西ゼン(魚野川・仙ノ倉谷)

 あれは2000年の10月、武尊山に登った時のこと、小屋の人から「この時期は武尊に沢登りで来る人もいる」ことを聞く。その時は沢と言えば、6−8月だと思っていたので、「沢の水冷たくないですか? そんな人がいるのですか? 紅葉のシーズンに沢?」でした。その後2005年10月に丹沢のモミソ沢に行ったものの、それは紅葉の沢でなかった。自分にとって初めての紅葉と沢です。

2008年10月5日(前夜発)
L:Y口さん、メンバー:K林さん、自分

10月4日
15:10 是政駅発(リーダーの車)→17:30 駒寄PA
18:35 (越後湯沢の)山の湯着
19:05 山の湯発→19:35 仙ノ倉林道ゲート
 テントを張って、夕食を食べて、普通の前夜発よりゆっくりできました。

10月5日
天気:曇り

今回のトラックログ(6:00−15:20)(登り:赤、下り:黄)

6:00 仙ノ倉林道ゲート出発
 思っていたより天気は良さそうです。今日、一日なんとかなりそうです。

吊り橋を渡る(6:21)

7:10 仙ノ倉谷との二俣着・沢装備に
 他にも入渓するパーティーあり、5−6人くらいのパーティーと、二人パーティーでした。その後にも二人パーティーがいて、この時期に、こんなに人に会うなんて久しぶりにメジャーな沢のようです。その他、水はそれ程冷たくないです。ネオプレーンの靴下を履いていれば、行けると思います。
7:35 仙ノ倉谷との二俣発

目指す平標山頂

 ゴロゴロした岩の沢歩きが続きます。目指す平標山頂が見えます。通過するであろうルートが見渡せます。丹沢では考えられない視界の良さ!です。こういう沢もあるのですね。先行パーティーが見えるなんて、信じられない世界だ。
8:00 ダイコンオロシの沢との二俣(下のトラックログで@)

視界が広い
手前の滝は右の写真と同じ滝 この滝は右を行ったと思います

8:20 イイ沢との二俣(下のトラックログでA)
 イイ沢との二俣を過ぎた辺りから、平坦な「沢歩き」は終りになり、斜度のある沢登りになります。

秋の沢登り
 紅葉と渓谷
沢登りのヒトこま
 待ち時間がもったいないので、撮りました。登っているのは別のパーティーです。

 相変わらず、画質の悪い動画です。以前は転送速度が問題だと思っていました。なので、JCOMの160MBに変えてみました。それでも、こうなるのだから、転送速度が問題ではないということです。こうやって一つ一つ解決していかないと、前に進めない。でも、YouTubeに転送する前の画像はここまで悪くないです。

東ゼンとの二俣手前の5mの滝を登るリーダー 左動画の写真

 先行パーティーは、この5mの滝の左を行きましたが、自分達は右側を行きました。自分にとってこの滝は、「最初に登るのは無理かもしれないけど、2番手としてなら登れる」。そんな感じです。
9:20 東ゼンとの二俣(下のトラックログでB)

6mチムニー滝 この滝は左を行かず右へ

 先行パーティーは左を行きましたが、さらに右に簡単に行けそうなところがあります。「右に行けばすぐに滝の上にあがって台地状になるか」と思ったら、平らなところは滝の上に行っても出てこず、だいぶ微妙な傾斜のスラブ(スラブというよりはナメスラブ?)がさらに上まで続き、その後左へトラバースしました。この手の微妙な傾斜が苦手です。そして、ごくたまにぬめって滑る岩があります。

どう通過したか忘れました 第2スラブ

 第2スラブは沢よりも右側を進みました。

たぶん左側を行ったと思います

10:40 二俣(下のトラックログでC)
10:50 水を汲む(その後すぐ水枯れる)(ここから下の地図で藪こぎのトラックログに設定)

遠くに見えるのが尾瀬の山だと思う 今度の藪こぎは前回ほどではありません

 今回の藪こぎは前回よりも楽で、笹の太さも前回より細い(跳ね返っても痛くない)ですし、踏み跡は80%ありますし、点々と藪のない場所があり、そこで一息つけるので、藪こぎはしましたがつらくない藪こぎでした。同じ魚野川でもずいぶん違うもんです。

ササ草原 藪の中からコンニチワ

11:32 登山道

池塘(登山道に出会う) もうすぐ山頂

 池塘が出てきて、登山道に合流です。山頂へは最後の登りがちょっときつい。
11:55 平標山山頂着(沢装備を外す)

久しぶりに来た平標山頂

 山頂は風が強く、ちょっと下りたところで休憩をし、沢装備を外しました。
12:25 平標山山頂発

出発した後、山頂はガスに包まれる 紅葉もそこそこ楽しめました(1)
この小ピークまでは道は穏やかでした

 上の小ピークを過ぎた辺りから、道が整備されていなくなります。自分、滑って笹の中に2mほど落ちました。踏み跡はしっかりしていて道に迷うことはないと思うのですが、道が崩壊しているところや道にまで笹が伸びているところ、登山道になったから安心と思いきや、整備されていない道です。しばらく行くと笹が刈りはらわれていて、それはそれで良いのですが、刈り取った笹の上に足を乗せて笹ごと滑ってしまう、というのを一度しました。

紅葉もそこそこ楽しめました(2) 紅葉もそこそこ楽しめました(3)

 13時ころから、先ほどまで沢登りをしていた西ゼンが下山路からくっきりと見えるようになりました。なんて、視界の良い沢! こんなこともできるなんて、「あそこを登ってきたのかー」と感無量です。沢登りで、下山路からこんなに登ってきたとこを一望するのは初めてかもしれません。

この沢を登ってきた!!

14:10 仙ノ倉谷との二俣着
 下のトラックログを見ると、ちょっと二俣とは位置がずれています。

主要部分のトラックログ(7:10−14:10)
沢登り:紫、藪こぎ:緑、登山道(登り):赤、登山道(下り):黄

15:00 吊り橋
15:20 仙ノ倉林道ゲート着
15:40 仙ノ倉林道ゲート発
15:50 (越後湯沢の)岩の湯着
16:40 岩の湯発
 車に乗っている最中、雨が降ってまいりました。こういう点では、今年は天気に恵まれました。
20:20 是政駅着

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