岩鞍スキー場から西山往復

2011年4月3日(前夜発)

今回の山行の大まかな位置

 震災等の影響もあり、予定されていた親睦山スキーは中止になってしまいました。土曜の天気が悪く、個人山行でどこかという話になり、前の週に武尊に行った時、面白そうな斜面と話のあった西山に行って参りました。

L:F川さん、メンバー:K林さん、F浦さん、K元さん、Y田さん、W辺さん、自分

4月2日
20:40 新座駅―22:15 沼田IC―22:30 道の駅「白沢」

4月3日
【天気】 晴れ
【コースタイム】6:00起床、
6:55道の駅―7:30/8:10尾瀬岩鞍スキー場―8:30 第4ロマンスリフト下り場
8:50 シールをつけて出発―1030/1100 西山山頂−1107/1120 シールを外す―
右の俣沢下降―1150/1205標高1615mシールをつける−1255/1325 標高1850mシールを外す−
1405/1415ゲレンデに戻り、シールをつける−1500/1510 シールを外す、国体男子コースを下りる
1530/1555 尾瀬岩鞍スキー場―(入浴)−1755 沼田IC1915 所沢IC

出発(リフト1回400円を2回)
 一番左にいる人は?

【今回挑戦してみたこと(1)】前回、ある程度の成果を収めた、前泊用のバッグですが、それよりも大きなスタッフバッグ(もしくは大きなビニール袋)に前泊用の荷物を入れてそれ自体はザックの中に入れた方が持ち運びに便利だし、置き忘れの心配もないと思います。前泊用、及び出発時に必要な荷物は取り出しやすいようにひとまとめにした方が便利という方向性は正しいのですが…

シールをつけて、出発

【今回のルート・登り】震災等の影響もあり、動いているリフトは第3クワッドと第4ロマンスのみ(一番下のトラックログの図・稼働)で、普段なら出発する地点が標高1751mですが、今回は標高1381mから(トラックログでSと書いてある地点より)ゲレンデをシールをつけて登ります。ゲレンデを出てから西山までの道は、藪とオープンバーンの中間ぐらいの感じ(?)で木が生えていて、通過するのに特に問題はありません。右の俣沢からの登りは、ちょっと急で山スキーを始めたばかりの人は少し難儀するかもしれません。

リフトが2本のみ稼働
 (第3クワッド、第4ロマンス)
なので動いていないところはシールで登ります

【今回の(自分の)登り】ゲレンデをシールで登っていて、突いたストックがふっと外れ不安になる、「いかん、もっときちんと突かなくては」。スリップすることなく、斜面を越え、一安心していると、K林さんが声をかけてくる。「なんだろう、スリップすることなく登れたのに」と思いつつも、話を聞くと「ストックで登らず、シールで登る、ストックはバランスをとる程度で、突くのはどうしようもなくなった時、むしろ一々突くと、右へ突いて、その次に左へ突いてで、重心が左右に揺れるので、疲れる」とのこと。言われてみればもっともです。足を引っ張るようなことはなかったですが、基本的に自分が最後尾でした。ですが、右の俣沢からのシール登行で、一か所、スリップしてしまいました。他にもっと急な斜面はありましたが、微妙に斜度があり、トラバースしていて、ズル、ズルッと、それをK林さんに目撃され、頭ではわかっていても、体で体得していない、と思います。

9:20 リフト最高地点(1751m)からの
上州武尊

【今回の服装】もう4月なので、厳冬期用の準備はいらないですが、かといって油断すると寒いし、現にこの日は普段よりはかなり寒かったようです。基本的に上が、山用長袖下着+山用長袖+雨具(ウエアではありません)、下が山用ズボン+ウエアでした。手袋は皮一枚の薄手に薄めのインナー、暑い時はインナーのみでした。寒い時はネックウォーマーを使用しました。あと、帽子は冬用でした。

西山に向かって

10:00 山に来たという感じです

【今回の収穫】良かったことは、シールが剥がれたりしなかったこと、着けては剥がすルートなので、不安でしたが自分のシールは問題ありませんでした。「登りの際に、きちんと靴を緩める」をした結果か、それともただ単にラッセルというほどの雪が深くなかったのと、4月という時期のせいか、それはわかりませんが

西山山頂から見える至仏山

西山山頂からのパノラマ

【風景】基本的に、ゲレンデ外では樹林帯の中で、眺めが楽しめられるのは西山山頂くらいです。

Y田さん写真(1)
西山山頂(1)

ぼやけてしまったし
 肝心なところが写っていないかもしれませんが
 トラックバックの操作が今回は出来ました

【今回挑戦したこと】前回、中途半端だったGPSのトラックバックですが、
 Track→Save→全てのログ(Entire Log)→軌跡ナビ(Track Back)→出発点(To Beginning)
にしたところ、上の画面が示すように(?)、無事ナビが始まってくれました。ですが、今回は来た道を戻るのが目的ではないので、トラックバックの操作が確認できたことで、目的達成。

西山山頂(2)
 少し奥にありました

【他のパーティー】尾瀬岩鞍スキー場は、震災等の影響により今シーズン本日が最後の営業。それにしては、がらがらでリフト待ちなどは(ほぼ)ありませんでした。ゲレンデ外は他の人(パーティー)に会いませんでした。

12:35 お待たせしました

皇海山

【今回のルート・下り】木は確かに生えていますが、前回の武尊ほどのツリーランではなく、スピードを抑えれば問題なく滑れると思います。でも、右の俣沢での終わりの頃は、だいぶ木が細かく生えていて、自分レベルだと少し難儀しました。

K林さん、今回もいろいろと
 ありがとうございます

【今回の雪】山の中では、スキーが隠れるほどで特にラッセルということはなかったです。山の中ではとても快適な雪で、久しぶりに滑りを楽しめました。でも、右の俣沢を滑った時、標高1850mから滑った時、いずれも終わりの頃は雪が重たく(自分に疲れが出てきた?)なっていました。ゲレンデはガチガチの悪雪、圧雪されている所が、多少滑りやすかったです。

12:55 標高1850m 30分の休憩

【今回の(自分の)滑り】今シーズンは滑りを楽しめないことが多かった自分ですが、ようやく楽しめた感じでした。テレマークターンが基本的にできました。ゲレンデでは結果を出していましたが、ゲレンデ外に出ると、どうもということが続いたので、とりあえずうれしいです。でも、少し木が密になると、下の方に下りてきて雪が重くなると、ターンが遅れ、テレマークターンができないことがありました。雪がガチガチのゲレンデは、テレマークターンはできるものの、腿が痛くて仕方がなく、滑っては止まり、滑っては止まりで下りました。

13:40 ルートの確認

滑るK林さん

【使わなかった装備】共同装備:コンロ、燃料、個人装備:スコップ、ゾンデ(小物を除く)、あくまでも記録として

滑ってくるK元さん
Y田さん写真(2)

今回のルートのトラックログ(赤:登り、黄:下り)、S:8時50分シールをつけた地点

今回の山行の「速度/時刻のグラフ」(縦軸:速度、横軸:時刻)
(区間1:西山山頂まで)(区間2:右の俣沢滑降)(区間3:標高1615mから1850mまでの登り)(区間4:江戸沢に向かって滑降)
(区間5:ゲレンデを登る)(区間6:ゲレンデを滑る)

Y田さん動画・ありがとうございます


「いろいろ他人から指摘されるものの、実際にはどんな格好で登っているか?」が気になり、自分の登っている所を撮ってほしいと、公募したところ、F浦さんが応じてくれまして
以下、F浦さんに撮っていただいた自分の登っている所の写真です。ありがとうございます。
 

一番右が自分
 他の人も、少しは前のめりになっています
K林さんの方が安定感があります
自分は少し、棒立ちかもしれません
ゲレンデ外へ
キックターン
 なんか中途半端です
やっぱり、棒立ちになっている?
これは、すいぶん前傾しています
頭ではわかっているのですが
 それならこういう前傾写真を撮られてはいけません
棒立ちな自分
 スリップしても仕方ないのか?


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