秋の岩トレ(奥多摩・つづら岩)

L:S野さん、メンバー:Ta田さん、K林さん、F川さん、I井さん、M井さん、N方さん、O庭さん、S石さん、自分

伝言ゲーム:前回、行ったS林さんの「まだ課題はありますが登ることに関してはだいぶ上達し、この秋の岩トレからベテランについてもらって、少しずつトップリードもできることでしょう」という言葉が、S野さんに伝わり、さらにS石さんに伝わるうちにどうやら、「つづらでは(自分が)トップリードできる」に変わっていたらしい。

09年11月8日
天気:曇り時々晴れ(晴れ時々曇り)
6:30 立川駅発→6:59 武蔵五日市駅着
            7:10 武蔵五日市駅発(M井号、K林号)→7:30いつもの停車場
8:00 いつもの水場
8:30 つづら岩着
 (今回はS石さんと、その他のメンバーの内容は把握していません)

さあ、岩トレ開始

 一般ルート(途中の支点までリード)下降路は登山道
 S林さん→S野さん→S石さんへと、伝言ゲームが行われ、いきなり一般ルートを自分がトップで登ることに。自分も伝言ゲームが行われたことに気付かず、登れたことは登れましたけど、一つ一つの判断に時間がかかってしまい。一つ一つの判断に、「そんなことをしていたらホンチャンでは、なんたらかんたら」と注意を受けることに。1週間前は、一度セカンドで行ってそれからトップでしたが、今回はいきなりトップ、うーん。以前登ったことのあるルートですが、「どっちだっけ」と迷いながら進む。途中で多く支点をとりすぎ、ビレイをとる点まで5−6mというところでヌンチャクがあと3本、慣れている人だったら何でもないでしょうが、慣れてない自分はちょっと怖いです。下でビレイしているS石さんに確認。「シュリンゲにカラビナをかければいい」そういえばそうだ。無事支点にまでたどり着き、こんどは登ってくるS石さんをビレイです。出だしを登るころ、S石さんフォール、ですがロープの流れが悪かった(自分の支点の取り方が悪かったからです)ため、フォールしたにもかかわらずほとんど感触が伝わってこず、大した怪我もなく問題なかったですが、現時点での自分のレベルはそのくらいであるということです。
 トップ交代、支点より上に登るS石さんをビレイ、ですが慣れないことをして頭が真っ白になっていて動作一つ一つが遅れてしまい、ロープを送り出すのが遅れてS石さんに怖い思いをさせてしまう。

これは時間的に、もう少し後の右クラックの終了点の写真ですが(S石さん)

 左ルート(ずっと、セカンド)下降路は登山道
 こんどはセカンドで登るS石さんをビレイ、2本のロープが平行につけられていく。今までセカンドで何度かしていたけど全然気がつかなかった。こういうふうに、平行にならなければならないのだ。それにしても絡まるロープだ。絡まるロープとの格闘。前回、支点の手前が鋭角になっていて処理に困った記憶がありましたが、S石さんは、手前の木に支点をとることによってその問題を解決していた。「コロンブスの卵」です、なんで気がつかなかったのだろう。
11:25 昼食
12:40 岩トレ再開
 右クラック(途中の支点までリード)下降は懸垂
 気を取り直して再びトップリード、前回も登ったルートですが、登っている途中、S石さんから「交差しているので、一本のロープをもう一本のロープの下から通すよう」言われる。そうか、こうすれば解決するのだ。確かにトップリードに挑戦できるようになってきましたが、至らぬところばかりです。途中の支点につきトップ交代。さてさて、沢に使った「ポケットの多いチョッキ(正式名称を知らないので)」を岩でも使えるか試してみました。確かに使えないことはないですが、ヌンチャクを回収してハーネスに取り付けるとき非常に邪魔で、沢には通用しますが、岩は別のものを考えたほうがよさそうです。この件でもそうですが、自分はヌンチャクをハーネスから外す、ハーネスにつける要領が悪く、こういった点でもまだまだです。
 いろんなことがありながらも、終了点までたどり着き、無事懸垂下降でさあ次へ、と思いきや、回収しようとしたロープが動きません(連結したロープの)結び目がつっかかっていたようで、最初にS石さんが下降して確認のため引いた時は動いたのに、自分が下降したら動かなくなった。自分の懸垂下降は基本的なところなら問題ないですが、ちょっとでも応用的なことをするととたんにぼろが出る。連結したロープの結び目を特にずらしたりするようなことは当然しなかったが、降りる直前に結び目がどういう状態になっているかチエックする余裕はなかった。今回はトレーニング用の岩場でちょっと登れば直せるのですが、本番の懸垂ではこうはいかない。これを良い経験にするしかない。

13:30
一般ルートを登る、K林さんとF川さん

13:30 三段ハング(途中の支点まで行き、懸垂下降)
 まずS石さんが登って、その後セカンドで登りました。ハングしているところでガバがなく、情けないことに足が震えて仕方ない。外岩歴何年になるのだろう。微妙に進歩していると言えば進歩しているが、いつまでもこんなところでビビッていたくない。「支点のしっかりしていない、外岩」であるつづら岩という固定観念に押しつぶされてしまったか。S石さんの「A0でもいいから上がってこい」の声で、ロープにつかまりながらも下の一段目無事通過。ゼーハー、ゼーハ、息が切れます。下の一段目を少し上がったところから懸垂でおりました。

14:45
ビレイするN方さん
登るF川さん
 上でビレイをしているのがS野さん

15:00 岩トレ終了
 今回は登りませんでしたが、つづらでは珍しいことに南面よりも東面の岩場のほうが、(アイゼンの練習などにより)混んでいたそうです。
15:30 つづら岩出発
16:15 いつもの停車場着
16:30 いつもの停車場発→17:00 武蔵五日市駅着
                  17:08 武蔵五日市駅発→17:28 拝島駅着

 確かに外岩には行きたいが、行ってガンガン登りたいというほどでもなく、写真でも撮りながら一つ一つ登りたいと思う自分がいる(だからあまり上達しないのかも)。この趣向は岩を始めたころから変わっていない。

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