乗鞍岳(未踏)

2010年8月15日(前夜発)

単独行

 黒部周遊沢旅に行く前は、「(黒部周遊が)あまり経験してない長期山行(自分の中では)なので、帰ったら疲れきってとても山どころではないかもしれない」という考えを捨て切れませんでした。ところが、帰ってきたら、疲れはほとんどなく元気バンバンなので、(といってもできる限り短時間で行って来れて)面白そうな3000m峰ということで乗鞍岳を選びました。次回またチャレンジすればいい、この山は別に急いでいません。

8月14日
23:00 新宿駅西口 都庁大型バス駐車場発

8月15日
天気:曇り
4:15頃 新島々駅着
5:15 新島々駅発
7:05 畳平着

乗鞍本宮
バスターミナルの中のトイレは有料

7:15 畳平発
 バスに乗ってた時に「大黒岳にクマが出たため、そちらは立ち入り禁止になってます」ということを聞きました。でも乗鞍岳山頂は行けるだろうということで出発、進むと立ち入り禁止のロープが、こちらは大黒岳ではないのに? とりあえず周回コースを回る、でも山頂に行けそうなルートなし。確認のため、建物の中に入ると

大黒岳に登れないことは、バスの中で聞いたのですが…

 単独行なので、こういう所で無理はしたくない。ガスが出ていて視界も悪いし、下山。

ガスが出ていて視界も悪い
立ち入り禁止のロープ

 立ち入り禁止のロープといっても、またげば楽に通過できるので、単独でなければ場合により、行ったかもしれません。でも、単独なので行く気なし。

標高2700m

7:40 下山決定・時間があるので、バスは使わずに歩いて帰る

7:45 案外久しぶりかも、道端に生えていたコマクサ

 「大雨・雷注意報が出ています」と上写真のホワイトボードにありましたが、大雨も雷も全くなし。ちなみに、濃霧→眺めはほとんど見れないですが歩くのに差し支えるほどの濃霧ではないです。強風→「畳平―肩の小屋」までの間に、帽子が飛ばされそうな風の強い場所が何箇所かありました。でも、歩くのに差し支えるほどの風ではなかったです。クマですか、もちろん見ませんでしたし、形跡もありませんでした。乗鞍岳は(バスで手軽に登れてしまうので)いろんな人が来るから、山の管理側はとりあえず安全策を取るしかないのだろう。

8:02 肩の小屋近くの雪渓

 肩の小屋近くにある大雪渓には、「7月下旬まで夏スキー可能」とあり、今現在どうなっているか確認しておきたいポイントでした。まず、行きのバスで肩の小屋でスキーの板を担いだ山スキーヤーが下りる、「この時期日本で、実際に滑っている人がいる」ことに驚く。そして、下りの際に肩の小屋に近づいてみると

テレマーク板が

テレマーク板が雪渓の前に置かれてました。実際は滑るのを断念したかもしれませんが、快適に滑れるかどうかはわかりませんが、そういうことなのです。本当にテレマークをしている人は、ここまでやっているのです。自分も、「才能」とか考える前にこの時期まで滑ってみるべきかもしれない。この時期まで滑って、初めて「才能」がどうたらこうたらとか言えるだろう。山頂には行けませんでしたが、これを見ただけでも、乗鞍に来た価値はありました。

8:36 ガスが晴れてきて

8:50 位ヶ原山荘
 そもそも、最初の予定は畳平より下はバスを使うつもりでした。ですから、あまり大きな声で言えませんが、畳平より下の登山道はさみしい、位ヶ原山荘より上は車道を通ってしまったため(登山者には出合わず)、確実なことは言えませんが、位ヶ原山荘より下の登山道は荒れてはいませんが、一人の人しか会いませんでした。ここまで登山道を利用する人が少ないとは思いませんでした。物好きの世界といった感じで、畳平より上がそこら中に道標なのに対し、畳平の下は道標も少なく、目立ちません。

この登山道の入り口は何だ?

また、車道を歩いていると、自転車で車道を登り下りしている人を何度も見ました。最初は、下りが連続するので、さぞ楽しいだろうと思いましたが、そのうちにあまりにも一方的な登り・下りなので「変化がないコース楽しい?」と。

自転車の人も車道に多かったです
これも登山道への入り口です。入るとしっかりとした道なのですが…

11:05 観光センター着

観光センターの案内板にも
今回の山行の大まかなルート図

12:08 観光センター発(バス)
 途中、車両火災のため、交通渋滞となりました。
13:47 新島々駅着
14:05 新島々駅発→14:35 松本駅着
              15:19 松本駅発→17:47 立川駅着

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