恋ノ岐沢(途中まで)(コイノマタサワ)

2009年10月11(前夜発)-12日
L:M井さん、SL:S林さん、メンバー:自分

2年前と同じ:久しぶりに現在地を大きく間違えていた。最近はF川リーダーの下、だいぶ読めるようになってきたはず、だったのですが…。今回はこのルートを何回も行っているリーダーで、後から考えれば油断してしまった。磁北線を引き忘れるなど準備不足もありました。以前そうだったように、地図を読み間違えていた。油断するとこうなるという、良い経験だと思う。

10月10日
19:20 石神井公園駅出発
 恋ノ岐は尾瀬の平ヶ岳に登る沢で、尾瀬だから沼田、水上ICあたりで下りるかと思ったら、どんどん北上して、湯沢までも超えてしまって、尾瀬って広いのですね。沼田あたりで、今日は「運転の必要なし」と思ってしまって、そういうことなのか。
 トンネルを抜けたら、雨、雨、雨でした。
21:45 小出IC
21:50 道の駅・湯乃谷(仮眠)

今回の山行の概念図

 今回は上の概念図が示すように「恋ノ岐沢での沢登り」というより、「場所が恋ノ岐沢での紅葉がり」でした。それでも、紅葉と沢を体験できたし、10月に泊まりの沢を経験できていなかった自分にとって初めて山中での1泊でした。新しい用具なども試せて、行っただけのことはしたと思う。


10月11日
天気:雨のち曇り
6:45 道の駅出発


 起きた時は、雨は止んでいたのですが

8:00 恋ノ岐橋
8:50 出発
 清水小屋まで登山道が続いている地図もありますが、踏み跡はあるもののどんどん廃道に近づいていて、距離にして500m進んだ標高840m付近で入渓です。

9:40
 雨の中、入渓

 今回、名前を知らなくてすいませんが、釣り屋さんがよく使っているイメージのある、チョッキにいろいろポケットがついたタイプの衣類? を使ってみました。なぜ今まで使わなかったのだろうと思うくらい、使いやすいです。ウエストバッグだと基本的に入り口が一つなのでいろいろ探したりすることがありましたが、ポケットがいろいろついているので、ポケットと入れるものの対応さえ覚えればすぐモノを取り出せます。今後は特に問題のない限り、沢ではこれを使用しようと思います(前回使用したGrab Bagはなんか違うので使用せず)。

10:20
 滝が出てきました

 渓流シューズも新しいのに変えました。空いた穴が広がってきたのと、インナーがずれやすくなってきて、そろそろ別のをということで、「赤石」→「柳又」です。28.0を購入したら、ちょっと大きかったようで、使えないことはないですが27.5も購入しておいて、「易しめ」は28.0、「難しめ」は27.5とか使い分けたほうが良いかもしれません。

10:30
 紅葉がちらほら

 リーダーより、10年前ならこの時期、紅葉の真っ盛りですが、今は地球温暖化なのか、少し早かったのではないかとのこと。確かにそうかもしれないですが、少なくとも10月の沢を楽しむことはできました。

休憩

読図ミス:読図はそれほど難しいことでなく、先を進みたい気持ちを抑えてただ根気よく「仮説、検証」、「仮説、検証」を繰り返すことなのかもしれない。もう少し別の言い方をするのなら、前提なしに地図を取り出し読図をしても読図にならないことがある。「ここをこう進んできたから、次はこういう風景が現れるはず(仮説)」です。進んでみて予想した通りの風景が現れたら仮説が合っていたということ、別の風景が現れたら仮説が違っていたということ(検証)、別の仮説を立てて、また進んで検証する。
 沢で重要な情報はやはり「支沢の流入」、これが一番の情報源、沢が右に曲がっているとか、左に曲がっているとかは、「支沢の流入」に比べたら補足要素。仮説検証をきちんとせずに、おおよその歩いた距離と現場情報(今回補足要素でしかない、沢の曲がり)で、読図をしようとしてしまった。
 あせらない、平常心で、「仮説、検証」をもういちどやってみよう。
 逆に言うと、現場でない机上でする読図のトレーニングというものがよく登山誌の紙面をかざるが、しないよりはしたほうがましであるが、根本的な対策にはならないのでは、と思う。

12:50
 この滝は右を登りました
13:00
 山旅(沢旅か?)

13:05 清水小屋(跡形もなし)

本格的な紅葉はまだまだですが、とりあえず少しは楽しめました。
テン場から少し登った所にある滝(右、左、どちらでも可)
本日のわがや

 初めての、10月の沢の中での泊まりですが、ツエルトの中で、シュラフカバー+インナーシュラフ、雨具上下+山用下着+ライトダウンセーター+山用長そでシャツ+沢用ズボンで、快適にすごせました。これで通用するかは天候、標高などいろいろありますが、とりあえず今回はこれで通用したということです。
 その他、ビリー缶の取っ手がないとの指摘を受けまして(気がついた時はなかった)、後日、別の取っ手を針金で結んでおきました。

10月12日
天気:晴れのち曇り
6:00 起床

朝食のしたく

8:10 出発(リーダーは周囲を散策、S林さんと一緒に出発)
 テン場に置ける荷物は置いて、必要装備だけで出発です。今回は、新しく沢用50リットルのザックを購入しまして、初使用です。今までは沢用、山スキー用と分けていませんでしたが、装備も全く違うし、分けたほうが良いかもしれないと思い、分けました。だいぶ使いやすいです。
8:40 5mの滝・戻る
 S林さんより、この時期は落ち葉の上に不用意に足をのせると滑ることがあるから、できるだけ落ち葉を払ってから足を置くように、とのことです。

この滝まで行って戻りました。
顔を出す平ヶ岳、
 あそこがゴールか

 後から考えれば、もう少し先まで行きたかったが(現在地を間違えていたので)、変に突っ込んで怪我とかしたくもないし。毎回、こういうのは嫌だけど、10回に1回ぐらいはいいかもしれない(2009年10月現在はこう思う、考えが変わるかもしれません)。

青空と紅葉


9:10 元・清水小屋

10:35
 ようやく沢の大部分に光が当たるように

11:15 出発
13:40 恋ノ岐橋着
 今度、恋ノ岐に来るときは、平ヶ岳の山頂まで行きたい。

恋ノ岐橋

14:15 出発
15:25 檜枝岐の温泉
16:20 出発
21:00 浦和IC
21:30 赤羽駅解散

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