば良かったです。当初は2時間も解除にかかるとは思わず、体重をかければすぐ解決できるだろうと思ってました。ワンターンさせたスリングの長さが足らなかったので、継ぎ足したら、複雑なことになってしまったというのもあります。そもそもATCガイドの扱いに慣れていないというのもあります。アンカービレイそのものの作業にまだ慣れていないことがある、というのもあります。
 クライミングでうんうん唸って、あらん限りの力をかけてもできなかったことが、ちょっと手足の位置を変えただけで軽くできてしまうことがあります。今回、自分はクライミング初心者のように、うんうん唸ってしまいました。支点、確保器、引いているスリングをワンターンさせる位置、それぞれの位置がきちんとしていないと矢印の方向に動きません。あとは、8mmロープの場合、テンションをかけたロープを動かして、回りやすい位置にした方が良いようです。いずれにしろ理論の一部だけ知っていても、実際にやってみて把握しておかないと、こうなるということです。

リードで登り、支点構築、ザイルアップ、セカンドを確保

【他のパーティー】他は2パーテイー(各2−3名)だと、登ってきて通り過ぎるハイカー6-7名

【今回の服装】山用長袖に、山用半そで、山用ズボン、クライミングシューズは持って行きましたが登山靴のままで一日を過ごしてしまいました。軍手はずっとはめたまま。

【次回へ】今回、参加して良かったですが、別につづら岩まで来なくてもいいと思う。現実問題として、東面の岩場も、南面の岩場も使わなかった。近場の小さな岩場で十分だと思います。どこか良い練習場はないでしょうか。(自分が、ATCガイドでのテンションがかかった場合の解除に時間がかかってしまったため、本来の予定からずれてしまったということは当然あり得ます)

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