2008年2月24日
天気:晴れ
リーダー:N村仁さん、メンバー:O野夫妻、自分
今回は行ってそれほど結果は出せませんでしたが、「次につなげるだけのことはした」という感じです。登る時はそれほどでもなかったですが、この日は風邪気味。行きの電車内では鼻水が出てしょうがなかったです。そして、この日も寒かったです。
7:01 新宿駅発→8:32 小田原駅着
8:38 小田原駅発→8:55 湯河原駅着
9:00 湯河原駅出発(タクシー)→9:10 幕山公園のタクシー乗り場
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この時期、幕山公園に入るには入園券(200円)が必要となります |
前回1月行った時は、梅のつぼみが見れた程度でしたが、あれから1ヵ月たったのでもう満開かなと勝手に考えていたら、まだまだ3分咲きでした。幕岩は幕山公園の中にある岩場です。
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梅三分咲き(1) | 梅三分咲き(2) |
9:25 岩場(希望峰)到着
希望峰の前に荷物を置き、すぐ近くの割礼塔でウォーミングアップ、ということです。9時50分ごろから、クライミングを開始しました。
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希望峰 | 割礼塔 |
10:00−10:30 ダークヘラー(5.9)をトップロープで
桃源郷の5.7-5.8代のルートは先客がいてできないので、ウォーミングアップから5.9です。今の自分に、最初から5.9はきつかったです。トップロープでしたけど、後一手ができず1回テンション、その後はすぐに体制を整えることができ、ホールドが見えて無事登れました。
次に、割礼(5.10b/c)をリードで登るリーダーをビレイ。リーダーがフォールの時、「振られるので、ぴたっとロープを止めようとしないように」と言われる。「しまった」と動揺して、リーダーを下してしまい、下りてきたところでビレイを解除してしまいました。さらに、リーダーから「下ろす時はきちんと確認、ビレイ解除もきちんと確認」と言われる。落ち着いてやればしないはずのミスなのだが、こういう所で経験の浅さが出る、理解の無さが出る。
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N村さん | O野Yさん |
11:50−12:20頃 割礼(5.10b/c)をトップロープ
リーダーから「10aだから、トップロープで登ってみたら(昔は10aだったというのを、とりあえず信じよう)」と言われ、断る理由もないので登りました。ハンドジャムを使えば、もっと楽に登れたでしょうが、テーピングしないと、自分はジャミングを思い切ってできません。中途半端なジャミングしかできませんでした。ゴール最前の支点を外すところまで登れましたが、そこで力尽きました。しばらくは、灰のようになっていました(笑)。
最高カンテを登るO野氏(YouTUBE(動画です)・音声なし・これを録画したデジカメは5分ほど経つと自動的に録画を停止するようです)
・大滝フェイス
また、ここに来ました。2年ほど前、この岩場に来た。その時、この岩場でけがをする人を見た。鼠返し(5.7)だったと思う。当たり前といえば当たり前だが、ロープを付けてつけ方が間違えていなくてもけがをする時はけがをするのだ、ということ。その時は、「むしろ傾斜がないからけがをした、こういうスラブの方がけがをしやすい」と聞いていた。あれから、幕岩には来ていたが、大滝フェイスには来ていなかった。
先に登ったリーダーから、「支点がしっかりしていない、アルパイン的なルート、安易に落ちれない。落ちる時は、できる限り墜落距離が小さくなるようクライムダウンして」ということを聞く。
15:00頃−15:30 馬返し(5.9)をリードで
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大滝フェイスにて |
途中まではなんてことないただの岩場です、しかし最後の5−6mがやっかいです。そもそも、2年ほど前登れたという安心感から、下から見ると難しくなさそうという感じから、簡単に行けると思っていました。ところが、このルートはあまり登られていないのか、岩場に落ち葉や苔がすいぶんあります。(1)フリークライミングをする幕岩の中では、アルパインの要素が強い岩場です。そこの所が事前にうまく整理できていなかった。(2)前回は5.7だったのに対し今回は5.9だった。(3)前回来たときの怪我をした人が急に思い出された。(1)−(3)などあって、精神状態はめちゃくちゃ、整備されていればなんてことないと思いますが、それ以上の余計なことに心がかき乱された。リーダーの登ったルートを無視して、大幅に右に曲がりながら、なんとか上まで行けた。なりふりかまわず、残置されたロープまでつかんで(勧められない行為)、木をつかんで上まで行けた。
さらに、左へトラバースしてなんとか、終了点までたどり着けた。「さあ、セルフビレイをして、下降だ」と思って、後ろを振り返ると
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しゃれにならない(でも笑い話にしよう)ミスの例 |
木をつかんで上に上ったときロープが木に引っ掛かったまま来てしまった。しばし、茫然。仕方がないのでとりあえず、セルフビレイ。木に引っ掛かっていなければ終了点にクリップして下降となるのだが、そしてその時はエイト管を持ってきてなかった。エイト管があれば懸垂で下りればよいことはわかっていたのだが…
どうしようもないので、下からの指示を仰ぐ「セルフビレイしました」。リーダーの適切な指示のもと、ATC(よくよく考えればATCでも降りられるのであった)で無事下降しました。今回再び登って、あの怪我の理由が以前よりもわかった気がするし、アルパインとフリーという点でも理解に近づけたと思う。ただ、その後はとても登る気がせず、本日のクライミング終了(自分の場合)。
17:00 岩場出発
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登攀禁止になったエリア(1) | 登攀禁止になったエリア(2) |
最後に、最近登攀禁止になったエリアが、どういうことになっているか見に行きました。「1月27日(日)の夕方、てんとう虫ロックにおいて、岩場からの落石が遊歩道沿いの木製ベンチに当たると言う事故が起こりました。」(日本フリークライミング協会のHpより)ということなのだが、登攀禁止にするまでの理由がよくわからない。外岩も有料にして管理するもしくは地元にお金を落とす、ということをしないとやっていけないということなのだろうか? 登攀禁止になるくらいだったら、1000円くらいだったら払うが、そういうことではないのだろうか?
17:20 タクシー乗り場
17:30 幕山公園のタクシー乗り場出発→17:40 湯河原駅着
解散
17:52 湯河原駅発→19:30 品川駅着
19:40 品川駅発→19:55 新宿駅着
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