西横川

日付:2011年10月10日

天気:晴れのち曇り

L:F川さん、メンバー:K林さん、F川2さん、Y和2さん、自分

今回の山行の大まかな位置図(赤:沢登り、黄:登山道(?))

【コースタイム】6:45 菅ノ台バスセンター−7:20 しらび平−7:30/7:55 入渓点−15:10 登山道(長谷部新道)−16:20/17:10 千畳敷−17:20/17:20 しらび平−17:53/18:00 菅ノ台バスセンター

【今回の水量】通常だと思います。

 0時ごろ起きて、トイレ(大)に行きたくなる。うつらうつらし、3時頃再びトイレ(大)に行きたくなる。うつらうつらし、5時に起きて、また、トイレ(大)に行きたくなる。とのように、あまり眠れず、下痢気味でした。下痢止めの薬を飲んだら、その後は大丈夫でした。駐車場脇に、邪魔にならないよう設営したテントをたたみ、出発です。

6:35 バス・ロープウェー切符売り場

バス片道800円、ロープウェー片道1180円。この日は増発されたのか、5時20分から、バスは出発していました。

6:35 思ったよりは混みませんでした

 予定していたバスは、自分らが乗る手前で出発してしまいましたが、すぐさま増発されたバスがやってきました。

7:20 シラビ平
すずらん号です
7:30 しらび平を出発

7:30 入渓点となる橋
しらび橋から、入渓する沢を望む

 【今回の服装】いつもの沢装備(上:泳ぎ用長袖+ファイントラック半そで下着、指あきグローブ、リストバンド、下:沢用ズボン、スパッツ、厚めのネオプレーン靴下)。沢用ベストは着ないで、ウエストポーチで代用しました。なぜ、泳ぎ用長袖にしたかといえば、自分の持っている普段着ている長袖がK林さんとおそろいで、これまではずっとK林さんが半そででしたが、今回は長袖で着てくることが予想されたためです。その他、泳ぎ用は暑い時にボタンを開けたりして調節できないのですが、この時期もう寒いので、調節する必要はない泳ぎ用で、大丈夫と思ったからです。
 天気はいいですが、朝早いので光が射しこんでいません。寒いので、雨具(上)を着こんで、沢装備に着替え、出発の時には、雨具を脱ぎました。それでちょうど良かったです。

7:54 沢装備に、陽が当らないと寒い

 右から入渓できそうなので、入渓したところ結局、懸垂で下りなければなりませんでした。

8:08 懸垂で

 基本的なことですが、懸垂で下りるときは基本的にロープの流れている方向へ、下りる。自分は、ちょっと出だしが下りずらかったので左気味に下りようとしたとことろ「それは良くない」と。そういえば、そうです。

8:15 堰堤は右から

8:20 大岩(関東周辺沢登り 山と渓谷社に出ている大岩とは別)

関東周辺沢登り 山と渓谷社に出ている、遡行図の大岩とは別です。

8:25 5m 

西横川 東横川
8:28 二俣(1710m)

 左の西横川に入りました。間違って、右に入ってしまう人も多いようです。

8:31 8:36 左の写真で影になっている部分の大岩

 関東周辺沢登り 山と渓谷社に出ている、遡行図の大岩は、こっちの方のようです。

8:45 小滝の連続(1)

8:50 小滝の連続(2) 右から入り、途中で左に行きました

8時50分の小滝は、右から入り、途中で左に行きました

8:52 5mの滝

 この滝は水線から外れた左を登りました(巻きというほどでもない)。

8:56 紅葉ちらほら(1) 8:59 この滝は左を登りました

中央に見える滝は左を登りました(右写真)

9:01 2段10m

9:06 紅葉ちらほら(2) 全ての点において左の写真より良いかもしれません
K林さんよりの写真(以下※)ありがとうございます

 このカメラは水滴がつきやすいのかもしれません。(後日談)カメラのレンズに水滴がつきやすいというだけではなく、カメラケースが案外乾きにくいという点もあるのかなと

9:10 5mの滝

 上の方に書いたとおり、体調はあまり良くなかったのですが、この滝を見た時に「登れないな」と思いました。でも、他の方は「登れる」と言い、挑戦もせずに否定するのも何なんでロープをつけて登りました。登ったのは水線より少し左側の部分です。実際登ってみて、中間部までは行けるものの、あと一歩が、一手が悪く、敗退しました。核心のホールドがもろいのです。その他、ハンマーを新しくして、その扱いに手間取っているうちに、急に自信を失っていったというのもあります(ハーネスのギアラックに掛ける小物の順番をきちんとしておく等、初耳でない作業をきちんとしよう)。あとは、渓流シューズの縫った糸がほつれていて、それが1日目の山行後(今回は2日目)どうも広がっているような気がして、微妙な部分で集中できなかったというのもあります(裁縫セットとかで、縫えば良かった? 自業自得か)。
 調子の良い時に行ったら、あとはもっと濡れても良いときに行ったら、再び挑戦したいです。
 リーダーも挑戦するも同じ場所で、敗退。右を巻きました。この滝にずいぶん時間をかけた割には、簡単に巻けました。

9:33 (登るリーダー)あと一手、一歩が


9:44(大滝下部) 9:45 9:51
30m大滝

 この写真も一部、レンズに水滴がついてしまってます。

(※)下部は左を登る
9:54 登っている所の動画

 30m大滝を上がった所に、1854mの二俣があるはずなのですが自分の記録になし。この二俣で右を行ったのですが、何を考えたか1854の二俣はずっと左だと思っていました。あとから考えると、この二俣は奥まっているので地形的には、左へ行く可能性は低いです。通常進んでいたら、どう見ても右です。でも、現在地を把握するのに、きちんと理解すべき二俣だったと思います。他の皆さんがしっかりしていて良かったです。

10:06

10:53 5m2条

左(※)
11:30 2000m二俣

 左を行きました。

11:49 20mナメ滝

11:50 20mナメ滝下部は右を登りました

思っていたよりも濡れませんでした 11:58

 左へトラバースする際、水線を渡らなければならない部分がありましたが、思ったよりも水をかぶらず、ホールドもあり、突破できました。

タイブロックの基部を親指で

 ここからは左上に上がり、テラス気味の場所で支点を作成していただき、タイブロックで登りました(写真下)。自分は、9時10分の滝以来、どうも体が硬くなってしまい、トップをほとんどの場面で譲りました。
 タイブロック:軽量な緊急用アッセンダー(簡易アッセンダーの位置づけ、効いているかきちんと確認。)
「タイブロックはただ上げるだけでなく、上げたら効くようにきちんと引く」と考えていましたが、「引く」というよりは上の写真のように「基部を親指で押す」方が確実なようです。今回登っている時、(タイブロックが)何度かストンと落ちることがありましたが、効かせ方が悪かったのだと思います。あとは、ロープが濡れていたりすると等の影響もあると思います。いずれにしろタイブロックは、(個人的でもいいので)シーズン初めには使い方を再確認するなどして、中途半端な使い方をしないようにしたいです。

11:59  (※)登る自分

12:26 草と岩の生え際を進みました(1)

12:42 草と岩の生え際を進みました(振り返って)

12:57  13:03

13:05

行けども行けども、滝が出てきて、自分の調子が良い時に登りたかったです。

13:32
13:46 

14:00 二俣(高度計の標高2280m)

14:30 枯れたルンゼ 15:03

 15時10分頃のことです。登山道はなかなか出てきません。ふと、4番手を行くF川2さんが、トラロープを見つけました。お手柄です。あやうく、そのまま登ってしまう所でした。よくよく見ると、トラロープは右にも、左にも続いていました。この登山道は名前こそ長谷部新道ですが、ほとんど使われていないようです。

15:20 トラロープ


15:23 空木岳はぎりぎり雲に隠れて見えないようです

15:54 千畳敷(ロープウエー乗り場)と宝剣岳

16:10 通常の登山道に出る
 (長谷部新道は通行禁止でした)

 長谷部新道は通行禁止でした。一般的にはそういうことだと思います。

16:13 千畳敷カール到着 (合成パノラマ)

千畳敷カール到着 (合成パノラマ)です。左にある建物が、ゴールのロープウエー乗り場です。

16:15 集合写真
16:20 千畳敷(ロープウェー乗り場)到着

 ロープウエー乗り場に着いて、沢装備を外している間に、ガスに覆われて視界は数メートルになっていました。このことを考えれば、千畳敷でのパノラマが撮れたことを幸せに思います。ロープウェーで下りるにつれて、視界も戻ってきました。

今回の山行のルートの図(A→B→C→D)(C→Dは登山道(最近はあまり使われていない)
A:入渓点、B:1854m二俣、C:登山道(長谷部新道)、D:ロープウエイ

【他のパーティー】個人的に、「紅葉の季節なので、混むのでは」と思っていましたが、沢登りの最中は他の人に会いませんでした。この時期まで沢をやる人は少ないのですね。増発されているのか、菅ノ台からのバスも、ロープウェーも「混んでいるな」程度で、大きな待ちはありませんでした。ただ前日は夜の20時まで輸送し続けたとのこと、(それはバスか、ロープウェーか忘れました)。

Topに戻る


前ページに戻る