積乱雲ウオッチング

積乱雲(入道雲)雷雲とも呼ばれ、
雷・突風・ひょう・竜巻・豪雨(豪雪)…
をもたらす激しい雲である。

夏の暑い日や、日本海(冬)では、
肉眼でもモコモコと、
勢いよく発達するのが見えたりするし、
遠くから見ると、
まるでキノコの成長の早送りのようである。

さて、雷雲が近づいてきた時の記憶を
具さに思い出してみると、
けっこう個性に富んでることに気が付く。

たとえば、
ある日は、水没するかと思うほどのだった。
別の日は、で耳がキンキンするほどだった。
またある日は、真っ白になるほどひょうが積もったetc…

雷雲には個々に、
”得意分野””苦手分野”を持っています。
だから、
1時間に100ミリクラスの豪雨を降らせる雲が、
大きなひょうを伴うことは、まずないし、
家をペシャンコにするほどの
突風を起こす雲からは
雨が降らなかったりもする。

(注)ごくまれに「スーパーセル」と呼ばれる雷雲
発生します。”多分野”において超一級の力をもっていて、
非常に危険である!

稲妻の光の色も、
黄色というイメージが強いですが、
実際には紫がかった白が多いと言います。

ほかにも、青みがかっていたり、
桃色だったり、
ときに目の覚めるような金緑色だったり・・・

おおまかに、夏の夕立の雷は赤系、雪国の豪雪時の雷は青系
が多いと言われます。
他にも、赤い雷は大雨だ〜!
桃色の雷は音ばかりで雨少ない、
緑の雷は一刻もはやく逃げよ!スーパーセルだ〜!
ことわざ・迷信も含めて
各地で言い伝えられてるようです。

また、稲妻の形も
幕型・リボン型・大樹型・球型・……
雪の結晶並に変化に富んでいます。

雷をじっくり眺めるのも、
たまには愉しいかもしれない。
もちろん、危険のないよう十分注意しながら……


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