荒川水系大洞川
2011年8月6−7日(前夜発)
L:F川さん、メンバー:F川2さん、S林さん、N片さん、自分
8月5日
21:50 調布IC−22:30 狭山日高IC−23:55 道の駅 大滝温泉
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今回の山行の大まかな手書きの概念図
赤:沢登り
黄:登山道(下り) |
8月6日
天気:曇り夜雨
【コースタイム】5:50 道の駅出発−6:15/7:00 駐車場−7:25/7:30 入渓地点−8:25 石津窪との二俣−9:40 氷ノ谷との二俣−10:35 ワサビ沢との二俣−12:30 船小屋窪との二俣−14:45 C1の地点(高度計の標高1260m)
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5:10 道の駅の朝 |
6:53 駐車場 |
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7:05 ガードレールの切れ目から |
ガードレールの切れ目から、沢に下りました。踏み跡は明瞭でした。
7:18 吊橋を渡って |
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吊橋を渡ったら、左に行って斜面を登り途中から右を行ったと記憶しています。
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7:28 入渓 |
改めて、記録を見ると、入渓地点に7時25分に着いて、7時30分出発、ということは5分で沢装備に?? と思いましたが、駐車場でほぼ沢装備になって出発していたのでした。
【今回の水量】前日にまで、だいぶ雨が降っていて、通常よりは多かったはずです。そもそも苔の多い沢でしたが、水流の中にホールドを探すために手を入れると、苔がみっちりというのが、何度かありました。
8:35 弁天滝 2段13m |
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弁天滝は右を巻いたと思います。
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9:00 こんな、なだらかな場所もありました |
9:05 ヤマカガシ(ヘビ)現れる |
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ヤマカガシが現れました。お食事後なのか、真ん中辺りが膨らんでいました。当然ですが、特に襲って来ず、刺激しないよう、脇を通過。
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9:10 非常に苔の多い沢でした |
9:12 ゴルジュ内の8m |
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ゴルジュ内の8mも右を巻いたと(下写真)、巻き道はよく踏まれていました。
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9:16 |
【今回の(自分の)服装】下の写真のとおりで、長袖の下にはファイントラック半そでを着ました。今回、秩父のそれほど標高の高くない山ということもあり、シュラフは持たないで行きました。シュラフカバーのみで、防寒具を使用することもなく(雨具は着ました)、快適に寝れました。
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氷谷の2段17mと自分(撮影F川2さん) |
氷谷の2段17m |
氷谷の滝の手前で休憩しました。この滝は本流の滝ではないので、脇を通過しただけです。
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ヘビだけでなく、カエルも何度か会いました
(氷谷の手前にて) |
氷谷の2段17m手前で、休憩 |
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9:58 深山幽谷? |
10:02 5mナメ?
下の写真が示すように右を登ったようです |
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10:05 お助け紐を出して |
「滝を登り切ったら、上で待ち、もし下から登ってくる人が登りずらいようでしたら、お助け紐を出したり、登りやすいホールドを教えたりする。」このことは頭では分かっているけど、現場になって実際しようとすると、下から登ってくる人の邪魔になって「もう少し登ってくれる?」と言われたり、余裕がない時はどうしても先のルートを見たくなったりして、うまく行かない。様々な場合に応じて経験するしかないのだろう。あとは、特に自分の場合などは、カメラに手がいって登ってくる人の写真を撮りたくなってしまったりとか。
10:10 これは左を行ったか、右を行ったか? |
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右を行ったようです |
10:25 たまにこういう所を撮りたくなることがあります |
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10:35 ワサビ沢との出合
右に見える滝がワサビ沢 |
10:38 「通らず」の入り口、8×15mナメ |
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手前で休憩 |
11:00 「通らず」は左を巻きました |
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11:20 通過はそれほど困難ではないのですが、万が一のためにロープを |
【今回のロープワーク】右にトラバースしなければならない個所が出てきまして、トラロープが残置してあるものの、万が一のためロープを出しながら進みました。でも、しっかりした支点が得られそうになく、ああでもない、こうでもないとしてしまって、こういう微妙な支点の通過はまだまだ苦手です。
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11:35 2段40mの滝(遠景) |
11:50 下りられない個所ではないですが、ロープワークに慣れる意味もあり |
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12:00 F川2さん撮影・2段40mの滝 |
S林さん撮影・2段40mの滝 |
2段40m滝の前で撮影。「こういう時って、手を上げたりするのかな。でも他の人、そんなポーズしていないし」と思い、特に理由もなく中腰になる。後後、見ると、皆さん手を上げている。自分の意味もない中腰がとても不自然。2段40mは左を巻きました。12:25巻き終了、沢に戻る。
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12:30 船小屋窪の、30mの滝 |
12:35 船小屋窪との二俣にて休憩 |
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12:43 さらに近付いて |
この滝も、本流ではなく、「船小屋窪の、30mの滝」なので、脇を通過しただけです。
13:04 15mの滝 |
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15mの滝は巻いたことは確実なのですが、どっちを巻いたか、忘れてしまいました。
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13:37 2段5mの滝? |
左を行ったと思います。
14:00 3m |
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3mの滝は右から登りました |
【今回のルート(登り)】6日午前中は絶好調でした、でも、「通らず」の辺りから苦手なことをしたせいか、疲れが出だし、14時30頃から、少し疲れてきました。
14:30 |
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14:45 C1到着 |
今回は、タ―プ |
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15:40 今回も無事、焚き火ができました |
焚き火の風景 |
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焚き火があるだけで、落ち着くものです。 |
夜寝ていると、上流から生暖かい風が何度も吹いてきました。最近、読んだ「山岳気象大全(山と渓谷社)」には生暖かい風は天気が崩れる恐れがあると書いてあり、事実、夜中に、雨が降りました。生暖かい風が先だったか、雨が先だったか、あいまいですが、こういうことにも気を使っていきたいです。まさか、たまたま空間が空いていたので、互い違いに寝なかった隣のN片さんの鼻息ということはないだろう。
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今回のルートの位置図
S:駐車場、1:石津窪との出合、2:氷ノ谷との出合、3:ワサビ沢との出合、4:船小屋窪との出合、5:C1、6:標高1680m二俣、7:笹ッパ、8:造林小屋跡、G:藤岩トンネル |
8月7日
天気:(午前)曇り時々晴れ、(午後)曇り後雨
【コースタイム】4:50 起床、7:10 C1(高度計の標高1260m)出発−8:15 標高1320m二俣−10:15 1680m二俣−10:35 1720m二俣−11:10 高度計の標高1880m 水枯れる−11:45 稜線−12:00/12:30 和名倉山(白石山)山頂−13:25 笹ッパ−14:25 造林小屋跡−15:20 登尾沢ノ頭(1369m)−17:05/17:35 藤岩トンネル−17:55/19:00 大滝温泉
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5:45 昨晩の雨のせいで、焚き火がつきずらかったですが |
さあ、出発 |
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3段5mの下部 |
3段5mの下部は、左から腰までつかりながら落ち口まで行き突破したのですが、下から見た時はそれほど難しそうもなかった上部が案外難しく、
7:19 下部は突破できたものの、左奥にあるスリングを取っても、進みずらそうで、 |
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引き返して、左を巻きました。
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7:46 3段5mが巻き終わって |
巻き終わってもう7時45分、下から見ただけではわからないこともありますが、登れると思ったから下段を登ったわけで、時間のロスになるのでこういう判断ミスを最小限にしたいです。
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7:52 2段8m |
どっちを行ったか忘れてしまいました。
8:23 4mの滝 |
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これも記憶なし。
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8:32 1380m二俣 右を行きました。 |
8:47 3mの滝 |
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8時47分の滝は右から |
9:05 1480mの二俣 左に支沢で、右を行きました。
9:25 3段25m 右から巻きました |
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9:38 |
10:15 1680mの二俣、本流から外れて(水量比1:1)、左の沢に入りました。
10:20 苔 |
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10:35 1720mの二俣 左を行きました。
11:10 高度計の標高1885m、ここから水が枯れる(水を汲む)。
11:45 稜線
稜線には出たものの、登山道はなかなか見つからず、コンパスを頼りに山頂の方角に向かった所、10分ほどで登山道に合流しました。
12:00 和名倉山(白石山)山頂
山頂は樹林の中で、視界0です。逆に視界とかそういうことを考える山ではないです。
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N片さんよりいただきました。
ありがとうございます。
和名倉山ピーク写真 |
12:40 分岐 笠取の方に下りる道に間違って下りそうになってしまいました。明瞭な分岐ではありません、言われてみれば気がつく分岐です。登山道だと思って、ちょっと読図を怠っていました。事前にルートを紙の地図に記入していったのですが、点線の二瀬尾根ばかり意識が行っていたようで、分岐のことすら頭にありませんでした。他の皆さんに感謝です。
13:35 基本的に風景は皆無ですが
唯一見れたのがこの風景 |
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【他のパーティー】和名倉沢は沢の中ではメジャーな方なのですが、この時期に登る人は少ないのでしょうか。沢の中では誰も会いませんでした。和名倉山(白石山)は200名山ですが、玄人向きの山で登山道に出ても誰にも会いませんでした。
【今回のルート(下り)】二瀬尾根は点線のルートですが、特にわかりずらいという所はあまり記憶がなく、基本的に踏み跡はあります。笹ッパからのルートですが、以前は笹が繁茂していてルートをわかりずらくしていたようですが、多くの場所で笹は枯れているか、そうでなければ生えているものの生長した個体のみで(そういう時期?)更新がされないのではといった感じで、シカの食害か、また別の理由でしょうか。いずれにしろ、現在、笹には登山道を不明瞭にするほどの勢いがありません。
鹿には2頭ほど会いました、その声は何度も聞き、糞は多くの場面にありました(これは登山道ではなく沢の方です)。
登山道の中に、林業の作業道も入っていてかなりややこしくなっています。石津窪のほうに下りるルートの方が駐車場に近く下りれるのでそっちを探していて、それらしきルートもありましたが、確信が持てず、時間も押し迫っていたので埼大山寮に下りるルートで帰りました。道の途中、トロッコ道もでてきました。ただ、造林小屋跡の散らかり方はひどいもので、現在そこで林業をしている人とは別の方かもしれませんが「心がすさんでいた」としか思えません。
藤岩トンネル近くの車道に出ました。駐車場まではだいぶあり、全員で向かっても仕方ないという時、F川2さんが車を取りに、駐車場まで行き、富士岩トンネルまで来てくれました。ありがたいです。
【今回の収穫】
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のこぎりは、剪定用(上)を選ぶべき |
のこぎりですが、下が今自分が使っているタイプので、上がS林さんお勧めのです。どうも自分ののこぎりは、木の屑がすぐに詰まってしまいダメとのことです。
サロモンRX TRAVEL MEN |
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山の店カモシカで、店頭のを見て、一目ぼれして、購入しました。とても軽くて、履いていないみたいで、歩くのに差し支えないです。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%A2%E3%83%B3-SALOMON-RX-TRAVEL-MEN/dp/B00508LNX0
この靴があったから下りは順調に下れました(足がどんどん前に出る)。
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